小説 『 天下人になろう 』 その裏側で……
このお話は、 歴史カテゴリ交流企画の宣伝用に描いたモノです。
既読の方はスミマセン、加筆修正してあるので大丈夫だとおもいます。
面歩、ひさひで
まえがき 『序章に入る、その前に……』
この物語は、『歴史カテゴリ交流企画』参加作品です。
皆様はじめまして、『面歩』こと、”ひさひで”です。
(”ひさひで”という名前は、私が松永弾正が好きだと云うことで、お兄様に無理矢理付けられました。)
ペンネームの通り、面白く歩でゆきたいです。
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『 てんかびとっ 』
皆さんは『天下人』と言われて、誰を思い出しますか?
古いシステムを完膚無きまでにぶち壊した、” 魔王 ”信長さまですか?
それとも、荒くれ者さえ手懐けた、” 人たらし ”の太閤秀吉でしょうか?
もしかして、ぼけっと見ていた、”ぽっちゃりさん ”の家康くんなのかな?
― 天下餅の歌 ―
織田がつき 羽柴がこねし 天下餅 座りしままに食うは 徳川(家康)
と云う歌がありますが ……、
(家康くん曰く、餅は箸休め、カレーは飲み物だそうです。)
有名な歌です。
まあ、餅の材料を、予めご用意したのが、『三好長慶さん』です。
三好という前例がなければ、彼らに天下は廻らなかったのかも知れないです。
(まるで、3分クッキングのような手際のよさですね、これも歴史の妙というものでしょう。)
日本は、何事も『 先例主義 』の国ですからね。
たとえ”あの”信長であったとしても、いきなり京にやって来ていれば。
そう易々と天下に覇を唱えられなかったに違いありません。
三好長慶という 『ちょ~ど良い具合な人』 が、天下をお膳立てしていてくれていたんですね~。
信長は、まるではかったかのような、絶妙のタイミングで登場しました。
なぜ私がそんな事を、いきなり言い出すのかと言えば……。
それは、私が……。
小説家になろう【第1回 歴史カテゴリー交流企画】
「この歴史上人物の物語が読みたい!」
という、一応公式に許可された企画に参加することになってしまったからであります。
(詳しくは検索を!)
ある日、私は日課となった執筆を終え、”梅ぇしゅっ”をのんで、
かなりのほろ酔い気分で、ROMっていたのです。
そしてそこで 『かの企画』 と出会ってしまった……若気の至りですね!
『コンペなどのように、競い合おうという話では無く、作風の違いなどを読み比べて楽しみたいなぁというお祭りのような気楽な物です。』
思わず、『北星』さんという方の活動報告に、「参加します♡」と書き込んでしまったのでした。
『認めたくないものですわ、酔っていた上での過ちというモノは……。』
そんな風に、ちょこっと格好を付けても…後の祭りでした。
結局の所、なんだかんだ言いつつも、わたしはこのイベントを楽しんでしまっていたのです。
(後でそれが大変な事態になるとも知らずに……。)
その時、私は密かに短編のプランを温めておりました。
よし、『井伊直政』でいこう。
とかるく考えていました……。
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― テーマ選考会 ―
まずは、”誰をネタにする?”のかの選考が行われました。
「”ひこちゃん”は、井伊直政っとな!」
私は、候補をエントリーしました……。
集計の結果……。
井伊直政 井伊の赤鬼 お師匠さまは、父の許嫁(未婚)! ”ちちうえ~何をした~”
今川義元 海道一の弓取り 織田信長被害者の会1号
内ヶ島氏理 ネタ枠 戦国一悲惨な滅び方をした男
上泉信綱 剣聖 新陰流
小早川秀秋 関ヶ原 不憫枠
雑賀孫一 鉄砲 八咫烏
佐竹義重 坂東太郎 鬼義重
柴田勝家 甕割柴田 羽柴秀吉被害者の会
島津義弘 鬼島津 甥っ子は妖怪首おいてけ
伊達政宗 独眼竜 奥州筆頭
塚原卜伝 剣聖 一の太刀
直江兼続 直江状 愛の前立兜
服部半蔵 半蔵門 ニンジャ
本願寺顕如 一向宗 石山本願寺
前田慶次 傾き者 雲のかなたに
前田利家 加賀百万石 おまつさんちの旦那さん
三好長慶 日本の副王 松永弾正の飼い主
山本勘介 川中島 啄木鳥の計
(以上、企画からの抜粋(一部修正)です)
まあ、ここからが悲劇(喜劇)の始まりです。
「せっかくのお祭りイベントなんだから、普段書かないものを書こうかな?」
私は、”ほろよい紀文”を飲みながら、思ってしまったのです。
『小早川秀秋』もしくは『本願寺顕如』がいいかな? とか、のんきに思っておりました。
― 投票 ―
まあ、こういう投票は、情勢を見極めるのが『セオリー』でしょう。
私は、こまごまと投票の推移を見守りました。
すると……”なんということでしょう!”
皆が、自分推し以外の人物に投票するではありませんか。
「やはり皆、策士だわ」
『後出しで、キャスティングボ-ドを握ったつもりでしたが、……。
まさかのお祭り! まるで、筒井の日和見のように間抜けな結果ではないですか。
こんな事になるのでしたら、先に投じて世論を誘導すればよかった。』
「というわけで、『三好長慶』に一票を投じさせていただきます。よろしくお願いいたします。」
まあ、私も負けじと超難問をチョイスしたのでした……。
― 数日後 ―
決選投票では、『三好』と『小早川』の夢の対決が、おこなわれました。
もちろん、小早川一択です。
三好は、ネタになりません。
「よし、小早川に……」
そう思って、投票所を覗いてみると……
北星さまの書き込みが、私の目に飛び込んで参りました。
『 皆さんの投票ありがとうございます。
だいぶ接戦ですねぇ。
SかMかと言われると、どちらかというとMなので、M好超オッケーという名前がそそります……
という戯言はともかく、相変わらずの愉快犯なので、三好長慶に一票です。
皆様どうぞ宜しくお願い致します。 北星 』
おお~っ、なんということでしょう、こんな時にもサービス精神を忘れないとは……。
しかも、北星さまは”M”なのか?
こいつは負けられません!!
私は猛然と、キーボードを叩きました。
『 北星さんが推す”M好超オッケー”というお方。
”Mである事が好きで、苛められるのが超オッケーな…ドM仲間?”
それとも……、
”SなのでMが好き、おいで可愛がってあげよう超OKな相思相愛の恋人?”
どちらなのか、気になります!
というのはウソです(笑)
普通に、三好長慶を推します。 (小早川に寝返るのはやめました。)
ちなみにひさひでは、「SかMかどちらか?」と聞かれたら……
「……Lの在庫はありませんか?」と店員さんに確認いたします。 』
と、返事を入れてしまいました。
「やってしまいました……Orz」
そして、その結果……情勢が動き、三好長慶が確定したのであります。
「……どうしてこうなった?」
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― 近況報告 ―
ぶっちゃけて言えば、私はすでに自転車操業の投稿で「ヒイヒイ」言っていたのでした。
しかも、状況はさらに悪化していくのです。
仕事の方が忙しくなり、自由になる時間がどんどん無くなってゆく。
睡眠時間を限界まで削る日々……。
いろいろと悩み、他の考え事が多くなり、ネタが出てこない。
三好だから、"三女子"で、『TS.3人娘登場~』とか思いつきましたが。
読むのは大好物でも、私にはとてもじゃないが書けません!
北星さんに相談だ!
「ああ時間が無い!」
というわけで、一発ネタでギャグをかまそうと思っていた私は、窮地に追い込まれていったのでした……。
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― 泣き言 ―
正直、『三好長慶』という人物は、”ネタ”にしにくいお方なのですよ。
事績は多いのですけれども……なんとも華がないというか地味です。
(わたし個人的には、松永久秀おじさまの方が書きやすそうです。)
長慶さんご自身は、対抗馬だったかのダメ武将、『 小早川秀秋くん 』
それ以下の知名度でしかないのですね~。
ひであき君は、ダメ男なりに 妙に活きのいい素材なのであります。
【そのあたりは、企画参加メンバーの作品をご覧頂ください。】
お題が 『三好長慶』 と決まった途端、ボツネタとなってしまった『良作』がなろう市場にたくさん溢れ出しています。
首謀者の『北星さん』までもが、”豆柴”という、創作落語にでもなりそうな問題作を提示してきています。
(他にも、秋鷽亭さんも、お蔵入りロックネタでフライング参加しておられるようですね……。あとは…おや『小早川秀秋の最期』これは、桜井信親さん、そして、遊鷹さんです。)
どうやら皆さん、それぞれにヤマを張っていたみたいです。
(大人ってキタナイなぁ~!)
まあ、それはどうでもいいけれどね~。
正直悔しくはありますが、楽しい作品が世に出まわるのはいい事だと思っております。
「ヤバ~イ、私もナニかぶっ込まないと……」
私は、焦るばかりで空回りをするのでした。
北星さんが。長編大河小説、『三好長慶』
ほくせいさんが.ちょうへんたいがしょうせつ、『三好長慶』
北斎漫画。超変態が正雪『M女子超OK!』
ああっ、ついに、のくたに移籍か……
ダメです! 壊れました。
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― 魔法は20歳までです! ―
「時間が無ぁ~い、もう泣きたぁい」
と、多少可愛ゆく嘆いても、私は所詮20オーバーでして、無力です。
「時間よ、とまれっ!」と、(思いっきり可愛く)
魔法のステッキ(ポッキーw)で、呪文を唱えるモノの……現実は冷酷でした。
(そそっかしい蜂兵衛も、9べえも、十兵衛ちゃんも…救済の手などこなかったです…。(T-T) )
しかも、無情にもタイムリミットの7/20は、刻々と近づいてくる。
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― 物書き ―
「はあ、仕方が無い……」
私は、非情な決断を下しました……。
「 真面目な小説を書こう! 」
そう、『真面目な小説』です。
なろうの場で、”マイナー人物の まじめ小説”を、一体誰が読むと云うのでしょうか?
それは、あなたなのです!
慈悲の心で、 ” 次の話>> ”
をクリックしてみて下さい。
内容の方は、たぶん大丈夫だと思います!
(兄、ひさまさのお墨付きです ◎)
それでは、軽い気持ちでどうぞ……。
― なお、この前書きは一定時間の周知の後、削除いたします。 ―
みなさ~ん面白おかしく、おおいに楽んで人生を歩んで行きましょう。
面歩ですよっ!
― ひさひで ―
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あとがき
私は、あえて『修羅の道』を突き進みます。
『愚か者よ!』と、笑ってくださいね。
真面目な小説を書こう、というのはネタです!
が、調べているうちに、本当に書くハメになっております。
『天下をとるのは、この俺だっ!』 ~天下人になろう~
よろしくお願いします。
『面歩:ひさひで』
『天下をとるのは、この俺だっ!』 ~天下人になろう~
この作品、作者は、本当に書いております!
ぜひ一度お読みくださいませ。
真面目真面目しないで、キチンと書いております。
面歩、ひさひで