あらすじ
ネロはジェハン・ダアズというおじいさんと、ベルギーのフランダース地方で暮らしていました。
とても貧しいが、やさしいおじいさんと、傷つき、瀕死になった黒犬パトラッシュと、仲良く暮らしておりました。
あるとき、仲良しのアロアと遊んでいると、コゼツだんながあらわれて――。
【登場人物】
ネロ(ニコラス・ダアズ)
貧しいが心根の優しい少年、十五歳。絵とアロアが大好き。
ジェハン・ダアズ
ネロのおじいさん。ナポレオン戦争に借り出され、軍人として戦った経歴を持つ放浪者だった老人で、八十歳。
パトラッシュ
ネロとおじいさんが、金物屋にいじめられて傷ついたところを拾われ、看病してもらった。
黒い毛並みで力のある大型犬。
アロア
ネロたちが大好きな粉ひき屋の娘。ネロの絵画の才能に気づいたのも彼女だった。
ネロよりふたつしたの十二歳。ちょっとわがまま。
コゼツ
アロアの父親。頑固一徹、意見を捻じ曲げない、ネロが嫌いなお金持ち。
エリーナ
アロアの母親で、気が弱く、ネロたちを心の中でしか応援できない。
ネロはニコラスの略名。
そして苗字はダアズ。
おじいさんは兵隊だった。
なぞが多すぎる・・。