7☆過去へのオモイ
「そろそろ私に、例の物作ってくれない?」
暗闇の中、突然全身黒の1人の女が、現れた。
縄で、手足縛られている男が
か細い声でつぶやく。
「焦るでは、ない・・・
それにアレを、作れるとは、限らない。
いや、むしろ失敗する・・・・
今までに、成功した者は、1人もいない・・・」
女は、その男を睨みつける。
「我々 組織は、誰もが、
開発できない物の研究を進めなければならないのよ..
死にたくなければ、進行しなさい!」
男は、歯を食いしばり
例の研究を行った。
女は、無言で足音だけたてて
暗闇のような部屋から去ろうとした・・・
「その前に、君に聞きたいことが、ある・・・」
男の声に、反応し、
足を止めた。
「何・・・?」
「あなたの正体は?・・・そして名前は?」
「名前?そうね…
3つの偽名を持つ者・・・
それで満足かしら?
研究頑張ってくださいね…」
再び、女は暗闇の中、
派手に靴の音をならした。
男は毎日のように、
例の研究を続けていた。
その物が もうすぐで、完成する。
そう、あと一歩で・・・
研究を続行した。
その時、ものすごい爆発があった。
その衝撃で、男は死んだ。
研究所も何もない状態だった..
この研究は、
失敗する可能性は、高い!
それと同時に死ぬ可能性も、
非常に高い!
とても危険すぎる研究だ・・・
女は、そのことを知っていて、
わざと男に研究をさせた。
そして,本当のことを知らなかった彼女は、
ずっと孤独の中戦っていた。
かわいそう・・・・
私が、悪かったのかもしれない!
「・・・ん・・・らん」
誰?この声の主は・・・
私を呼んでいるの?
「蘭!!ってば
」
えっ…その・こ
あっ、そっか
ここは、学校!
授業中だったんだ..
それにしても私、
どうしたんだろう・・・
朝から、変だ・・・
あの夢を見てから..
過去を思いだしてしまう・・・
「蘭! 蘭・・・
どうしたの?
あんた今日何か変だよ・・・
風邪でも、ひいた?」
「ううん、大丈夫・・・
本当に大丈夫だからね・・・」
大丈夫なんてウソ・・・
ウソに決まっているじゃない・・・
本当は、全てつらい・・・
過去も現在も私は、罪人・・・
でも、園子に余計な心配は、
かけたくない・・・
園子には、絶対に言えない
組織の存在を言えるわけが、ない・・・
「蘭、一体どうしたの?
また怖い顔して・・・」
「別に怖い顔をしたつもりは、ないよ..
コナン君、別に私普通だよね・・・」
「うん、別に普通だよ..」
一応、
コナンも蘭と園子の間で授業を
聞いている。
コナンは、相変わらず、
子どもっぽい口調だ・・・
やべーな・・・
園子も気づいていたのか!
蘭の様子が変だったことに..
組織は、蘭以外全滅したかと
思ったが・・・
これだけじゃなさそうだな!
ヤツらの中に何か蘭に関する
手がかりが残っているかもしれない・・・
調べる価値はありそうだな・・・
ほとんど不可能かもしれないが、
いつもの蘭に戻せるような気がする。
これは、蘭の過去を知るべきだな・・・ |