第一話:勝負開始
朝8時45分学校の鐘が教室に響いた。
普通のクラスは一斉に席に着く音や遅刻ギリギリの奴が急いでトビラを開ける音などでウルサイが夢組だけは違った。
一人で黙々と勉強する奴
一人で寝ている奴
一人で携帯をイジル奴
色々やってるけど一切笑顔も無ければ音も無い。これが夢組のいつもの光景だ。
しかしいつもと違うのは夢組に23人全員揃っている事だ。いつもは見た感じ10人ぐらいしか居ないクラスに全員居る。
何か変だなと思いつつ気にしないでいた、そして夢組の担任が来た。
「今日は皆さんに大事な物を渡します。」
〔何があるんだ???〕
担任の声のトーン、今日の雰囲気。全てが変に感じ、悪い予感がする。
渡されたのはいつ頃か分からないが卒業生の作文だった。
「何があるんだ?」
おそらくそう感じたのは自分だけじゃない、周りの人もそう思ってるだろう。中身を読むと余計怖くなった、
「このクラスが怖い」
見た途端何か寒気がした。何か始まるしかも決して良い事では無い。これは予感じゃない100%何か起こる。そこまで確信出来る理由は分からない。
〔でも・・・何か起こる〕
そう感じた時学担任が口を開いた。
「これは夢組の初めての卒業生が書いた作文です。夢組の雰囲気は最初の頃から変わってません。」
いつもより強気な口調で言われた事が余計怖くなった
「この作文を皆さん最後まで読みましたか?」
いきなり弱い口調になった
「この作文の最後を皆さん読んで下さい。」
『このクラスに居る奴も』
これを言った時一瞬教室に一体感が出た。
「これがクラスです。これが普通のクラスです。これが友情です。」
その言葉には何か感じた事が無い重さ、切なさがあった。
そう・・・人が最後に残す言葉の用に。
「私が教えるのはコレが最後です。」
それを言うと服の中から銃を出した。
パーン
全員目を閉じた。
そして誰も目を開けようとしなかった。
そして
「キャーーー」
女子の叫び声と共に全員目を開いた。
案の定周りには血が飛び散り頭には直径3ミリの穴が開いている担任が倒れてた
人は死体を見ると声は出ずまずこの現実を消そうとする。そしてそれが不可能だと分かると以外にも冷静になる。
「誰か救急車をよべ。」
お互いが名前を知らないため何も言えない。
そして一斉に救急車を呼ぶ
しかし電話が繋がらない。全員の電話が繋がらない。圏外でも無く、料金の未払いでも無い。
ただ口をそれえて同じ事を言った。
「あなたは人じゃない」 携帯が故障してもこんな事は言わない事は分かる。
すると教室にあるテレビが付いた。
「皆さん嫌な物を見せてごめんなさい。」
「お前誰だぁ」
頭が混乱していたため強い口調になってた。
「そんな怒んなって。」 相手は至って冷静だった。そのまま話しは続いた。
「君らがさっき見た作文の作者は僕です。僕は夢組が嫌いなのは皆さん知ってるよね?だからこれから僕と君ら夢組の命掛けの勝負を始めるよ。」
それを言うとテレビが消えた。
「命掛けの勝負・・・何が始まるんだ」
誰にも話し掛ける訳でも無くただ一人で呟いた。
キーンコーンカーンコーン
鐘の後に教室のスピーカーから
「命を捨てる覚悟は出来ましたか???それでは勝負開始」 |