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S県のK市内。
サツマイモの名産地で有名。
都心に近い。
だから、都内に土地を得られなかった人々には、職場に電車で行ける近い距離だということで、人々が多く住み始め、近年アパート、マンションが多く建ち並び始めた。
その数あるアパート、マンションの中でも、特に凄いと言われてるアパートがある。
その名は、「矢場荘」
このアパートは、線路沿いの和式。
部屋は広かったがボロい。
洗面所はあっても、風呂場がなかった。
しかも、電車がうるさい。
世の中、人の数だけドラマがある。
だから、この「矢場荘」にも多くのドラマが起きている。
今日は、このアパートに住む人間の何気ないドラマを一つ紹介しよう。
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86号室に住む豊田さんの息子さん、八郎君(12)の場合。
八郎君(12)は、小学6年生の男の子。
この変声期も迎え、少しずつオトナの階段を昇るシンデレラ君には悩みが。
それは、彼の8歳も年上のお姉さんの存在である。
とある某日・・。
八郎君は、小学校で友達の桑島君と話していました。
すると、ガンダムはゼータまでしか認めないと言う自分の言い分から、話がズレ・・。
「そうだ、今日、お前の家に行っていいか?」
と、桑島君が言います。
それを聞いて、八郎君は嫌な顔をしました。
来るなよ!と連呼しても、強引で、カルシウム不足の桑島君は強引に八郎君の住むアパートに行くことにしました。
八郎君は、困りは果てます。
放課後になり、二人は、そのままアパートへ向かいます。
八郎君の顔は、見る見る険しくなってきました。
「そういや、お前の家って来た事ねぇなー」
と、桑島君はワクワク、ドキドキです。
八郎君の低いテーションも読み取れないくらい、彼はハシャイでます。
将来、彼が空気の読めない大人にならないか心配。
そして、到着。
八郎君のアパートの自宅には、誰も居ないようです。
桑島君は、八郎君の部屋に入って、ジュースを飲んで寛いでます。
八郎君は未だに、そわそわしてます。
別に彼の部屋は、人に見せられないような物はありません。
見せられないような物というのは、エッチな本とか美少女フィギュアのことですよ。
エッチな本は、本棚にある適当な本に挟めば意外とばれませんよ。
話は脱線しましたが、彼は落ち着かない理由は・・。
「あれー、八郎来てたんだー」
と、いきなり彼の部屋のドアを開け、女性が現れました。
その瞬間、八郎君の血の気が引きました。
そうです、彼女が八郎君の悩みの種であるお姉さんです。
「こんにちはー」
と、桑島君は照れながら挨拶します。
「友達来てたんだー」
そう八郎君のお姉さんは言います。
しばらくして、お姉さんは出て行きました。
お姉さんが現れたら、八郎君からオーラ力が消えました。
これでは、異次元の世界に行っても戦えませんね。
「おいおいー!」
と、桑島君が喜んでます。
確かに、八郎君のお姉さんは大人の色気があって美人。
「お前の姉ちゃん、美人じゃーん!」
と、桑島君が発情したように言います。
すると、八郎君が口を開きました。
「俺の姉ちゃん・・、本当は、兄ちゃん・・」
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と、このような日常の何気ないドラマが、この「矢場荘」で、日々起きています。
みなさんも、街で「矢場荘」を見かけたら、近寄って見ては如何でしょうか?
きっと、知らなくても良かったことを、知ることでしょう。
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