第4話:正体
____みんな死ねばいいのに・・・・・
あの声は、そう言った。 なんでそんなことを言ったのか分からない。 あの声は何がしたいのか分からない。 あの声は誰なのか分からない。
でも、すごく悲しそうだったのは分かる・・・・
家族を失ったときの私とあの声の悲しみは似ている気がする・・・・
「ねぇ、大丈夫??」
そう言われて、目が覚めた・・・・
起きてみると、そこにはいつものお母さんの姿ではなく美人な女の人とおばあさんがいた。
昨日の人達だ・・・ 私は昨日気を失った所で寝ていた。壁は真っ赤に血まみれで、
昨日とどこも変わっていない。でも一つだけ変わってる所がある!!
家族の死体がない・・・ 私は身の回りも見て、家族の死体を捜した。
そんな行動をしていたから、おばあさんが言ってくれた。
「あんたの家族なら、もう土に埋めといたよ。」
私は驚いた・・・
「え??」
思わずそんな声がこぼれた。
この人達は私の家族を殺してないの?? じゃあ、なんで私の家に??
そんな疑問もわいてきたけど、正直あんな哀れな死に方をした家族を見ないことでよかったと思っている。
「あなたに言いたいことがあるの。」
美人な女の人はそういって話始めた。
「私達はね、ここよりすごく遠い所に住んでるんだけどこの家にとても強い魔力を感じたの。
来てみたら、もうあなたの家族はその魔力を持つ何者かに殺されていたわ。」
え??魔力?? 何のことを言ってるの??
何者かって人間じゃないの?? 頭のなかでいろんなことが混乱している。
「あなた達は何者なの??」
私は一番疑問に思っていたことを聞いた。
「魔女よ。」
その答えで、ますます混乱する。
魔女??意味わかんない・・・・ そんな私におかまいなくに美人な女の人はまだ話しだす
「あなたが生きててよかったと思うわ。でもね、あなたを見たとき弱いけど魔力を感じたわ。
最初はあなたが殺したんじゃないかと思ったけど、あなたの魔力は私達が感じた魔力よりもぜんぜん小さくて弱いからちがうと思うわ。それに、家族を殺すひどい人間なんているわけないものね。」そう言って、かすかに笑った。
もうそんな話聞きたくない・・・・・・
美人な女の人はくわしく話してくれたけど、私は聞かないようにした。
頭がだんだんおかしくなるから、聞きたくなかった。
魔力、魔女、家族を殺した人。それだけで、もう精一杯だった。
すると、ずっと黙ってたおばあさんがはっきりと私に言った。
「あんた、魔女になりな。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
その言葉が私の耳にずっと響いている。
・・・・・魔女なんてなりたくなかった・・・・・・・
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