「なぁ、姉ちゃん?」
「なんだい?」
「オームの法則の覚え方知ってる?」
「そんなもん、とうの昔に忘れたわ」
「やっぱり?」
「何、その言い方。喧嘩売ってる?」
「少し」
「・・・表へデロヤ弟ヨ」
「ジョーダンっすよ」
「まぁ中学生になっても姉に喧嘩で勝てない弟はどうなんだろうと思うけど」
「・・・表ヘデロヤ姉」
「ジョーダンよ。ところであんた、良いところに気が付いたわね」
「え?何のこと?」
「この世はほとんど法則で出来ていると言うことよ!」
「え、俺そんな事いったっけ?」
「言ったことにしときましょう。じゃなきゃ話が進まないわ」
「それもそうだな姉。じゃ例えばどんな法則があるのかい?」
「嘘つきの嘘とか」
「それは法則になってんの?」
「勿論よ弟。例えば見るからにもてなさそうな男が『俺、昨日彼女とヤった』とか言ったら疑ってかかれ」
「なんで最初からそんな危ない例をだすかね姉は・・・・・・他には?」
「お喋りな奴が言う『アナタだけに教えてあげる』って言葉」
「あっ、それは分かる気がする」
「『大丈夫、私口堅いから』なんて言う奴はだいたい軽いわね」
「あぁ、それもなんか納得」
「後ドタキャン時の嘘として『財布無くした』って奴ね。そいつぜってぇー嘘つき。ってか2、3分前まで行く気満々な奴がすぐ財布落とすわけねぇーだろっての。しかも私に電話してきた時、普通に笑ってたし。演技でもいいからあせろや。楽しくねぇ」
「・・・あの、お姉様?」
「んだよ?」
「言葉使いが普段のお姉様に・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・オホン。少々お見苦しい所をお見せしてしまいましたが、別に実体験ではないので、あしからず」
「その割にやけに感情的だったけど」
「うっせぇーよ」
「これ以上この話題をすると姉が暴れ出すから止めよう。姉よ他に何か法則はないのか?」
「勿論あるわ」
「今度は何なの?」
「エロゲーの法則」
「・・・・・・・・・」
「あら、いつもより沈黙が長いわね」
「姉よ」
「なんだい弟?」
「それは誰が調べたのかい?」
「日本が世界に誇る技術士の皆さんよ。主にネット上に住んでいるわ」
「世間ではそれを引きこもりといいませんか?」
「失礼ね。彼らは日々自分の研究を続けるために篭もってるの。別に外界とのコミュニケーションが面度くさいんじゃないのよ」
「・・・まぁいいや。それでその中にはどんなのがあるの?」
「例えば?うーん、そうねぇ。あ!一つ思い出したわ」
「何?」
「始まりは朝の目覚めかららしいよ。だいたい」
「ふーん」
「段々と思い出してきたわ。他にはね、主人公が通ってる学校の前には絶対坂があるのよね」
「へー、何でだろう?」
「まだまだあるわ。母親は絶対美人&巨乳。主人公は地味だけど格好いい。なぜか初日は遅刻ぎりぎり」
「・・・・・・・・・」
「後はメインヒロインの髪は赤が多いらしいわ。それに教師は巨乳、もしくはロリ。さらに主人公は友達に『一緒に彼女作ろうぜ』とか言われてるのに結局自分しかできないのよね。それに主人公はあまり自分のこと格好いいって思ってないのも法則ね」
「姉よ・・・」
「あれ、この設定どっかで何回もみたような・・・・・・」
「姉よ、精神的に自分の首を締め付けるのはそれぐらいにしとけ」
「そうしとくわ。これ以上この話題を続けたら吊し上げ喰いそうだもの」
「・・・わかってんならすんなよ」
「でも大丈夫なのよ弟」
「何が?」
「もう多分この話見てるは人いないだろから何してもいいはず・・・まだ話全部してないけどここら辺で終わっちゃう?」
「姉よ、奇跡を信じろ。一人ぐらいは仏様の様な人がいるはずさ」
「そうね、本文見ずに前書きだけで評価を決める人もいるんだからその逆もいるはずね」
「姉よ、ここで怨みをはらすな。大人気ない」
「これは私の体験じゃないわ。そしてその友人はそれが原因で書くのを止めてしまったわ・・・」「・・・・・・」
「まぁ、私に変な言い訳するからよ、ざまぁみろ」
「一瞬でも姉の考えに同調した俺が馬鹿だった・・・・・・」
「この話題はこの辺で終わらせましょう。これ以上は(主に自分にとって)危険だわ」
「姉、一体何を・・・・・・いや聞かないでおこう。世の中には知らなくて良いものもあるし」
「その通りよ弟。しかし最初の話題から見事に脱線したわね」
「これも法則でしょ?」
「何の法則かしら?気になるわ」
「コメディ小説で初挑戦して見事に失敗するときの法則」
「・・・・・・・・・」
「まぁ中には上手くくぐり抜けて行く人もいるけど」
「弟よ?」
「なーに?姉」
「今のが・・・・・・オチになるハズなのだが?」
「まぁ作者の書く力じゃこの辺が限界ってことで」
・・・・・・・・・
「一人でもいいから笑ってくれるかな?」
「無理」
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