スター
しずくは、静かに下に落ちた
この結果は分かっていたこと
だから、悲しくなんかないはずよ…
なのに
なのに、涙があふれだす
また、彼を困らせちゃうじゃない…
コナン 「灰原」
哀は、恥ずかしながらもコナンの目を見た
コナン 「今の言葉は、俺が工藤新一 としての答えだよ」
哀 「??」
哀は、意味が分からなかった
でも、その答えはすぐに見つかったむ
コナン 「工藤新一として、俺は蘭のことが……好きだ」
哀 「……………」
哀は、何もいわずにコナンの目を見続けていた
コナン 「江戸川コナンとして。灰原に告白の返事をするよ」
さっきと同じ顔
柔らかくて、優しくて
でも、さっきとは少し違う
どこかに、笑顔が入っていて嬉しさが入っているような、そんな顔をしていた
コナン 「俺、江戸川コナンは…」
ゴクンと哀は唾を飲み込んだ
ドキドキ ドキドキ
哀の胸はドキドキしっぱなしだった
それは、彼 江戸川コナンも同じだった
コナンは深呼吸をして、自分を落ち着かせたようだった
コナン 「好きだよ 灰原のこと」
哀は、目がとびでてしまうくらい、目を大きく開いた
哀 「い、今の本当?!」
コナン「あぁ」
つい、自分の耳を疑ってしまう
哀の頬をまた一粒、しずくが流れた
さっきの涙とは違う
これは、 嬉涙 と言うもの
哀は、笑った
笑顔になった
今までに見たことがない、最高の笑顔
コナンも笑う
最高の笑顔で
哀 「ありがとう。江戸川君」
コナン「こちらこそ」
哀とコナンは、屋上を出てビルの外に出た
外はもう真っ暗だった
そんな中を、哀とコナンは歩いていく
哀 「私ね」
コナン「ん?」
哀は、コナンの目を見た
哀 「もしあなたが工藤新一に戻って、蘭さんのところへ行くって言うんなら、私も元に戻って蘭さんのライバルになるわよ」
コナン 「フッ……したら俺はどうすりゃいいんだよ……2人の女に囲まれて」
哀 「それは、あなたの気持ち次第なんだから。ちゃんと決めなさいよ」
コナン 「はい、はい」
自然と、顔には笑顔が浮かぶ
コナン 「さっさ、暗いしはやく帰ろうぜ!」
哀 「あっ………」
コナンは、哀の手とった
コナンはその手を、しっかりと握っている
哀も、その手をしっかりと握った
コナンと哀の顔は、真っ赤なりんご色に染まっていた
その手と手を、2人はずっと離さずに歩いていった
顔に浮かんでいる笑顔も、ずっと続いていた
空に点々と光る星たちも
コナンと哀を祝福するように、いちだんと輝いていた
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