まぐっさん2
まぐっさんのよからぬ企みも知らずに、ミシシッピ姫はビールをかっくらっていた。
「ちょ、ちょっと。ミシちゃん。もうよしなよ。やばいよ」
「うィー。ナマもう一杯。うィー」
「えらいアマっ子だなぁ」
もっこスケは自分が酒に弱いのでミシシッピ姫の豪快さに驚くばかりだ。
「みっちゃん。すげえなぁ。すげえや」
「うィー」
「もうやめなよ。やめなよ」
まったく小学生だというのに、やれやれ。
その頃まぐっさんは、調理場へ行き、大根をもらっていた。
「ちょっとまぐっさん。どうするのそれ」
「けっけっけけ。決まっておるだろう。アマっ子のマンPにぶっこんでやるのさ。けけけけけ」
わかめは泣きそうである。
「やめなよう。やめなよう。死んじゃうよう」
「ぐふふふふふふ」
まぐっさんは大根をなめながら目つきがもはやこの世になかった。
その頃ミシシッピ姫は、もっこスケにチューをしようとしてる。かなりキテる。
「わ。わ。みっちゃん。やめて。危ないよ」
「うー。うー。もっちゃん。チューして。チュー」
犬が日本酒をちびちびやりながら嘆いてる。
「はぁ。酔ったらキス魔になるのかよ」
もちろん、もっこスケとて男だ。ミシシッピ姫ほどの美人にキスを求められたら嬉しいものだ。
しかし、いかんせん、酔ってるから口が臭い。だからあまりキスしたくない。
「みっちゃん。水飲みなよ。ほら」
「うー。うー。もっちゃん。チューして。チュー」
その頃まぐっさんは調理場で大根をかじっていた。
「ちょっと。まぐっさん。それアマっ子にぶっこむんじゃないの!」
「しゃりしゃり。いやそうは言っても腹がへってきちゃったんだもの。しゃりしゃり」
大根をかじるまぐっさんの顔は実に幸せそうだ。
「はぁ。まったく何がやりたいのかさっぱりわかんないよ」
「しゃりしゃり。んまいよこれ。わかめも食えば?」
「もう。ボクは別に腹へってないよう」
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