犬
朝が来て、もっこスケはすっかりやつれていた。その姿、まさに初老のジジイ。夢の中にミシシッピ姫がずっとずっと登場したのだ。
しかも全裸で!
「もっこスケ。弁当」
「あ。忘れてた」
「大丈夫? なんかぼうっとして」
「だ、大丈夫だよ。たぶん・・・・」
もっこスケは母上から弁当を受け取ると学校へ向かった。
途中で、犬にからまれた。何というか、ぼうとして歩いていたので犬の尻尾を気づかずに踏んでしまったのだ。
「おうおう。兄ちゃん。何かわしに恨みでもあんのか。あーん?」
「いえそんな。その。あの」
「わしが犬や思うてなめとんのとちゃうか。おーん?」
急に頭にミシシッピ姫の裸が浮かんだ。
鼻血がぷしゅうと出た。
「うわっ。何やてめえ。急に何さらしとんねん」
犬の顔が返り血を浴び真っ赤になっていた。
「す、すいません」
「て、てんめえ」
犬がもっこスケを殴ろうとした。
その時。
「ちょっと。やめなさいよ!」
だ、誰? と思い振り返るもっこスケと犬。
な、何とランドセルを背負ったミシシッピ姫ではないか。
ミシシッピ姫は素早く犬の前まで駆け寄ると空手チョップを頭上に食らわし、犬はアスファルトに転がった。「きゃ、きゃいいいいいん」
「大丈夫? あれ。あなた」
ミシシッピ姫は驚いた。
「昨日の」
「あわわわわわわ」
なぜかもっこスケは逃げようとした。
手を差し伸べるミシシッピ姫のボインが目の前にあったからだ。
あの悩ましきボイン!
「あわわわわわわわ」
もっこスケは腰を抜かした。
「へんなの」
ミシシッピ姫はきょとんとしてる。
もっこスケは頭が混乱しながらアソコはきちんと勃起していた。
「立てる?」
「あわわわわわわ」
ミシシッピ姫がまた手を差し伸べたのでまたボインが近づいた。
もっこスケは立てない。いや「立って」はいるのだが立てない。
「へんなの」
ミシシッピ姫はきょとんとしてる。
もっこスケはやべえやべえと混乱しながら勃起を何とかしようと思った。
「立てる?」
「あわわわわわわ」
ミシシッピ姫がまた手を差し伸べたのでまたボインが近づいた。揺れた。
もっこスケはますます立てなくなった。いやますます「立って」はいるのだが。
「へんなの」
ミシシッピ姫は怪しがり始めてる。何だろうこの子みたいな感じで。
もっこスケはやべえやべえこのままだと頭のおかしい子だと思われてしまう勃起を勃起を何とか何とかせねばと思った。
「立てる?」
「あわわわわわわわ」
ミシシッピ姫がまた手を差し伸べたのでまたもやボインが近づいて、揺れて、ああもう。
「いいかげんにしてよ!」
そう叫ぶとミシシッピ姫はもっこスケをぶん殴った。
気絶してアスファルトに倒れるもっこスケ。
犬と並んだ。
|