第三話 -中編-
ニューヨークに建つ沢山のビルを夕日が照らす夕方。
ブラッドとカズマは、ルッシュの捜索依頼で彼女の兄、クロード・ウィリアムズを捜す事になったのだが、捜索自体にはルッシュ自身も同行する事になり、兄の情報を集める為にタイムズスクウェアを昼からこの夕方まで情報収集をしていた。
だが…。
「はぁ〜」
ファーストフード店の外からでも見えるグラスウール付近の席に、カズマとブラッドは暗いテンションで溜息をついてテーブルに置いてあるハンバーガーをただ見つめていた。
「…はぁ〜、全く情報無い…」
と二度目の溜息をつくブラッド。
「てゆーか、この広いニューヨークで一人の人間、しかも情報がゼロに等しい人間何て見つけられるのか…?」
半分投げやり気味で話すカズマにブラッドも同感と頷く。
そんなブラッド達にカメラを首にぶら下げた少女が近づいてくる。
「ちょっと! あなた達それでも探偵なわけ!? しっかりしてよ!」
依頼人ルッシュがハンバーガーを食べながらブラッド達の間に割り込むよう入り文句を言う。
「てゆーかさ、君が持ってる情報を聞いても、全く手掛かり無いんだよね…」
渋った顔でブラッドがお手上げと態度で分かるように示す。
「じゃあ、今度は五番街に行く?」
ルッシュが次の捜索場所を言うと、カズマがとっても嫌そうに拒否する。
「絶対嫌だ! 俺は夜の五番街が絶対に行かないからな!」
異様なまでに嫌がるのでブラッドが理由を聞いた。
カズマは躊躇ったが、少し間を空けた後、重い口を開いた。
「…実は、俺は最近五番街でよく絡まれるようになってさぁ、不良やチンピラに襲われてる人や女を助けたのがきっかけ何だけどな、相手にすんのが面倒なんだよ。それにさ、お前らを巻き込んだら俺としてはもっと嫌だし…」
行きたがらない理由は二人を気遣っての事だと言う事をカズマは話すのだが、ブラッド達は笑顔で問題無いと言う。
「私は大丈夫、逃げ足には自信あるから」
言葉の通りルッシュは自信満々でふとももを軽く叩く。
「カズマさん、仮に絡まれたとしても俺は大丈夫、カズマさん知ってるだろ俺がサバットや柔道とか護身術やってるのをさ」
それを聞いたルッシュが意外そうにブラッドを見る。
「あなた、女顔できしゃな体つきなのに意外と武術やってんだ」
「意外って何さ!? 意外って!? それに女顔は余計だよ!」
ブラッドが顔を顰て不満げにルッシュから目を離しグラスウールの方を向いて外を眺める。
そんなブラッドの態度を見てルッシュは悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「案外気にしてるの、顔の事?」
「…気にしてないよ」
「ふ〜ん…」
「…な、何さ?」
まじまじと自分を見つめるルッシュにドキッと動揺したブラッドは少し頬を赤く染めたじろぐ。
「あなた見て思ったんだけどさ…」
ルッシュはより顔をブラッドに近づける。
ブラッドはさっきより動揺して身を引いた。
「…な、何を?」
動揺してる自分を落ち着かせる為にブラッドはコーラを飲むのだが。
「あなたって女の子の服似合いそう!」
「ブーーーッ!?」
「うわっ!?汚ね〜!?」
突然の一言にブラッドは噎せてコーラを霧状に口から吐き出し、カズマにぶっかけてしまった。
「ねぇ今度、機会があったら私のお気に入りの服着てみない?」
ケホケホと咳込むブラッドにルッシュがより動揺させる事を言った。
「き…着る訳無いだろ!!」
「冗談よ、冗談!」
咳込みながら息苦しげに叫ぶブラッド。
ブラッドをからかったルッシュは半分本気だったつもりらしいが言わないでおいた。
「んで、お前ら一応行くんだよな?」
カズマがコーラ塗れの顔を拭きながら確認をするように二人に問い掛ける。
二人は真面目に深く頷いた。
「じゃあ、早く行きましょ!」
ルッシュの言葉を号令代わりにブラッドとカズマは席を立ち、当然代金を払い店から外に出た。
その頃、ルッシュを調べていたアヤは、色々な場所を回り、ブラッドの探偵事務所を訪れた時にやっとルッシュの行き先を突き止めた。
そしてアヤは、行き先を教えてくれたリンスに御礼を言って彼女が向かったというタイムズスクウェアにアヤも向かう事にした。
「はぁ、まさかブラッド達を脅す何て…、とんでもないジャーナリストね」
夜道を走らせてる車の中でアヤは一人呟いた。
「そのジャーナリストは分かってるのかしらね。彼らの正体を表に出す事がどういう意味を現してるのかを……」
アヤは彼らが新聞に載ってインフェルノの事を隠してた事を警察がマスコミとかに問い詰められる事を心配してはいなく、彼ら自身の立場の心配をしていた。
「…人は、人で無い物にはとても不信感を持つものよ…、不純だからね…」
しめやかな顔でアヤは自分に言い聞かせるかのように独り言を呟いた。
感傷に浸り気味のアヤの前に突如、信号を無視して横断歩道の真ん中に立ち尽くす人影が現れた。
「ッ!?」
キキィーーーーッ!!
地面を引っ掻くように擦りつけるタイヤの騒音が、人気の無く車もアヤ以外に見当たらない道路で嫌に大きく鳴り響いた。
急ブレーキを掛けたアヤは車を降りて人影の安否を気遣って駆け寄る。
「大丈夫!?」
アヤが聞いた。しかし、人影は突っ立ったまま何も答えない。
アヤがより近づいて確認すると、人影は男で全く怪我はなかった。
アヤはよかったと一息はき、強張った態度で注意する。
「危ないじゃない! もし轢かれたらどうするつもり!?」
アヤが注意するが、男は全く無表情で何も言わずただアヤを見つめていた。
その男は、綺麗に整った茶色い髪でハンサムな顔つきだが、目付きは穏やかでは無く氷のような冷たい感じの目をしていた。
「ちょっと! 黙ってないで何とか言う!」
じれったらしいくなり怒鳴るアヤ。
「リエナ・チャロスは…、何処だ?」
アヤの言葉に無表情の閉じた口を開き答えたと思えば逆に質問を返した男。
「ッ!?」
アヤは突然の男の意外な質問に言葉を失う。
「…もう一度だけ言う。リエナ・チャロスは、何処だ?」
男は最初より強い口調で繰り返し質問をした。
「あなた誰、もしかしてインフェルノかしら?」
軽い口調で尋ねたアヤだが、ちゃっかり懐に手を入れて銃をいつでも取り出せるよう構える。
「…インフェルノ、だと…」
男はそう言うと、アヤを今にも刺し殺すような眼で睨みつける。
その蒼い瞳の奥には深層的な憎悪の闇を、アヤは感じた。
その大きく深い憎悪は自分に向けてるのか、インフェルノに対して向けられているのかは、アヤには解らない。
しばらく沈黙が続いたが、最初にこの沈黙を破ったのは、男の方だった。
「俺を…、あんな化け物どもと一緒にするなよ…」
「インフェルノ…、じゃないの?」
「インフェルノも、仮面ライダーもそれは全て俺の敵だ…」
男はそう言うとアヤにゆっくりと近寄ってくる。
アヤは素早く銃を取り出し男に向け構える。
「来ないで、撃つわよ!」
アヤは警告するが、男は銃には眼も暮れずに徐々にアヤとの距離を縮めといく。
「来ないでって言ってるのよ、撃つわよ本当に!」
「最初は威嚇…」
「えっ!?」
男は呟いた後いきなり駆け出す。
アヤは咄嗟の行動に驚いて銃を撃つ。しかし、男の言った通りアヤは威嚇射撃を放った。
「人を殺せる眼をしてない…」
男がそう言う頃には既にアヤとの距離は銃のバレルまで詰めていた。
男は直ぐさまアヤの胸倉を掴んで背負い投げて地面に叩きつける。
「あうっ!?」
呻き声を上げてアヤは地面に文字どうり大の字で仰向けで倒れる。
倒れてるアヤを見下すかのように男は瞳だけを見下ろしていた。
「うぅっ!?」
呻くアヤに、アヤが持っていた銃を男はアヤの顔に向ける。
「言え、リエナ・チャロスの居場所を、言わないならお前は此処で殺して別のやつから聞き出す」
しかし、アヤはそんな脅しで言うつもりはなかった。
その銃では自分を殺せないと分かってるからである。
アヤは不敵な笑みを浮かべて話す。
「あなた、私を殺したら犯罪者になるわよ」
「俺が撃たないとでも思ってるのか?」
撃つ奴なのだろうと言うのは、銃口を向けられているアヤ自身がよくわかっていた。
今は現状を打破しようと言う事だけを考える事にしたアヤ。
挑発は悪い方向に傾きそうだったので止める事にした。
「…黙って無いで言ったらどうだ? 死にたくはないだろ…?」
男がそう言った時、アヤの載っていた車からアラーム音が流れたその後にニックの声が聞こえる。
『アヤ、インフェルノがタイムズスクウェア周辺に複数出現した。今GUNが現地に向かってるが、アヤも現場に向かってくれ!』
「…タイムズ、…スクウェア」
そう言うと何故か男は銃をアヤの胸に放り投げて、すぐさまその場を立ち去った。
「…どういう事?」
アヤは上体を起こして、近くに停めてあったバイクに乗って走り去る男を呆然と見ていた。
「…あっ!? タイムズスクウェアに私も行かないと!」
ハッとして思い出したアヤも急いで車に乗って現場に向かう為、車を走らせた。
そのタイムズスクウェアではと言うと、トカゲの形のインフェルノ、リザードインフェルノの大群により大混乱と化していた。
周辺では沢山の人々の悲鳴が響いた渡る。
「ママ〜!!」
逃げ惑う人々の中には親とはぐれた小さな子供までいた。
そんな小さな子供に非情にも一体のリザードインフェルノが襲い掛かる。
リザードインフェルノが子供の小さな幼い顔を叩き潰そうとした刹那、それは阻止される。
「「ダアァーー!!」」
バキャー!
「ぎゅきゅう!?」
ブラッドとカズマは阿吽の呼吸のダブルキックで間一髪子供を助け出した。
蹴りを喰らったリザードインフェルノはゴロゴロと転がっていった。
「ルッシュその子供を安全な所に連れて行って!」
「わかった!」
ブラッドがルッシュに頼みすぐにルッシュは、頷いて子供を抱き上げて連れて逃げた。
何匹いるか解らない数え切れ無い程のリザードインフェルを前に、ブラッドとカズマは大胆不敵と言わんばかりのキリッとした目付きで敵を睨みつける。
「いくぞ、ブラッド!」
「うん!」
「「変身!!」」
『Turn Up!』
二人は同時に変身する。
二人の仮面ライダー、フィストとブレイドは無数の敵を前に勇ましく仁王立つ。
ブレイドはブレイラウザーを構え、フィストは拳をパキパキ鳴らしてボクシングのファイトスタイルに構える。
「いくぜ、全員ぶっ飛ばす!」
「お前らインフェルノの好きにはさせない!」
フィストとブレイドは無数のリザードインフェルノに突撃する。
リザードインフェルノも仮面ライダー達に襲い掛かる。
まるで雪崩のように迫り来るリザードインフェルノ。だが…
「オオォオォォァァー!!」
ドガァ!!ドガガァ!
そんなの関係無いと言わんばかりにフィストは疾風怒涛の如く敵を一撃で仕留めて行く。
「ウェェェイィ!!」
ザシュシュゥゥ!!
そしてブレイドも負けずに敵を一刀両断で一体、また一体と倒して行く。
数の差では圧倒的に不利にも関わらず。ブレイドとフィストは連携を取りながらうまく戦う。
その戦う姿は、まさしく闘神と呼ぶに相応しいく、その光景は大袈裟に例えるならば大地の全てを飲み込むような巨大な竜巻である。
「ハァァ!!」
ザシュウ!!
「オラァ!!」
ドゴァー!!
徐々に減りつつあるリザードインフェルノだが、やはり数は尋常ではない、流石に二人の仮面ライダーの息も切れつつある。
「くっ…、ちょっとキツイな!」
「でも、後少しなんだ!頑張ろうよカズマさん!」
とはいえ流石にこの数の多さはキツイとフィストも思ってはいた。
このままだといずれ圧されてしまうかも知れないと、そう思ったその時。
ズガガガガガガガガガ!!
「「ぎゅぎゅうぁー!?」」
突如銃声が鳴り響いたと同時にリザードインフェルノ達が穴だらけになって何体か倒れた。
二人の仮面ライダーは銃声の方を振り向くと、そこにはバイクから降りてガトリングガンを構えている仮面ライダーGUNの姿があった。
「アヤさん? にしては体形が少し大きいな…?」
「俺だ、ダニエルだ! 前に会ったろ」
声を聞いてフィストとブレイドは前の警察の黒人、ダニエルだと思い出す。
「そっちのお前も仮面ライダーなのか?」
GUNがブレイドに尋ねる。
当然の如くブレイドは頷いた。
「とりあえず詳しい話しは後にして三人でコイツらを一掃しよう!」
フィストの意見にGUNとブレイドは同意し頷く。
GUNのおかげでリザードインフェルノの数は、もう数え切れそうな数まで減っていた。
ドガガガガガガガ!!
「大分減って来たな!」
GUNが銃口から煙を吹かしてるガトリングガンを構えながら聞いた。
「ダァーッ!」
ザシュウー!!
「あぁ、後少しだ!」
ブレイドが息を切らしながら答えた。
「…でも、まだちょっと面倒な奴が残ってるみたい」
フィストがうんざり気味で指を差す。
その指を差した所には、このリザードインフェルノの大群を操っていたと思われる少し大きめでゴツめのインフェルノが偉そうに腕を組んで踏ん反り返っていた。
「…あいつを倒したら一気に雑魚が死ぬとかは無いかな…」
フィストが言って見たらGUNが横から答えた。
「可能性はある。俺は複数で襲い掛かるインフェルノとは何度か戦った経験がある。経験上大半はリーダー各を倒したら雑魚は勝手に死んだ」
「なら、俺が倒して来るよ!」
フィストはそう言って素早く駆け出した。
GUNが途中フィストを邪魔する雑魚インフェルノをガトリングガンで倒し援護した。
そのGUNを狙うインフェルノはブレイドが全部叩き斬った。
「よし、リーダーまで辿り着いた!」
リーダーリザードインフェルノはリーダー各だけあってふいんきも違い、凄い威圧感をフィストは感じた。
「気をつけて戦わないと…もう体力的にもキツイし」
そう自分に言い聞かせフィストは構えた。
深く永遠を感じるような緊迫の時間が無限に過ぎて行くかに見えた。
「…ハァァー!ダァーッ!!」
緊迫した空気の中、最初に雄叫びをあげて攻めたのはフィストだった。
ドガァーー!
フィストの先手の一撃がリーダーインフェルノに当たったかに見えた。
がしかし…。
「何!?」
フィストの剛拳をリーダーインフェルノはいとも簡単に受け止めてしまう。
「…フンッ!」
「うわっ!?」
リーダーインフェルノはフィストの腕を掴むまま、フィストを軽々と空中に放り投げる。
「ヌゥンッ!!」
ドガァァー!
「うぐぁ!?」
フィストはリーダーインフェルノの前まで落下した所で背中に押し出すような掌打を食らわせられた。
呻き声をあげながらフィストは数メートル先まで吹っ飛ばされた。
「くぅ…、オォォァァーー!!」フィストは素早く立ち上がりリーダーインフェルノに突っ込むように駆け出し、パンチとキックの乱打ラッシュを仕掛ける。
しかし、フィストのラッシュは全て軽く遇われる。
「フン!! ヌゥア!!」
ドガァ!ズガァー!!
リーダーインフェルノは肘打ち、体当たりと、その動きは武術の型にも見えるキレのあるカウンターをフィストに入れた。
またフィストは数メートルぶっ飛ばされる。
「く…、強い…」
そう呻きながら呟き、フィストは腹を押さえて、ふらつきながら立ち上がり構える。
リーダーインフェルノも武術の型のような構えをする。
そしてお互い出方を伺うかのように構えたまま動かない。
緊迫感溢れ出る切羽詰まる時間が刻々と過ぎる。
その間、GUNとブレイドは連携してリザードインフェルノを数十体くらいにまで減らした。
「よし、あと少しだ!」
とブレイドが自分に喝を入れると、ブレイラウザーを構え直す。
GUNも応えるかのようにガトリングガンを構える。
「よし、いくぞ!!…ん?」
GUNがトリガーを引こうとしたその時、GUNの視界に光とともにバイクの姿が映り、そのエンジン音が辺りにうるさく鳴り響いた。
その突如現れたバイクは、リザードインフェルノ達を轢きながら仮面ライダー達の前にバイクを止めて降りる。
「何だお前は!?」
当然のように尋ねるGUNを無視して、バイクから降りたそれはヘルメットを外し素顔を見せた。
その者はアヤを襲った男だった。
男は無表情のままリザードインフェルノを見ていた。
「おい、聞いてんのか!?」
無視する男にGUNが怒った口調で言うが、男は全く耳を傾けず懐からカードデッキらしき物を取り出した。
「ん…あれは!? あの男は確か!?」
GUNと男のやり取りを見たブレイドは、男の顔を見て驚愕する。
「クロード…、クロード・ウィリアムズ!?」
ブレイドは確信する。男の正体は捜索依頼で捜してたあのルッシュの兄クロード・ウィリアムズだった。
「…変身」
そう言って変身ポーズをしたクロードは腰にカードデッキを当てる。
カードデッキが夜のタイムズスクウェア周辺に光を放ち照らす。
あまりの眩しさに仮面ライダー達やインフェルノも眼を覆う。
眩しい光が消えて再びクロードを見る仮面ライダー達とインフェルノ。
「い…、一体何が…、あ……あれは!?」
ブレイドを最初に仮面ライダー達は驚愕する。
クロードが仮面ライダーに変わっていたのだ。
その仮面ライダーは他のライダー達と違い、特徴的な楕円形の複眼とかではなく、騎士に近い仮面をしてる。しかし、仮面は騎士でもその容姿自体は騎士と言うより魔導師に近いものだった。肩から垂れ下がる紅いマントが夜の闇の中で綺麗にゆらゆらと風に乗るように揺れていた。
「どう言う事だ!? 何故、仮面ライダーがもう一人いるんだ!? しかも明らかに他のライダーと形状が違うぞ!?」
そう言ったGUNと驚いてるライダー達を無視して、クロードの変身した謎の仮面ライダーは腰のベルトのカードデッキから一枚のカードを取り出す。
『アドベント!』
カードを腕に装着されてるカードリーダーに通すと電子音が鳴った。
このカード一枚が、この行為が、戦いをより激化させてしまう事は、この周りにいた者は誰一人として気付く事は出来なかっただろう。
「…全てを、消してやる!」
威圧感ある謎の仮面ライダーの声が不気味に辺りに響いた。
戦いの始まる合図の代わりの様に…。
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