仮面ライダー拳-フィスト-(2/15)縦書き表示RDF


後書きに、仮面ライダーのモチーフとかを書いてます。
仮面ライダー拳-フィスト-
作:宮座頭数騎



第一話 -中編-


アメリカ合衆国の最大都市ニューヨークの朝、リバティ島に建つ自由の女神像を朝日が照らす。


メインストリートにある。とある探偵事務所、名はアルマー探偵事務所と看板に書いてある。


ピピピ! ピピピ!

部屋の中で時計のアラーム音が鳴り響く、ベッドにはセミロングの金髪の少年がアラーム音が鳴り響いてもぐっすりと眠っている。

ピピピピピピ

アラーム音は強く鳴り始める。時間がたつと音量が上がるようだ。少年はさすがにアラーム音がいい加減うるさくなったのか、目を開き、上体を起こして眠そうな目で時計を見て手を伸ばし、時計のアラーム音を消す。

「…ふぁ…ぁ……、眠い」

少年は欠伸をかいだ後、二度寝する。少年がぐうすかと寝ていると、一階の方から階段を上ってくる足音が聞こえる。階段を上がり終えたのか足音は少年の部屋のドアの前で止まった。

  コンコン!

「お〜い、ブラッド、起きてるかぁ?」

ドアを誰かがノックする。ブラッドとは少年の名前だろうか、少年は返事を返さずぐっすり眠ってる。

「ブラッド、入るぞ」

部屋のドアが開き、茶髪に染めた髪、黒い瞳の青年が部屋に入って来た。
青年はベッドに近づき、ぐっすり眠っている少年、ブラッドを見て深く大きく息を吸う、そして少年の耳元で
「起きろおぉぉォ!!」
と怒鳴る。

「ウオワァ!?……、あれ? カズマさん?」


驚いて跳びはねるように起き上がったブラッドを、カズマと呼ばれた青年は呆れた表情で溜め息をつき、ブラッドを見つめる。
ブラッドは、カズマに突然、耳元で叫ばれ驚いたせいか、荒い呼吸をしながら、カズマをまじまじと大きな碧い瞳で見つめ返す。少し間が空いた後、ブラッドが微笑んだ。

「おはよう、カズマさん」

「おう、おはようブラッド!」

ブラッドがベッドから出てカズマの前に立ち、挨拶をすると、カズマも微笑んで返事を返す。カーテンを開き、窓を開けながらカズマが話す。

「まぁ、そんな事は、別にいいとしてブラッド、下でリンスが飯作って待ってるぞ、早く下に下りてこいよ」

カズマはそう言った後、部屋を出て一階に下りていく、ブラッドも一階に下りて洗面所に向かい顔を洗う、キッチンに向かうとテーブルの椅子に腰掛け朝食を取ってるカズマと隣には、金髪のショートヘアの大きなおっとりした碧い瞳のメイド服姿の美少女がブラッドの視界に入る。少女はブラッドを見て微笑む。

「おはようございます、ブラッド様」

「おはよう、リンス」

ブラッドも微笑んで少女のことをリンスと呼び挨拶する。ブラッドは椅子に腰掛けて朝食に入る。

「いただきます」

朝食を食べてるブラッドの姿をリンスは笑顔でまじまじと見つめる。ブラッドはリンスの視線に気づき、リンスに尋ねる。

「どうしたの、さっきから俺ばかり見て、顔に何かついてるの?」

「え、あ、いいえ…、あの…、私の作った料理は、美味しいですか?」

リンスは頬を赤くしてブラッドに自分の料理の評価を聞いた。

「美味しいに決まってるじゃないか、リンスの作る料理は誰が食べても絶対に美味しいって言うよ、そうだよね、カズマさん!」

笑顔でリンスを見て褒めたたえた後、隣の席で食べてるカズマにも評価を聞く。カズマも満面の笑みでリンスを見る。

「あぁ、リンスの作る料理は最高だ」

カズマもブラッドと同じく、リンスを褒める。リンスは頬を赤くしながら照れ臭そうにもじもじとする。そんなリンスにカズマが尋ねる。

「リンスは食べないのか?」

「あ、私は、後で食べますので、お気を遣わなくて大丈夫ですから、遠慮せず食べて下さいカズマ様」

「あ、あのさ、俺のことカズマでいいって、呼び捨てでいいからさ」

カズマがきまり悪そうに頭を掻きながらリンスを見て話す。リンスは笑顔で頷いた。

「そういえば、カズマさん仕事は決まった?」

ブラッドはカズマに質問する。カズマは質問と同時に食事を済ませる。椅子から立つと、しかめっつらで答える。

「まだなんだよ、前の面接は結局採用されなかったんだよ」

「そっかぁ」

「悪りぃ、もう少し此処でお世話になるけど、早い内に仕事を見つけて、此処を出るから、もう少し待っててくれ」

カズマは申し訳なさそうに両手を重ね合わせて、ブラッドに謝る。話しの内容からすると、どうやらカズマは居候のようだ。

「そんな、カズマさん、俺は迷惑だなんて思ってないよ、カズマさんはよく俺の仕事を手伝ってくれるし、それに俺、カズマさんやリンスと一緒にいる時が1番楽しいんだ」

ブラッドは微笑んでカズマとリンスを見る。二人は照れ臭そうにブラッドに
「ありがとう」
とお礼を言った。

「あ、そういえば、仕事の事だけど、電話がきてたぞ、昼にお客さん、此処に来るってさ」

カズマは今、思い出したらしく、ブラッドの仕事の話しをする。ブラッドはそれを聞いて驚き、カズマに詳しく聞いてみる。

「依頼人はバスク・チャロス、昼1時過ぎに来るって言ってたな、依頼内容は来てから話すだとさ」

「昼1時過ぎかぁ、早く来ないかなぁ」

ブラッドは嬉しそうだった。ブラッドは食事を済ませると、食器を片付けようとしたが、リンスが代わりに食器は洗うと言って来たのでカズマとブラッドはリンスに食べ終わった皿を渡す。そのあとブラッドは、ご機嫌そうに新聞を読みながら口笛を鳴らす。

「嬉しそうだな、ブラッド」

「当然じゃないかカズマさん、だってもしかしたら、今度こそ探偵らしい依頼かもしれないしさ」

探偵らしい依頼、ブラッドがそんな事を言うには訳があった。
ブラッドはある事情で私立探偵をやっているのだが、ブラッドの所にくる依頼は行方不明の猫や犬の捜索とか、人の家に落書きしたりする悪ガキを捕まえる依頼など殆どが、くだらないものばかりであり、もはや探偵と言うよりも何でも屋と言った状態になってしまっている。
ブラッドはこんな毎日が退屈で仕方なかったが、平和である事は良いことだと、カズマやリンスは言う。
今回のように電話で事前に会う事を伝えるのは初めてであるため、ブラッドは今回は探偵らしい依頼がくるのだと思っていた。

「まぁ、ここんところ、依頼が全く来なかったしな」

「そうですね。カズマ様は仕事さがしがあったので、急がしそうでしたけど、ブラッド様は退屈そうに新聞を読みながら椅子に座ってるという、日ばかりでしたよね」

ブラッドは決まり悪そうに頭を掻きながら苦笑し、二人を見る。

「だ、だって他にやることがなかったから、家の掃除や洗濯はリンスがやってくれてるしさ、だから新聞読んで事件とかメディアを勉強してたんだ」

「とりあえず、今日の昼の依頼は俺も協力するよ」

カズマが言うとブラッドは微笑んで頷いた。











メインストリートの裏路地、男が煙草を吸いながら歩いている。男は携帯電話を取出し、話しながら歩く、そんな男の後ろから、黒い影が男に近づいて来る。男は気付かずに携帯電話を耳にあて話し続ける。男が話しを終えて携帯電話を納めて後ろを振り返る。

「う、うわぁ!?」

男は驚く、目の前に見たこともない人の形をした牛のような怪物が立っている。男は尻餅をつき、腰が抜けたと言った状態で引きずるように後ずさる。怪物は男を見下ろして、荒く呼吸する。そして、男の顔面に目掛け太い手を振り下ろす。

グチャッ!?

気持ち悪くなるような奇怪な音と共に男の首から上が、吹き飛ぶようにぐちゃぐちゃに飛び散る。頭の無くなった首から赤い噴水が噴き出す。頭の無くなった男は倒れ、突然、体が燃え始める。怪物はそれを見てフンッと鼻音を鳴らすと、怪物は煙のように姿を消した。怪物が消えた時には、男の体は燃え尽きて灰になっていた。









昼ごろ、アルマー探偵事務所に茶髪のスーツを着た男が訪ねに来た。

「すみません、此処に、ブラッド・アルマーと言う人に仕事の依頼で来たのですが」

「はい、ブラッドは俺ですよ、もしかしてバスク・チャロスさんですか?」

バスクと呼ばれた男はブラッドを見て驚いていたが、少し間を空けたあと、訝しいそうにブラッドを見つめる。

「えぇ、確かに私がバスク・チャロスです。…あの、失礼かもしれませんが、本当に本人ですか?」

思っていたのだろうか、ブラッドに尋ねる。

「はい、正真正銘、ブラッド・アルマーは俺ですよ、あ、もしかして疑ってますか?」

ブラッドはこれに慣れてるのか、別に怒るような態度はとらずに笑顔で答えた。

「あ、すまない、随分と若いから、てっきり助手の方かと」

「助手ってわけじゃないが、俺がそんなところだ」

カズマが戸惑っているバスクに答える。

「はぁ、そうですか…」

「とりあえず、依頼を聞かせて下さい、ささ、こちらに」

ブラッドはバスクをソファーに座らせて、カズマと一緒に反対側のソファーに座る。
リンスがコーヒーをテーブルに置き、バスクにお辞儀して部屋を出る。しばらく沈黙して、ブラッドが口を開いた。

「バスクさん、依頼の内容を聞かせていただけませんか」

「…えぇ、実は、あなた方に引き受けてもらいたい依頼は、ある少女の捜索です」

バスクの表情が最初のほうけた表情と違い大きく一変する。鋭い目付きに、真剣な表情になった。

「少女の捜索か、どんな子だ?」

カズマが聞いてみると、バスクは写真を見せた。写真には、ロングヘアの茶髪、つり眼の碧い瞳の少女が写っていた。少女は両手でカメラを抱えるように持っている。


「写真の女の子は、リエナ・チャロスといいます」

「…可愛いな」

カズマは頬を赤くして正直に思った事を口にする。

「カズマさん、もしかしてロリコンなの?」

「違う!」

カズマは顔を真っ赤にして怒る。
ブラッドは笑いながら冗談と言ってカズマを制止させる。
バスクはずっと黙ってそれを見る。
ブラッドはバスクに謝り話しを戻す。

「えと、この子を捜せばいいんですね」

「はい、こんな事を言うのは失礼かもしれませんが、報酬は彼女を見つけて彼女に会った後で、よろしいでしょうか?」

ブラッドは少しの間、頭に手を当てて考える。
そして、考えが決まったのか、バスクを見て頷いた。

「わかりました。では、連絡先を教えて下さい、あと、写真以外に何か情報とかは、ありませんか?」

「確か、私が自分で少し調べたのですが、セントラル・パークで見たと言う情報を最後に彼女の行方は掴めてません」

バスクは残念そうに、悲しげな顔で話す。カズマがある事に疑問を感じ、バスクに話す。

「なぁ、あんたと、この写真の少女さ、一体どういう関係なんだ。兄妹か、それとも家族なのか?」

「私の兄の娘です。兄が不可解な殺人事件で亡くなったために、私が身元引受人になりました。ですが、彼女は私の所に来なかったので、警察に電話した所、行方不明になったと話しておられました。警察も捜索してるらしいのですが、成果は出せず。だから私は、他の探偵とかに彼女の捜索を依頼してるのです」

「成る程、報酬は見つけたら払うと言った理由がわかりました。話しを聞く限り、俺達以外にも依頼を頼んでいるんですね」

ブラッドは納得して頷きながら、確認する。

「そうです。ですから、割に合わない思うなら、途中でやめても構いません。ただ、報酬はこれくらい払いますが」

そう言うと、バスクは財布から小切手を取り出しカズマとブラッドに見せる。二人は予想外の金額に驚愕する。

「ま、マジかよ、こんなに、スゲー」

「本当に見つけたら、払うんですね!」

二人は興奮しながら息を荒くして、バスクに問い詰める。バスクは顔を引き攣りながら、頷いた。

「で、では、後はよろしく頼みます。お願いします」

そう言うとバスクはコーヒーをいっきに飲みほして、ソファーから立ち上がり、部屋から出ていく、カズマが一緒に入口までついていった。バスクは入口のドアで立ち止まり、カズマの方を向いてお辞儀してドアを開けて出ていった。

「ブラッド、あれ見たよな!?」

カズマがニヤニヤしながら部屋に入ってブラッドに聞いた。ブラッドも嬉しそうに頷いた。
「カズマさん、こりゃもうやるしかないでしょ、この依頼を成功させて、報酬ゲットしちゃおう!」

「よっしゃ、そうと決まれば、善は急げだ。行こうぜ、まずはセントラル・パークへ!」

ブラッドは頷き、外出の準備をする。準備が終わって、二人は、それぞれ自分のバイクに乗りエンジンをかけて走りだす。二人はセントラルパークへ向かう。









灰になった男がいたメインストリートの裏路地、警察が立入禁止の札のついたロープの範囲内で事件現場を調査していた。ロープをこえて、スキンヘッドで中年の黒人の男と、金髪でショートヘアーの女が、現場に入り、被害者を調べる。

「…ダニエル、これ、どう見てもインフェルノの仕業よ」

ダニエルと呼ばれた男は頷く、灰になって衣服だけ残った男の遺体を見て、近くの警官に聞く。

「おい、この被害者の身元は?」
「あ、はい、被害者はバスク・チャロス、30歳、大学教授です」

と、いろいろと被害者の事を話す。
ダニエルと金髪の女が聞いていると、黒髪のコートを着た中年の男が剣幕をはった顔で近づき、ダニエルの前で怒鳴る。

「おい! お前ら何してる。この事件の担当は俺だ!! だいたい、お前らは、対策班の方だろ」

「チェスター警部…、俺達も、警察官だ。現場を見るのは構わないはずだがな…、それに、この殺人はどう見ても普通じゃない、インフェルノが関わってる可能性がある」

ダニエルは溜息をついて、真剣な眼差しでチェスターを見て答える。

「またインフェルノか、いい加減にしろ、インフェルノバスターとかなんとか知らないが、そんなふざけた事のために、現場をあらすな!」

チェスターはダニエルを睨みつけながら、舌打ちしてダニエルと金髪の女を見て言う。

「いいか、くれぐれも、捜査の邪魔をするな、わかったな」

チェスターはそう言うと、被害者の遺体の方に歩いていく、苛々した表情でチェスターはダニエルに聞こえないくらい、小さく呟いた。

「ふん、糞黒人め…」

チェスターを見ながら、不機嫌そうな態度を、金髪の女はとってた。

「あいつムカつく、なによあれ、今の絶対、差別発言したわ!」

金髪の女は、怒りをあらわにする。ダニエルは、溜息をつき、女を制止する。

「アヤ、落ち着け、お前が怒ることないだろ」

「ダニエル、あなたムカつかないの!? 私はムカつくわ、あいつのように差別する奴、私は嫌い!」

アヤと呼ばれた女は怒りがおさまらないのか、愚痴を言い続ける。
ダニエルはそんなアヤを見て、小さく笑う。

「何よ、ダニエル、私の顔に何か着いてるの?」

「いや、俺からしたら、お前は珍しいなと思ってな…、白人なのに、黒人の俺の事で怒るとはな」

「言ったでしょ、私、差別する奴がだいっ嫌いなのよ、だいたい、人種差別は言葉の暴力じゃない? 最低よ、最低!」

差別の話しをしながら、アヤとダニエルは車に乗り、エンジンを入れて走らせる。
車の中で、しばらく沈黙した後、アヤが運転してるダニエルに話しかける。

「なんにしても、インフェルノの可能性がある以上、放っておけないわよ、ダニエル、本部に戻って事件について調べて見なきゃ!」

「あぁ、そうだな」

ダニエルとアヤを乗せた車は警察署をめざして走り出した。
しばらくて二人の車は、ニューヨーク市警察に着いた。二人は警察署に入り奥に行く。
奥に行くと、インフェルノバスターズと書かれた札があり、その隣にドアがある。
二人はドアを開けて中に入る。中には人が6人くらいいて、一人、一人がいろいろと、何か作業をしている。
アヤとダニエルはパソコンをいじってる男に近づいて、挨拶する。

「どう、ニック、調子は?」

ニックと呼ばれた男は頭を掻きながら、アヤを見て答える。

「まぁまぁかな、そういえば、さっき君達から電話で聞いた後、バスク・チャロスについて調べたけど、彼は最近、警察に行方不明の捜索状況の確認をしに来ていたみたいだね。んで、彼の持っていた携帯電話を調べたら、彼の携帯電話の登録リストの中には何人か探偵の電話番号が載ってたんだ」

「探偵の電話番号、何でかしら?」

アヤが首を傾げ、ニックに尋ねる。


「多分、行方不明者の捜索依頼を頼んでたんじゃないかな、彼の携帯電話の最終送信履歴にブラッド・アルマー探偵事務所と載ってるけど、此処に向かってる途中だったんじゃないかな?」

「その途中で、インフェルノに襲われたわけか」

ダニエルがニックを見るとニックは頷いた。

「あぁ、だから、一応、その探偵事務所に何か事件の鍵を握るヒントがあると、思う」

ニックがそう言ったら、アヤがダニエルとニックに自分の提案を話す。

「じゃあ、私がアルマー探偵事務所に直接行って調べて見るわね」

アヤは、そう言った後、すぐさま部屋を出ようと歩き出す。

「待てアヤ、俺も行く!」

ダニエルがアヤを追うとするが、アヤが振り向いて、ダニエルを見て言う。

「ダニエル、あなたは付いて来ないで、私一人で大丈夫だから」

「ちょっとまて、一人で行くってお前な、もしもの場合、何かあったら、どうするつもりだ」

アヤは溜息をついて答える。

「あのね、そのもしもの為に、あなたが待機しとかなきゃいけないんじゃない!マスクドライダーを装着できるのは私と、あなただけなのよ、二人で動いたら、もしインフェルノが現れた時に、どうするつもりよ!」

「それは…」

ダニエルは反論が出来ずに黙り込む。

「アヤの言う通りだね、マスクドライダースーツは、シンクロシステムに適応できないと使えないし、正装着者じゃないと暴走するからね、君達以外は今の所、装着者はいないし、スーツもまだ一つしかない、インフェルノに対抗できるのは、今の所、このマスクドライダースーツを装着した者だけだからね」

「そういうこと、だからダニエルは待機、私が調べとくから」


「だが、アヤ」

ダニエルは怪訝そうにアヤを見る。アヤは微笑みながらダニエルを見ながらドアを開ける。

「大丈夫よ、ダニエルよりも、私の方が危機察知能力や動態視力が長けてるから心配ないわよ」

そういうとアヤは、部屋を出てドア閉める。ダニエルは怪訝そうな顔で、アヤが出ていったドアを見つめる。

「アヤが心配か?」

ニックが聞いた。

「ああ、心配だな、あいつの能力が高いのは認めるが、あいつは俺の娘に似ていて無鉄砲な所があるからな、何かやらかさなければいいが」

「フフ、大変だな、家庭と仕事もじゃじゃ馬娘を相手にするの」

ニックが笑いながらダニエルに言うと、ダニエルは溜息をついて
「まったくだ」
と答え、椅子に腰掛ける。



 


どうも、中編を読んでくれてありがとうございます。さて、今回書いたこの仮面ライダーフィスト、この主人公、仮面ライダーフィストは天使(ラーゼフォンっぽく)と蚕をイメージした仮面ライダーです。蚕とははあの蚕蛾です。生物っぽいイメージにしたかったので、汚い虫じゃないから良いと思ってこれにしました。あと、ライダーキックは使いません。代わりライダーパンチ(ストライクスマッシュ)を使います。ちなみに変身したら好戦的な性格になります。故にインフェルノを挑発したり、手首をスナップさせたり、拳をパキパキと鳴らす癖があります。











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