…冬物語…(30/40)縦書き表示RDF


…冬物語…
作:かなん



30.始まり


やっと…


やっと通じ合えたんやね。














お互いがお互いを好きだと思う気持ちを。















目が覚めたら、すぐ天井が見えた。



でもすぐ、視界の全てを他のモノに取られる。



平次の顔。


目の前に、平次のか…お……


















!!!!!!!!!!!!!!!





あたしは声もあげずに起き上がる。








ごちんッ









オデコとアゴがぶつかった。






あたしは起き上がった体で、オデコをおさえる。
平次も、同じようにアゴをおさえてた。






どうやら、先程まであたしが寝ていたのは、平次の膝の上みたいや。














「なんやねん!お前…いきなりぶっ倒れたと思うたら、頭突きしおって!!」






そうか…


平次の気持ち聞いた後、嬉しさのあまり、失神したみたいや…





なんてアホな…!!











「ごめんて…悪気ちゃうもん…」


あたしは頭を下げて謝った。





まだ、平次とぶつかったオデコが熱い…












平次がため息混じりに話す。


「…別にええけど。ちゃんとオレの話、聞いとったか?」

「あ…」



顔が熱くなる。



平次は、顔が真っ赤になったのを見て
「聞いとったか」
と言う。



「まあ失神された時は、折角の告白を台無しにされたと思うたけどな」


ニカッと苦笑する平次。


真っ赤になってうつむくあたし。








「和葉サン、オレと付き合ってください」


















今までには感じる事の出来なかった二人の空間。


少し不思議な気もするけど、なんだか嬉しい…






「ほら、はよ返事せんかい」


「……はい…」
























こうして、あたし達は17年間と言う長い年月を経て、[幼なじみ]の関係は幕を閉じた。









そして、今この瞬間、[恋人]と言う新たな関係がスタートした。


めでたしめでたし…ッて
まだ続きますヨ?わら



かなん











ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう