…冬物語…(23/40)縦書き表示RDF


…冬物語…
作:かなん



23.衝撃的


ホンマ、綺麗や。








北海道の雪祭り〜ゆ〜たら、やっぱ綺麗や有名やけど、ここまで幻想的だとは思わへんかった。






アイスビレッジ…「氷の街」、か。






この景色、名前にふさわしゅうて怖いくらいや…




一人でその場に立ちすくむ。








平次と見たかったわ。


















結局、三人で行く事になったんやけど、やっぱり二人の邪魔しとるみたいやん。


やから、
「あたし先に部屋戻っとるから、二人で楽しんで来てな〜」
ゆうて、走って自分たちの部屋があるタワーに向かった。














「やっぱ一人で森ん中は怖いな…」







途中で足の動きが鈍くなる。


白い息を吐き出した。






そんな時、かすかな人の声が聞こえた。



森の奥の方で良く見えんが、こうゆう時だけ目が冴える。










…平次や。



そこには17年間共にした、見慣れた幼なじみの姿があった。







にしても平次、なんでこないな所におんのやろ…?





少しずつ近寄る。









ぎゅっ





誰かが平次に抱きついた。









え…?









あれって…















笑夏っちゅ〜女やん…














え…?


何…?





二人でこんな所に…なんで?



やって平次、今頃部屋に…











なんで?















思考回路がクルクルと回る。

目の前が歪んで見えてきた。












後ずさりした瞬間、



パリ



足元に落ちとった枯れ枝を踏んでしもうた。













「?!…和葉…?」





あ……


アカン、気づかれてしもた…






「和葉…?」




















そのあとの二人は、どうなったかなんて知らん。




あたしは平次が怖くて逃げてしもうた。








『改めて紹介する。彼女や』
なんて、聞けるわけないやろ…






まさか、こんな所でこんな日が来るなんて思わんかった。





あたしの意識が、狂う。




だんだんクライマックスに
近づいて来ましたッ



かなん











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