18.気遣い
「和葉ちゃん、帰り服部君とどっか行ったでしょ〜♪」
「え?!」
ホテルに戻って、蘭ちゃんと一緒にお風呂入った。
ジャグジーがめちゃめちゃ気持ちいいねん。
「知ってるよ〜森の小道走ってるの見たんだから♪」
「…気づいてたん…」
…ばればれやんけ…汗
だから、さっきからにやけとるんか…
「で?な〜にしてたの〜?」
「なにって…無理矢理引っ張られて…ちっこい川にある橋の上にいっただけやよ?」
「そこでなにしてたの?」
…尋問されとる…
「なんや、[祭りや]で星が綺麗に見れるポイントを耳にしたらしいねん。そいで、あたしに見せたかったみたいなん…で、帰り…手ぇ繋いだん」
「そっかぁ〜よかったじゃないw」
「せやけど、深い意味ちゃうよッ?夜道は危険や、ゆうて…」
「でも、服部君にも和葉ちゃんを思う気持ちあるんじゃないw」
「え…」
平次が…あたしを…?
…まさか。
夜は大変やった。
大変て…いろんな意味でやで。
平次と同じ部屋で寝なあかんし、緊張してよ〜寝れんし、助けを求めに蘭ちゃんの部屋に入ろうとしたら…あかん、あたしの口からは言えへん。
ホンマ驚いたわ…
しかも、そのせいで平次の事みょーに意識しおるし…
最悪やわ〜…
なかなか寝れんくて、気づいたらもう5時。
外は太陽が昇り始め、部屋ん中を明るく照らす。
あたしのベットは廊下側で(ってゆーか平次が勝手に窓側にしよった)外の景色がよー見えんから、平次が寝とるベットに足をかけ、平次の体の上をまたがり、窓の外を見た。
やっぱり外は一面の銀世界やった。
山も白、木も白、地面も白、全て白やった。
今気づいたんやけど、窓際はめっちゃ寒い。
布団一枚じゃ眠れへん寒さ。
平次はそれを知っててこのベットにしたんか?
あたしを気遣って…?
んなアホな…
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