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フリーター、35歳、独身
タイトルは作者の社会的なスペックである。
これだけ見ると、憐みの対象である負け組に見える。
でも、ぶっちゃけ僕は今が超楽しい。
週5日、1日6時間、実働5.5時間の勤務で生活費を稼いで、空いた時間で創作活動ができる。
概ね、創作活動が何よりの楽しみという人間なので、それを安定して続けられる現在の生活には、かなり満足している。
毎日寝る時間もないほど精力的に働いて、それで高給貰っても、それは僕にとっての幸せではない。
毎日のんびりだらだら最低限のことだけしながら暮らしつつ、空き時間を多めに取って趣味に勤しむ。
それが僕にとっての楽しい生活だ。
もちろん、仕事には一所懸命に取り組む。
金だけもらえればいいやって考えではなくて、従業員、お客さん、会社の三方良しになるように、仕事は仕事でいろいろ考えて全力で頑張っている。
オンとオフは、しっかり切り分けることにしているけれど。
ただ、これはあくまでも僕の話。
そういう生き方が幸せな人もいれば、そうでない人もいるという話だ。