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第三次異世界大戦  作者: ヴァーリ
異世界侵攻編
18/46

P16 占領地

すいません!試合あるので高速で書きました!

立川による偵察が行われた夜。帝国軍の基地周辺は厳戒態勢に置かれていた。


「なぁ?昼間の奴らって、本当にニホン人なのか?」


「あぁ、黒い瞳に黒い髪、間違いない。悪魔の種族であるニホン人だ」


兵士が松明を持ちながら辺りを見渡す。しかし、村人は人っ子一人見当たらない。


「それにしても、今日はやけに静かだな……」


「今日は祭じゃなかったのか?」


村を巡回していた2人の兵士は、何か背中に寒気が走ったのを感じる。そして、二人同時に後ろを振り向くと、そこには斑の服を着た立川がいた。


「て、てめぇは昼の、ぐっ!?」


「おい!どうし、がはっ!?」


2人は後ろから喉を掻き切られ、絶命する。すると、何処から現れたのか、数人の自衛隊員たちが姿を現した。


「総員ナイトビジョンを装着、侵入するぞ」


兵士の遺体を隠した偵察隊は、88式鉄帽に装着していたJGVS-V3と呼ばれる暗視装置を目元におろし、闇夜を駆ける。


「目標は敵施設の爆破、特に兵舎にはありったけの爆薬を仕掛けろ」


「了解、では兵舎には自分が向かいます」


市原が2人の隊員を連れて兵舎に向かう。立川は兵士たちの娯楽場所と化した広場へと向かう。


そこでは、数人の兵士たちがラクト村から連れてきたと思われる女性を弄んでいた。立川は隣にいるサーシャに催眠術をかけてもらい、女性を眠らせる。


「お、おいっ!寝るなこのアマ!」


周りにいた兵士たちの胸と頭に、一発ずつ的確に銃撃が加えられる。これは、人間を撃つとき、胸に一撃を加えて動きを止めてから頭を撃つという一般的な方法だ。


1人が寝ている女性を回収し、爆弾を仕掛ける。おそらく彼らは時間制で楽しんでいたため、交代の要員が来るのも時間の問題だった。


「撤収、集合ポイントに向かう」


身を低くしてその場を離れる。そして、爆薬のスイッチが力強く押される。


大爆発、兵舎の屋根は吹き飛び、人間らしき物も空中に放り投げられる。爆薬は全部で10個、彼らが落ち着きを取り戻して反撃に移すには遅過ぎた。


89式小銃による残党狩りが開始された。特に怖いのは原だろう。火から逃れる帝国軍兵士を死神のように刈り取って行く。


「いいわぁ……もっと苦しみなさ〜い」


同部隊の隊員たちは凍りついた。原は足に撃ち込み、動けなくなったところを笑いながら射殺する。本部は、現地人との接触で無用な警戒を抱かせないために、女性を部隊に入れておけば良いと言っていたが、その時全員が思っただろう、人選が間違っていると。


「くそっ!これでどうだ!」


兵士たちが魔法の呪文を詠唱し始めた。明らかに巨大な攻撃魔法だろう。


「くそ、どうすれば?」


「心配ない、援軍だ」


空から爆音が聞こえてくると、陸自の旧式対戦車ヘリコプターAH-1Sが機関銃を乱射する。兵士たちは粉々に吹き飛び、ラクト村から帝国軍は殲滅された。


この戦いの後、ラクト村は陸自の一個大隊が駐屯する前線基地と化した。

行って来ます!

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