第15話 その後
「今日は久々に割のいい仕事でよかったですね。」
銀時と神楽にお茶を出しながらにっこりと笑うのは新八だった。
「そうだなぁ・・・。毎回こういう依頼だといいなぁ・・・。」
「これで今月分の給料払ってもらえるアル。」
「いつも払ってやってるだろ?」
「酢昆布しか貰った覚えないネ!!」
「今日は姉上にハーゲンダッツでも買って帰ろっと。」
「そうだ!!」
神楽は突然自分の部屋?に戻り、ガサゴソと何かをしている。しばらく経って出てきた神楽は、パンツ型のチャイナ服からドレス型のチャイナ服に変わっていた。
「なぁ〜に、ガキがめかし込みやがって・・・。」
「うるさいネ!」
すると万事屋のインターホンが鳴る。
新八は「はーい」とドアを開けに行く。
「真選組ですけどぉぉ。」
「あ、土方さん沖田さん。いらっしゃい。」
ドアを開けると私服に着替えた土方と総悟が立っていた。
廊下の奥から神楽が嬉しそうに走ってくる。
「総悟!!!」
名前を呼びながら、神楽は総悟に飛びついた。そんな神楽を受け止めて笑いながら言う。
「おっと!!今日もテンション高ぇな。」
「早く行くアル!!」
と、総悟の腕を引っ張る。
「神楽ぁ、いかがわしい所に行くんじゃねぇぞ。」
いつの間にか銀時も玄関に立っていた。そう言って神楽と総悟を見送ると、
「じゃあ、土方君俺らも行きますかぁ。」
間の前にいる土方に声を掛けた。土方は煙草に火をつけながら
「あぁ。」
と頷いた。2人はあれから飲み友達として仲良くやっている。土方は真選組での愚痴を聞いてもらえるため銀時との飲みの時間を重宝している。上にも下にも問題児だらけの真選組は、気苦労が耐えない。
「んじゃ、新八。あとはよろしくな!行こ行こ。」
銀時は土方の肩に腕を回し、ヒラヒラと手を振った。
残された新八は・・・。
「また一人か・・・。なんだよ!僕が長期休暇を取ってる間に上手い事まとまってさぁ・・・。もう僕にはお通ちゃんしかいないんダークマター!!!!!!」
一人玄関で叫ぶ新八の背中は、哀愁が漂っていた。
|