挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
囚われの王子と・・ 作者:帆摘
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

2/105

プロローグ

〜プロローグ〜

いつの頃からか・・僕はすべてに期待する事を諦めた。
痛み、苦しみ、苛立、恐怖、喪失感、ありとあらゆる負の感情に疲れ果て、操り糸の切れた人形の様になってしまうのに、どれほどの時が必要だと言うのだろうか・・・

そう、でもここでの暮らしも今日で最後だ。僕は今日、生け贄となるのだから・・・青年と呼ぶには、まだ少し幼さの残る少年はこれまで、自分が過ごして来た石造りの質素な部屋の中を見回した。18年もの間、彼に与えられたのは堅固な錠の掛かった森の中の塔のみ。

物心のついた時から、彼はこの塔に居た。日に3回食事を届けにくる召使いや、塔を警護する兵士達の話を聞くにつれ、僕はより深い絶望と言う名の牢獄に囚われていった。「何故・・・?」理由さえも死を待つしかない僕にとっては無意味だった。何度死のうと思った事かわからない。だが、実際に死のうと思ったとき、僕の脳裏にある一つの約束が幻のように甦ってくるのだ。それは僕がこの18年の間、たった一つ宝物だと言える思い出。そうだ、僕はその約束のためだけに生きて来たと言ってもいい。これだけは全てを諦めた僕の唯一の「夢」なのだから・・・そう、実際に起る事が無いと分かっていても・・




cont_access.php?citi_cont_id=610008551&size=300

ランキング参加中です。出来ましたら1日One Click御願いします♪

Newvelのランキング、月1回のクリック御願いします。(。・ω・。)ノ・☆':*;':*
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ