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#中1編#
★青春ゲーム★
作:水姫



第34回戦 中学1年生≪前編≫




それは私が、中学生になりたての頃の話────



◆第34話 見た目と中身は表裏一体?





「えー、今回D組の担任になった高橋翔だ。一応27歳ね。言っておくけど、俺今年入ってきたばかりの新任だから、この学校の詳しい事は知らねえぞ」

ピカピカの1年生私達に、なんともだるそうに自己紹介する先生。
だけど、27には見えない若さと、わりと整った容姿に女子はキャアキャア騒ぐ。ついでに、この時私はそこまで翔兄にゾッコンじゃなかった。まぁ、かっこいいなとは思ったけどね。

「ねぇねぇ舞」

後ろから肩を叩かれ、『ん?』と振り向く。

「舞はどの部活入る?」

そう言った後ろの席の娘は、長い艶のある黒髪を垂らした私の幼馴染み、葉月流華。

『んー、料理部とか?』

もちろん食べる専門。

流華は?と尋ねると、舞と一緒がいいな、と綺麗に微笑んだ。マジで美人だなこの娘。私が男だったら絶対惚れてるね。

「お前等いま適当な席?じゃあ、名前の順で座れー。40秒以内でね、ほらいーち、にぃー」

担任のめちゃくちゃな発言に、みんなは『えぇー!?』と言いながらも、ガタガタと席を移動する。

『浅野だから…1番前かよチクショー』

私は自分の名字を恨み、席に着いた。浅野だといつも1番なんだよねー。1は好きだけど、席の1番前は嫌だ。早く結婚したいなぁ〜。

「38、39、よーんじゅう」

先生のカウントが終わったところで、みんなは見事着席した。私の隣も椅子を引く音がして、興味心たっぷりに横を見る。

……おっ、好みのタイプ

サラサラのやや紺に近い髪、真っ黒な瞳、綺麗な白い肌。一言で言うと美形だ。そこはかとなく、品もあり、落ち着いた雰囲気を纏っている。

私の視線に気付いたのか、その隣の男子は怪訝な瞳を向けてきた。

「──何?」

うぉ!!これは不審者を見る目だ!いけないいけない!ここはフレンドリ〜にいかねばぁ!!

『わ、私浅野舞!よろしくね♪えーと、特技はアクロバット☆』

できるだけ明るく言うと、その男子は直ぐにそっぽを向いてこう言った。

「ウザ」

『………………』



      間



ガッシャ━━━━━━━ン!!

『テメェ人がせっかく自己紹介してやってるのにィィィ!』
「バカ、放せッ…!」

私は隣のむかつく男子の胸ぐらを思いきり掴んで、殴りかかった。
フッ、思えばこの時から私はクラスの者に女として扱われなくなったのね。ってことはコイツのせいじゃねぇかオイ。



「センセーイ、浅野さんと青海君がケンカしてます」
「本当さぁ、初日から面倒くさい事止めろよな」


私はこれ以来、青海が大嫌いになった。


青海との出会い、嫌いな理由を……。次回に続きます!











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