プロローグ0:偉神運命
世界をもう一度、やり直そうと思うんだ。
今の世界は腐ってる、そうは思わない?
同種族での殺し合い、異教徒との殺し合い。
何で殺しあうの? 何で相手を認められないの?
どうしてそこまで自分の欲を追及するの? どうして地球を穢してくの?
挙句の果てには地球もろとも君達は滅びようとしているじゃないか。
────うん、だからもういい。 その前に僕たちが、滅ぼすから。
ただ、この世界が蹂躙されていくのが悔しかった。
貴女が望んだ事でしょ? だから私達はその為に戦ってるの。
貴女の為なら私は何だってするよ、人殺しだって何だって。
私は道具じゃない、一つの地球に生きる生物だって貴女は言ったじゃない。
貴女は私に価値を与えてくれた。だから私の心も体も貴女に捧げる。
だから──もう少し待っててね? 貴女が思い描いた世界を絶対に作るからね。
ただ、一人の少女のために彼女は戦い、そして全てを尽くす。
──やってみろ、その時は皆殺しにしてやる──
──えっとスイマセンでした……この度はウチのお兄ちゃんがご迷惑をおかけしました──
──カナタ、死んじゃったの?──
──刹那達が死んだから……もう遠慮はしないよ──
──わぉ! 浅葱っちじゃん──
──俺、やっぱ詩歌フェチみたいでした──
──何で…………空我が……──
──はじめますて、俺は有馬空我。九尾の狐の鬼神です──
──じゃ、ちょっくら行ってくるわ──
──ユルサナイ……ユルサナイ……カナタ、よくも殺したなっ!──
──郁人ぉ……苦しいよぉ……切ないよぉ……──
──アアアアアアアアアッ ホシイ……結晶が欲しい…………──
誰かを殺すために戦う
──鬼子、か──
──藍様? どこへ行かれるのですか?──
──奴を、討ちましょう。それが世の為、千島の為──
──あ……ああ…………あああああああああああっ──
──祓え、【火之迦具土神】──
──気安く触れるな、化け物──
──サダメは、私のオネエチャン?──
──私、嫌い。この世界もお姉ちゃん達以外の人達も──
──ゆーびきりげーんまん。うそついたらはりせんぼんのーますー ゆびきった!──
何かを滅ぼすために戦う
──貴方、千島蒼威でしょ? 死んでくれない?──
──神璽……私は、ずっといっしょ──
──おいおい、まさか緋眼が悪鬼を討伐するための力とでも言うつもりかぁ? ただの呪いなのに──
──俺が汚れてやる、お前はただ強くなるんだ。そして二人で幸せになろう──
──私……全部思い出した。昔の私は……あはっ…………あはははははははっ──
──変わってく……俺が、どんどん変わってく……──
──千島は緋眼使いの中でも最低の一族だぜ? 俺が居る、そしてお前等にも居た人格がその証さ──
──そう、悪鬼を討伐する一族でありながら、禁を犯したのさ。秋月を越えるためにね──
──やっと、会えたね。僕らのリーヴ、そしてリーヴスラシル──
──命を返しやがれぇっ! あいつは、大切な──俺の大切なっ!──
誰かを守るために戦う。
──中々の研究対象だな。どれ、解体してやる。──
──うるせえっ! テメーはそうやって逃げただけだろうが、世界を恨むな、救えなかったテメェを憎めっ!──
──罪だっ! 人間が居るから罪が生まれる。だから君らは滅びなきゃならない──
──私達はそれでも生きる、そうやって色々知って、償って、後悔して、未来を生きるっ!──
──どうして……どうしてそんなに変わっちゃったの?──
──運命、大和、ミコちゃん。ありがとね──
──滅びの鍵は、スルト。だからここから先は行かせない──
──私は、今のこの世界が大好きっ! 悪もあるけど──善だって沢山あるんだからっ!──
何かを救うために戦う。
結局は戦い、どちらかを滅ぼして己が望むが事を成す。
ラグナロク──それは世界の終焉。そして新たなる世界の始まり。
【 緋 色 の 目 〜 神 々 の 黄 昏 〜】
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