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魔王城日記(更新停止)
作:ぐりむ



5話・特訓


目が覚めると、やはりというか見慣れない部屋だった。
…もう少し夜中に何かありそうな予感がしてたんだが。

「朝だな…」

意味もなく呟いてみた。
その声は、独りの部屋に虚しくこだまし

「ええ。いい朝ですね。おはようございます」
「…………!」
「昨日はゆっくり眠れましたか?」
「リアっ!?」
「はいっ」

こだましなかった。
ベッドの脇では長い青髪を風にゆらしつつ(窓は彼女が開けたのだろう)、アーリアがリンゴを剥いていた。

「俺は病人かっ!」
「はい?」

ツッコミを入れてから気づく。
ベッド脇のリアの脇には、朝食が置かれていた。
そっか、わざわざ持ってきてくれたのか。

「すまん、何でもない…それ、デザートか?」
「はい♪私のデザートです」

ちょっと残念だった。











「さぁっ!第一回!マコト特訓大会を始めるよっ!いぇーい!」

昼。
中庭に俺はいる。
…広い。広すぎる。

「よろしく」
「…むー」

なんだかほっぺたを膨らませている。
魔王に見えないんだが。

「何だ?不満そうに」
「タメ口は許すけどさ、語尾には『師匠』って付けてね」
「わ、わかった…師匠」

変なこだわりだった。
さて、どうするか

【→普通に師匠とつける
不意をついてマイハニーとつける
師匠と呼ばなければいけない自分をなぐさめる】

ふぅ。
下の二つを我慢するのにHPを九割は消費したぜ。

「マコト?なんか疲れた顔してない?」
「俺はいつでも疲れた顔をしてるんだ」
「?まぁいいや、始めるよっ」

さくっ。

刹那、俺の前髪をかすめて剣が飛んできた。
飛んできた方を見ると、リアが微笑んでいた。
どうやら俺はこの剣を使うらしい。











「おつかれー」

魔王さまとは対照的に俺の体はボロボロだった。
強すぎる。
この世界ではやけに体が軽い。
今の俺ならプロレスラーの一人や二人くらい素手でも楽勝のはずだ。
なのに、魔王さまは本を読みながら俺の相手をしてのけ、今だにピンピンしているのだ。

「終わりましたよ」
「さんきゅー」

ちなみに、現在リアの回復魔法を体験したところだ。
魔法ってすげぇな。

「おつカレー、ってことで今夜はカレーだよっ」

ダジャレかよっ!


なんとなく、キャラ紹介でもしてみます。

【マコト】
主人公。15歳。
鈍感というか若干呑気で、異世界に来ても順応している。
魔王の側近になった。
ちょっと素直じゃないけど根はマジメでいいヤツ。
勉強させられていたためか頭はいい。
ちなみに眼鏡はかけてない。

今の時点での設定だから、これから思いつきで追加しそうです。











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