神は貴方の守護天使!?(5/41)縦書き表示RDF


いつのまにかデビュー作(?)の【悪魔な魔女と悪魔な悪魔のある日】のアクセス数をぶっちぎってました。
もし、100話までいったらアクセス数はどのくらいになるのだろうか?
神は貴方の守護天使!?
作:蛹



神は危険と隣り合わせ


騒動を終えて俺はとりあえずお婆さんのところへ行った。
先ほどの女性もお婆さんが心配になり、一緒に来た。

「お婆ちゃん。頭の怪我大丈夫?」
「大丈夫だよ…。ありがとうねぇ…。」

そういうものの頭の怪我からはいまだに血が流れる。

「リン。病院へ連れて行きましょう。」
「…はい。」
「ちょっといいかな?」
「何?」
「…お兄ちゃん?」
「リン。知り合いなの?」
「それは後で。」

俺は傷口に右手を添える。
そして…

「【万物創造 《回帰》】。」

傷口がみるみる塞がっていった。
そこには傷跡も残っていない。

「…すごい。」
「あんた!杖無しで魔法が使えるの!?」
「まあね。」

魔法では無いのだが説明が面倒なのでそう言っとく。
それに厳密に言えば傷は治っていない。
俺の力で怪我をする前の状態に戻したのだ。

「そういえば、エルは?」
「…姉さん?」
「エルもいるの?」

どうやらこの女性は双子の知り合いのようだ。
とりあえず、エルは何処なのか?

「いないならこの近くだと……あの店ね。」
「…たぶん。」
「さっきのパン屋?」

女性が指差した場所は先ほど、エルがアップルパイがおすすめと言ったパン屋である。
3人でパン屋に入ると店内のスペースの半分はパンを売っており、残り半分は喫茶になっていた。
自分で選んだパンを店内でコーヒーと一緒に食べられるようだ。
そこにテーブルでさまざまなパンに囲まれて泣きながらパンをほうばるエルがいた。

「…姉さん。」
「!(もぐもぐ ゴックン)リンちゃん!見つけた〜!」
「本当にこの子は…。」
「なんで場所がわかったの?」
「この子は迷子になると甘い匂いに引き寄せられてやけ食いするの。それも泣きながら。」

リンにしがみつき、目をウルウルさせているエルの頭をリンが優しく撫でていた。
しかし、エルがいなくなってからこの店に入るまで30分もたっていない。
その間にエルはテーブルの上にあったパンを食べ続けていたことになる。
テーブルの上には大量の銀アルミが乗っかっていた。
パンの下に引いてある銀のアルミである。
ざっと数えると30個分はある。
エルの身長は130センチほどしかない。
道案内の最中も色々なものを買い食いしていた。
この体の何処に入っているのか。

「エル。ゴミはテーブルの上に乗せないで捨てなさいっていつも言ってるでしょう。」

そう言ってテーブルの上のゴミを近くにあったゴミ箱へと捨てる。

「あれれ?なんで姫様がいるの?」

食べかけのパンを片手で持ち、女性に話しかけるエル。

「…今は勉強に時間ですよね?」
「グサッ!」

いや、口で言わなくても…。
って、あれ?

「姫?」
「姫様は姫様なんです♪」
「…そうなんです。」

…よくわからない。

「…すまんが通訳してくれないか?言葉に理解できなくなった。」
「いや、通訳って…。私はティニア=セヴィオール。この国の王女であり、この子達の姉代わりよ。」
………
……

「あのバカ王と王妃の娘!?」
「そっちに驚くの!?っていうか人の親をバカって言わないでくれる!…気持ちは痛いほど判るけど。」
「…苦労してるんだな。」
「………うん。」

あの2人と一緒だと苦労しそうだ。
この人も言いづらそうだったが肯定した。

「お兄ちゃん。なんで王女ってことには驚かないの?」
「そんなちっぽけなことは気にしない。」

それなら俺が神々の王だってことを知ったら皆ショック死するぞ。
言わないがな。

「…さすがお兄ちゃん。」
「あんた達に兄弟なんていたの?」
「ううん。お兄ちゃんはお兄ちゃんじゃないけどお兄ちゃんはお兄ちゃんだからお兄ちゃんをお兄ちゃんって呼んでるの。」
「…なの。」
「…通訳お願い。」
「無理だ。」

言いたいことは判るが自分の言葉では表現しづらい。
とりあえず、スルーしよう。

「とりあえず、どうする?」
「説明は!?」

そういえば、お腹が減ったな。
俺がパンを見ていたらエルが提案した。

「皆で残りのパンを食べましょう♪」
「…オー。」
「ちょっと!あんた達無視しないで!」

すでにリンと俺はパンにとりかかっていた。

「色々あるな。おすすめは?」
「野いちごのクリームタルト!甘酸っぱい野いちごととろけるように甘いクリームのハーモニー♪」
「…ぜひ、お試しあれ。」

これか。
うまそうだな。
飲み物が欲しいな。

「………」

1人だけこちらを睨みつけていたが俺にはもはや関係ない。
メニュー表を眺めると色々なものがあった。

「おっ。ウォータードリップのコーヒーがある。マスター!コーヒーをカップで1杯と牛乳をジョッキで3杯!」
「エルはねぇ♪りんごジュース!」
「…カプチーノ。」
「……グスッ。」

誰も相手にしなかったからか泣き出した。
さすがに気が引けたので小声で双子に尋ねる。

「(あれはどうするんだ?)」
「(またお勉強さぼって城を抜け出したんですからほっときましょう♪)」
「(…罰。)」
「ウワァーン!どうして無視するの〜!!」

ついに暴れだし、手当たりしだいそこいらにある物をこっちに投げ出した。
って、あぶなっ!!

「うわっ!」
「姫様!椅子を投げないでください!」
「…姫様。あんまりオイタが過ぎますと《あの事》ばらしますよ。」
「…ごめんなさい。」

リンがそういうとティニアは完璧な土下座をしてみせた。
もはや、王女としてのプライドは無い。

「すっげ。止まったよ。」
「リンちゃん。何を知ってるの?」
「…クスクスッ♪」

…この子も王妃についでこの世界の第一級危険物に認定しよう。


友人が「CD屋で恥ずかしくて買えない曲はここで取るといいよ。」って言って、あるサイトを紹介してくれました。
友よ、CD屋で買えない曲とはなんだ?
ちなみに、俺はレンタル中心です。











ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう