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フ・ク・ロ

作者: なつき

S子さんはコンビニに寄った後、誰もいない夜道を一人で歩いていた。

すると後ろから、足音が聞こえてきた。

振り向くと、100kg以上ありそうな男がニタニタ笑いながら、

フ・ク・ロと叫びながら追いかけてきた。

S子さんは、若い女性が袋に詰められ、拐われ、

外国に売られてしまう怖い話を思い出した。

巨漢に襲われたら女性の腕力じゃ、ひとたまりもない。

S子さんは、怖くなり必死に逃げた。

それから家の近くまで走り、もう大丈夫だろうと思った。

振り向くと目の前でさっきの男がニタニタ笑っていた。

そして、よく見ると、男に首が無かった。

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