春と秋(4/5)PDFで表示縦書き表示RDF


春と秋
作:結李



第四話・・・


「紅葉く〜ん!!」

「サクラ〜こっちこっち」

今日はみんなでお出かけ。透、由希、夾、紅葉、撥春、そして桜の六人だ

「わ〜私、ショッピングなんて初めて〜」

「ダイジョウブ!!トールもいるしユキもいるから」

「他人まかせじゃないか」

「(なんでオレがはいってないんだ…)」

少し落ち込む夾であった

「日頃の行い……」

「!!お前人の心を読むな!!」

「なぜかできた……ミステリー……」





「ねぇねぇ、紅葉くんはどっちがいいと思う?」

服を見てる二人と少し離れた所にいる四人

「ん〜サクラには両方似合うよ♪」

「あ……ありがと…」

みるみる顔が赤くなる桜

「なんでオレ達も来たんだ?」

「俺がそんなの知ってるわけないだろ」

「夾君、落ち着いてください」
「落ち着きがないのは子供の証………」

「なんだと!!やるかテメー!!」

「落ち着け。店の中でブラックを呼ぶ気か」

ブラック……

「オレが……悪かった……」

かなり不本意な夾




「はいサクラ♪」

飲み物を二つ持ってきた紅葉。桜の買ったものも持っている

「ありがと」

少し離れた所で待つ四人

「二人の世界だな」

「帰って、しょうが焼き……」

「しょうが焼き好きだね…」

「ですが、紅葉君たちが…」

「お〜い紅葉、先に帰ってるぞ〜」

「わかった〜」

あっさり承諾した紅葉

「いいんでしょうか…」

「二人きりの方がいいだろうし」

「帰るなら帰るぞ。オレはもう疲れた」




「みんな帰っちゃったね」

「私達はどうします?」

「サクラ他に行きたいとこある?」

「あ、ではあそこに行きましょう」

紅葉の手を引っ張って進んでく桜





「ここって…」

「私が紅葉くんと最初に出会ったとこだよ」

一ヵ所だけ明るく、そこに一本の樹が生えている。桜を最初に見た場所だ

「そういえばなんでサクラはここにいたの?」

「昔からここが好きなの。両親が死んでから毎日ここに来たの」

「そうだったんだ……」

忘れらていても生きている自分の母親……大事に思ってくれてる父親……

「ありがとう。もう行こうか」
「うん……」





「今日はありがと。私のわがままに付き合ってくれて」

「いいの。気にしないで」

「ここでいいよ。送ってくれてありがとう」

「ボクも家近いのに…」

「紅葉くん、用事があるんでしょ。ダメだよ」

用事とは透を迎えに行くことである

「そうだけど………わかった…」

「じゃ、また明日ね」

「うん、また明日」



振り返ると桜がいたハズの場所にはトラックがあった。桜の姿は見えない。何処かで悲鳴が聞こえる。見つけたく無いものを見つけてしまった


「サクラ!!!」


次回で最終回です
更新は今月末です











ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう