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システムからの卒業。

作者:安孫子太郎
憎しみも、悲しみも、全ての感情をごちゃ混ぜにして捨ててしまった。

ただ、日常が流れていき、昨日か、今日か、明日なのか、その境目が理解に至らなくなっている。

現実的な事象に興味関心を抱くことが出来ず、全てが自分の内部心理と交わりを持てずにいる。

ただ食事をし、睡眠を取り、労働を重ねて、生き金を得ることだけを繰り返している。

何者かになりたいという、欲求を強く抱き続けることの無意味さ、虚しさというものを知っている。

部屋にこもってインターネットを繋いで、ノート型パソコンに向い、キーボードを意味もなく打ち込み続けるだけで、生活を回している。
そこに、他者との交流、介入を加えることで、少しばかり人生に変化をもたらすことが可能となる。

1人で生きることは、出来るけれども、完全なる孤独を持ち続けることは、案外しんどいのかもしれない。

しかし、深く関わりを続けていくことも、同様に、心を破壊され、気分を害されていく。

世の中はうまい具合にバランスを取り、均衡のもとに活動を続けることが一筋縄ではいかないシステム上に成立している。

何か新しい物を取り込まねば、個人が腐敗していき、過去の想い出、自慢話ばかりをつぶやき続けるだけの木偶人形になってしまう。

自己価値、存在意義などを問い続けると自信を喪失し、闇に葬りさられる。

人間は、常に環境に支配され、誰かの目に踊らされている。踊り続けている。

何が本当の自分であるか、どこに魂の軸が在しているのかを考えるだけ無駄なのだ。

支配されることが常であり、支配の無い世界など存在しない。

所詮は、誰かの作ったプログラム、システム上で、自由を得たと思い込みながら生活している。

そもそも、貨幣から逃れることができず、消費社会の元に生を成している時点で、囚われているのだ。

お金を一切遣うこと無く、山奥で、野に生える植物、また、他の生き物を捉え、自己のエネルギーと変換し、今を強く生きることが可能となれば、少しは自由と言えるのだろうか。

肩書、地位、評価。そういったくだらない章業に生涯、従事しながら生きていく人類。

そういった所から離れ、別次元、別レイヤー、フィールドに移行出来るほどの英知を求めている。

誰かが側にいなければ、虚しくなり、何も出来ない、無力な人々。
自己の価値を少しでも高めようと、他者に重要性を伝えようとする人々。

そういった、くだらない世界から抜け出したい。

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