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acfa最高!!
創造主の異世界旅行 11話

特にトラブルも無く、僕達は無事に『キャスバル』に着くことができた。

しかし……。

「広いね……」

外からではわからなかったけど、中に入って気が付いた。

「そうですか?都市としては当たり前の事だと思いますよ?」

エリスさんは未だゼロの頭を撫でている。

馬車の中でもずっと撫でてたよね……。

「主、都市としては些か狭いと思うのですが?」

ゼロはもう慣れたのか、エリスさんの撫でをスルーしている。

そして、僕を陥れるかの様なエリスさんへの援護射撃。

「ごめん。……非常識で……」

僕は鬱になりつつも、ぎこちなく笑顔で返した。

「主……」

「晶さん……」

心配してくれたのかな?

「「笑顔が恐いです」」

二人の息が合った。

そして僕は、唐突にロープが欲しくなった。

『創造』して造ろうかな。オリハルコン製のやつ。

「晶さん、そんなに落ち込まないでください」

僕を慰める為か、エリスさんの顔が近い。

「私の言いたいことは、そんなに無理して笑っても私達嬉しくありません、と言いたかっんです」

エリスさんの顔が近い、愛おしい者が僕を気遣っている。それだけで僕の中の闇(?)は消えた。

「晶さんが非常識でも構いません、私はそんな貴方を全て受け入れます!」

眼が真剣だった。エリスさん、それって告白ですか?
でも、僕はあまり良いとこないし勘違いだよね。

僕は自己解決した。
そして、エリスさんの言葉を思い出し、僕は心の中で号泣した。

「主」

ゼロが何か言いたそうにしている。

「エリス殿の言う通りです。そんな辛そうな笑顔、やめてください」

エリスさんに続き、ゼロが僕に注意した。

「ありがとう、二人共」

そう僕は二人にお礼を言った。

「いいえ!私は指摘しただけですし、別にお礼言われる事では……」

エリスさんはあたふたしながら言った。

「それでも、ありがとう」

僕は微笑みながら、本当に色々な感謝の気持ちを込めた。

「~~~~っ!」

エリスさんは顔を赤くして、そっぽを向いてしまった。

「主、これからどうするのですか?」

ゼロは今後の方針について聞いてきた。

「そうだね、取り合えず今後の方針については、歩き食いでもしながら話し合おう」

後でエリスさんに、色々と魔術(僕流の魔法)を教えないといけないから大変だ。

一様、師匠だしね。

色々と考えていたら、何時の間にか僕は笑っていたみたいだった。

「?どうかしましたか主?」

ゼロは僕が笑っていたのを、不思議に思ったみたいだ。

「ちょっとね」

「そうですか……」

渋々といった感じにゼロは引き下がった。

「それより、行こうか!」

僕は未だ顔を赤くしているエリスさんの手を引っ張り、食べ物屋へ直行した。









「美味しいね」

今僕は、タコ焼きらしき物を片手に街を歩いている。

「そうですね、初めて食べましたが中々ですね。……中のタコ除けば……」

「主、タコは異世界の邪神って言われているのはご存知ですか?」

右から僕、ゼロ、エリスさんが横一列に並んで歩いている。

ホント、広くて助かった……。狭かったら、見事に通行妨害だしね。

「エリスさん、あまり好き嫌いしないでください、それとゼロ、ニトロ好きにそれは鬼門だよ」

分かる人には分かるようにしてみました。

「主、ニトロって何ですか?」

ゼロが真顔で聞いてきた。

「聞いてどうするの?」

教えても良いけど、念の為ゼロに確認しておくことにした。

「いえ、そんな邪教を見つけたら潰しておこうと……。タコを信仰するのも何か間違ってると思いますし、眼を覚まさせないとですし」

ゼロは、ニトロを宗教かなにかと間違ってるいるみたいだ。

やっぱ教えるのは止めよう……。

それとも誤解を解くべきか。

「晶さん、今度あれ食べましょう!」

しばらく悩んでいると、エリスさんはいつの間にタコ焼きを平らげて次の屋台に移動していた。

別にどんどん食べても構わない。お金は『創造』出来るから良いし。

「おじさん!これとこれ、それとこれもお願いします!」

ガラスケースの中のケーキを指差して、エリスさんは元気良く注文した。

「どれだけ食べるんだろうね、エリスさんは……」

そんなふうに呆れていると、エリスさんが僕達を呼びに来た。

どうやら、店内で食べるみたいで呼びに来たようだ。

僕達は手頃のテーブルを見つけ座った。

「歩き食いしたせいで少し疲れましたし、落ち着いた店で食べる方が良いですね」

どうやらエリスさんは歩き疲れたようで、ここで一息入れたいようだ。

「という訳で、ジャーン!」

さっき、買ってきたケーキの入った箱を取り出した。

「ゼロちゃん何食べたい?」

様々なケーキが入ったいる箱をゼロが覗き込むと、驚愕な顔でエリスさんを見た。

「これ全部食べるのですか?」

僕も気になり、中を覗き込むと……。

「全部イチゴかよ!!」

そう叫びたくなってきた。

箱の端から端まで全部イチゴケーキって……。エリスさんが何考えているか分からなくなってきた。

「晶さんも何食べますか?」

中を再度覗き込むと……。

イチゴイチゴイチゴイチゴイチゴイチゴイチゴイチゴイチゴイチゴイチゴイチゴイチゴイチゴイチゴイチゴイチゴイチゴ

選択の余地すらなかった。

「じゃあ、ゼロちゃんには特別にこの大きいイチゴが乗っている方を、進呈してあげますね」

エリスさんがイチゴケーキを箱から取り出すと、ゼロの皿にイチゴケーキが乗っけた。

「エリス殿に感謝、では頂くとしよう」

「晶さんもどうぞ」

僕の皿にエリスさんがゼロと同じ要領でイチゴケーキを乗せた。

「では私も……」

一口、イチゴケーキのスポンジを口に含んだ。

「「「上手い!!」」」

三人同時に叫んでしまった。

そして、周りの視線が少し痛い……。

これだけ美味しいなら、意外に全部食べられるかもしれない。

このスポンジのフンワリ感、そして生クリームの絶妙な甘さ、美味しい。の一言に尽きる。

箱の中に入っているイチゴケーキ食べ切れるかも、と少し希望が見えてきた。




しかし、現実はケーキの生クリーム程甘くなかった。

「ゲップ……。もう入らない……」

イチゴケーキとの激戦の末、僕は胃が焼けていた。

そんな僕とは対照的に、ゼロとエリスさんは楽しく喋りながら、苦悶の表情せずイチゴケーキを食べ続けていた。

「ケーキという物は実に美味ですね、エリス殿」

最初に、箱の中身を見て驚いていたゼロはどこに行った。

「ね?女の子の半分は糖分で出来ているて言うし、意外にいけると思って挑戦しちゃいました」


しかし、こうやって楽しくやっていけるのは、幸福だな、と実感していた。

「あ、空になりました。店員さん勘定お願いします!」

箱の中身を空になったと確認すると、僕が清算した。

「主まさか……。インゴットしたのですか……?」

「お金は無いし、仕方ないんだよ」

「程々にしてください」

「善処するよ」

そうゼロに答えると、店内から僕達は出て行きまたブラブラと歩き始めた。


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