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200文字小説「生活臭」

作者: 丸屋嗣也

 洗濯機が回っている。

 白く濁った水面に大渦が生まれたかと思えばその渦が消え、今度は逆回転の渦が出来る。その渦に洗濯物を一つ一つ入れていく。僕のシャツや靴下。彼女のブラウスやブラジャー。

 僕はふと想像してみる。僕のワイシャツと彼女のブラジャーが渦の中で絡まり合って、ぐるぐる回っている様子を。

 居間のほうにいる彼女が僕のことを呼んでいる。

 四畳半一間の生活。グルグル回る洗濯物のように、僕らは絡まりあっている。

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