穏やかではない俺の日常
「嘘だろ・・・オイ・・・・・・」
と、口に出しても事態は全く変わらない。
俺が手を上に上げると、その女もそうする。
顔を歪ませても、同じだ・・。
「どうなってるんだ・・・」
俺にはさっぱり分からんね。だれかここに来て説明してくれ・・。
『プルルルルルル』
「キョンくん!!電話だよ〜」
電話に向かいながら、俺はハルヒ関連か?などと考えていた。
「まさかな・・・・」
そう言いながら、電話を取る。
「もしもし・・・・誰?・・・・」
俺の耳に飛び込んできたのは、落ち着いた女の声だった。
しかし、慣れとは恐ろしい物で、この気色悪い敬語は誰の物か、すぐ分かってしまった。
「・・・・古泉か・・・・?」
「お察しの通り、僕です。
あなたにも体の変化がありましたか?」
まったく・・何故、朝起きてコイツの声を聞かなくてはならないのだろう・・・
俺的には愛くるしい朝比奈さんの方がよかった・・。
「あったもなにも、何なんだ?これは・・・。」
「おや・・・あなたなら、分かっていらっしゃると思ったのですが・・・・」
「もしや・・・・ハルヒ関連か・・?」
頼む!!そうはならないでくれ!!これ以上、やっかい事に巻き込まれるのはごめんだ・・・・
「分かっているのなら、話が早いです。
現在、組織が調べた結果、この現象は世界中に発生しているらしいんです。
だから、当分・・・いや、もしかして、一生戻れないかもしれません。」
ハルヒ・・・お前の力は世界規模だそうだ。世界征服できるんじゃないか・・・。
「とりあえず、長門さんと、朝比奈さんからも連絡が入ると思います。
では、仕事があるので、僕はこれで・・・」
古泉・・・俺にどうしろと・・・?
俺は古泉との電話を切った。と、どうやらまた電話だ・・
『プルルルル・・・・ガチャ・・・』
「はい、もしもし・・・」
「・・・・私・・・・・・・」
どうやら、女も性転換するみたいだ・・・
一瞬、男の声がしたので、誰か分からなかったが、口調で判断した。
「・・・・・・長門か?」
もし、これで朝比奈さんだったら、ハルヒに忠誠を誓ってもいい。
「・・・・そう・・・・」
「古泉から聞いた話によると、今回もハルヒが原因らしいが、そうなのか?」
「・・・・合っている・・・・」
マジかよ・・・・・
「長門、情報を操作してこの世界を元に戻す事は出来ないのか?」
長門なら、あの長ったらしい呪文もどきを唱え、世界を元に戻す事など簡単なはず・・・。
「・・・・・今は、無理・・・・」
「な、何でだ!?どうして出来ないんだ?」
「性別を逆にする性能を持つバグにより、性別が変わっただけじゃなく、情報が操作しにくくなった。」
あ、ヤバイ・・・涙が出てきそうだ・・・・
そんな俺の心にさらに追い討ちをかける長門・・・
「私だけではない。朝日奈みくる、古泉一樹、この二人もそれぞれ力が弱くなっている。」
「つまり、こんな時に敵が来たら、終わりって事か・・・?」
「・・・・そうなる・・・」
俺の周りには『常識外れ』という文字がいっぱいだな・・オイ・・・
「そうか・・・ありがとな・・・・」
こうして、俺は電話を切った。
あとは、朝比奈さんだけか・・・・・
『プルル・・・ガチャ・・』
「はい、もしもし・・・・朝比奈さんですか・・?」
この俺の言葉に、朝比奈さんはビックリしたらしい。
「どどどど、どうして分かったんですか・・・?」
しかし・・・朝比奈さんの声・・・国木田に似ているな・・・
「長門と古泉からは、もう連絡が来ましたから・・。」
「はぅぅ・・・すいません・・・・今後は遅れないように気を付けます。」
などと、しばらくやりとりした後、俺は電話を切り、自室のベッドでくつろいでいた。
ついでに、髪の毛は長いのでポニーテールにしておいた。
そして、三人から聞いた情報をまとめた結果
・すべての人間が性転換してしまった。
・そうなったのは、ハルヒのせいである。
・三人とも、力が落ちている。
まぁ、こうしてまとめたのだが・・・・訳がわからん。
本当に、あいつらとハルヒの脳の中を覗いてみたい。
きっと、凄い事になってるぞ・・・・
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