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白い絵
作:かむ



生・色


―生―

時々
文章が溢れてどうしようもなくなることがあります
そんな時
文字を書かずにはいられなくなり
綴ろうとすると逃げる
それを追いかける
などと言ってみたりする

所詮は言葉遊び
追えば逃げ
逃げては追い
繰り返し
色の無さに泣く

僕の命に意味があるなら
色があるなら
光があるなら
誰かのためになるのなら
死にたくないと思えるだろうか

人はいつか死ぬ
必ず死ぬ
なのに生きる
終わりに近付く毎日を
歩く意味はあるのか
終わりを知っていながら
結末を知っていながら
僕らが夢を見る意味はどこに

消えた雲を探していたんだ
いつか見つかるかもしれないと思って
走る風を追いかけたんだ
いつか掴めるかも知れないと思って
でも嘘だった
全部嘘だった
見えるものばかり見てきたから
見えないものを信じられなくなった

もう一度あの頃みたいに
消えそうな夢を見たい
何の疑いも無しに
真っ白な心で


―色―

僕って一体
何のために生きているんだろう
僕には夢がない
自分には何もないと
何もできないと
信じて疑わない
自分に夢がないのは
すべて壊されてきたからだと
信じて疑わない
他人のせいにして
自分を守る
僕って最低
わかっている
わかってほしいのも僕で
わかろうとしないのも僕

会いたい
彼に?
彼女に?
それとも君に?
君なら僕の話
わかってくれるんじゃないだろうか
僕とどことなく
同じ匂いがする
世をはかなんで
周りと少し
距離を置いてみる
黒になりきれない
灰色
他人を拒んで
でも温もりを求めて
傷ついて
他人を信じない
馬鹿で愚かで崩れそうな


弱いんだ
見えるだろう
情けないんだ
知ってるだろう
かまってほしいけど
近付きたくなくて
僕ってなんてきれいって
泣きながら殺してる
生きてることを信じたくなくて
楽しんでるのを認めたくなくて
ひたすら逃げて
それを追いかけて
捕まえて
殺して
また逃げる
今まであんなに死んだのに
まだ足りないの
僕はいつになったら泣くのをやめて
自分の手を見て
この存在を
信じられるんだろうか

きれいだなぁ僕
なんてきれいなんだ
こうやって悲しいフリして
何が楽しいんだ
わかってくれないか
誰かこんな情けない僕を
見てくれないか

ねぇ
君は今一番
僕に近い色をしている
そんな気がする
そう
信じてみたい気がする












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