挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

ブックマークする場合はログインしてください。

天使の独り言 シリーズ ~Season 1~

オータム・スカイ

作者:え.うれん
 まぶしい陽の光とは裏腹に、中々暖まらない、秋の午前、トウキョウ。
 この冷たい空気が無性に泣けてきちゃう。 なんでだろう?
 どこかに帰りたい、ううん、このままこの時間に留まっていたい、そんな気分にさせられるんだ。
 あれ? 珍しいな。 空を見上げてるビジネスマンがいるよ。 雨なんて降ってないのに。
 僕も空を見上げてみれば……あぁ、空の色も大分薄くなってきたね。
 夏はどこに流れていっちゃったんだろう?
 街は、ビジネス街をセカセカと歩く人。 相変わらずだ。
 けれど、そんな相変わらずの中にも、ちょっとした変化はあるんだよね。
 こうやって見ていると、僕まで鬱々とした気分になっちゃうよ。
 初々しかった新入社員もこの時期になれば、今の環境に溶け込んで、皆同じような顔して、思いつめた顔で毎日歩いてる。
 果てしない生活へと一歩一歩進んでるみたいに。
 ちょうど、その薄くなった色の向こうに果てしないものを隠してる、この空みたいな世界に向かって行くようだ。
 このままその宇宙へ自分は進んで行っていいんだろうか?
 止まってくれない時間に引き摺られながら、色んな人が今日ももがいてる。
 その声を遠くに聞きながら、僕自身もまた、気付けばまた自分の存在を問いかけてる。
 ここに留まるべきか、どこか向かうべき所があるんじゃないかって。
 けれど、陽の光と街の熱気で街が暖かくなると、我に返って結局答えが出ないまま、いつもそこで終わっちゃう。
 ふふ、僕の悩みってその程度なんだろうか。 それとも……。
 そしてさ、ブラブラと大好きなこのトウキョウの街を飛び回っているうちに、何だかこのままここで生きていこうって、妙に元気になっちゃうんだよね。
 きっとここで暮らしている多くの存在も、僕と同じで、この空に抱かれながら、今日も生きているんだね。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
― 感想を書く ―

1項目の入力から送信できます。
感想を書く場合の注意事項をご確認ください。

名前:

▼良い点
▼気になる点
▼一言
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ