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片瀬の日々
作:STORM



第3章第6話 不良現る!言っとくけどこいつはなんか仲間らしいからな?


落ち着いた後、ヤクザから情報を聞き出した。
「まあ、金は後でいいがオレたちを襲わせた黒幕は?」
「確か・・・アメリカが本部の・・・ブレードバレー社だったかな・・・」
「なにそのネーミング!?」
日本語で刃谷って・・・。
「そこは確か私が実質壊滅に陥れた車メーカーでしたわ」
潰したのかよ!?
椎名財閥、まさに凶悪。
「それでねぇ・・・」
「更にそこに送りこんだスパイのリーダーがはやてさんだったので駿も狙われたのでしょう」
はやて・・・はやて・・・何か引っかかる。
「はやてさんは駿のお姉さまですわ」
・・・そうか・・・それではやて姉と出たのか・・・。
そんなに凶悪なことしたのかよ・・・。
「このままだとまた狙われるんだろう、オレたちは」
「そうですね・・・生憎、スパイで送り込んだ人は他の会社に送り込んでいますし・・・私たち自身で何とかしましょう」
まあ、何とかなるだろう。
千秋が相手だし、オレもいるし。
弾丸も軽く両断できるしな。
「じゃあ、そのなんとか社を潰しに行くか!」




「もう、話についていけないよ・・・」
話し合っているうちに湊がそんなことを言い出した。
「そうだな・・・湊には分からないか・・・簡単に言うと、ブレードバレー社を完膚なきまでに壊滅させに行く計画立ててるんだよ」
「本当?ボクもいく!」
えぇ!?
まあ、来てもいいかな。
他の人間より野生的な湊はある程度戦力にはなるしな。
山でイノシシとか狩ってたし、終いには熊まで・・・しかも素手で。

「分かった・・・でも三人じゃ足りないな・・・」
「なら、組からも一人派遣しよう」
ヤクザが急に協力的になった。
「その代り迷惑料を帳消しにし、組の再建も手伝ってほしい」
「その程度のこと、容易いですわ」
「交渉成立だな」
こうして、メンバーが一人増えた。
誰だか知らんが・・・。











6月24日午後1時

今日は先日貸してくれることになった仲間に会いにきた。
「で、ここにその貸してくれる奴がいると」
「今呼んでこよう」
ヤクザが一軒の家に入って行った。




暫くして物凄い音が聞こえた。

「死ねや、クソ親父!銃殺されてえのか!?」
「まままままて、とりあえず会うだけでも・・・」
激闘が繰り広げられていた。
ヤクザが圧倒的に負けていたが。
「し、仕方ねえな・・・会うだけだぞ」


そしてそいつが出てきた。
長髪の銀髪がいかにも不良って感じだ・・・しかもボス的な。
「お前・・・名前は?」
オレは不良っぽい人に尋ねる。
「・・・神宮(じんぐう)亮平(りょうへい)
「感じ悪いな」
オレはそのままの事を言うと、なんかキレて胸倉を掴んできた。
「調子に乗るんじゃねぇぞ・・・」
「そんなことしてると・・・死ぬぞ」
オレは心臓に突き刺さるようにナイフを構えていた。
「・・・仕方ねぇ、今回は見逃してやる」
亮平は手を離して後ろに下がる。




「なんていうと思ったか!」
すぐにこちらに向き直り、銃を速射。
弾丸はオレに向けて放たれた。
「死んだな」
「・・・誰が?」
オレは不死身さ。
弾丸を切り裂くことなど容易い。
何故このように、身体能力が高くなったかはわからない。
もともとこうであったのだろうか?

「・・・お前、バラムの加護を受けているのか・・・」
「バラム・・・?」
「ソロモン72柱の悪魔の一柱、バラム。その加護を受けることで姿が見えなくなるほど動きが俊敏になる。ただ、その原理は頭の働きが異常なまでに良くなるだけだけどな」
そうか・・・バラムか・・・。
オレってオカルト好きだったのか?
まあ、いいか。

「・・・悪魔の加護を受けている奴に勝てる気はしない。少しの間だけ、ついて行ってやるよ」
「やったね!」
突然湊が喜んだ。
「・・・かわいい」
「な、なんつった!?」
亮平が言いそうもない発言をしたので酷く驚いた。
「よろしくね、亮平くん」
湊がニッコリ笑って挨拶する。
「ああ、もちろんさ!」

・・・何この変わりよう・・・。












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