ナインッ!【休載中】(2/10)縦書き表示RDF


ナインッ!【休載中】
作:飛焔



第1打席・天才と野球部


オレは今、ヒジョーに困ってる・・・・・・。
なぜかと、いうのは・・・・・・・・・・・無理やり部に勧誘されてるのだ。

「あの・・・・・・・オレ、帰りたいんですけど・・・・・・・・・」
「いいからきなさい!!」

命令系かよ・・・・・・・。

餐場あいば! オレは、部活に入る気なんか・・・・・・・」
「仮よ! 仮!!」

言語道断か・・・・・・この、娘・・・・・!!

「じいちゃんに、言って追い出すわよ♪」
「うっ・・・・・・!」

オレは正直、コイツに弱い。理由は、オレが住んでいるのはアパートなのだ。
コイツ・・・・・餐場可奈あいばかなの叔父が大家をやっている。
しかも、その叔父が孫を溺愛してるのだ・・・・・・・孫の言うことはなんでも聞くような、孫馬鹿なのだ。
だから、そう言われるとオレも縮こまるしかない。

「で、何処に連れてく気だ?」

変な部活じゃないだろうな? ここは、変な部活が多いからな。

「野球部!」

・・・・・・・・・ノーマルで良かった・・・・・・・・・・・。
心からそう思えた。
こうして、オレは(無理矢理)野球部に仮入部することになった。



「はっ?」

オレは餐場に質問を返す。自分でも珍しいと思った。

「だ〜か〜ら!」
「キャッチャーがいないだと!!?」

叩かれた。何にだって? 餐場にだ・・・・・・ハリセンで。

「何故叩く?」
「人の言葉を返せ」
「?」

何を言ってるんだ? この、馬鹿は?
そう、思う・・・・・・・本気で。
どうやら、この野球部は今年新設した部活で、2年の先輩が2人、他にオレを入れて6人が1年というこの学校では珍しい部員不足などにも驚いたが、まさか、キャッチャーも欠けてたなんて思いもしなかった。

「まあまあ。そう焦らさんなって。マネジちゃん♪」

と、背の高い痩せた人が餐場に話しかける。

久隅くすみ先輩! ちゃん付けは止めてください!!」

久隅健吾くすみけんご。2年生で、生徒会会長を1年の時に就任した先輩だったな。ファンクラブもあるから聞いた事はある。

「やぁ、オレは久隅健吾、宜しくね☆ ポジションはサードを守ってるよ」

「あ、はい」と、相槌をうつ。

辺りを見渡すと、グラウンドを整備してるのは2人、キャッチボールをしてる2人で外野でパソコンをいじってる人の5人居る。

「あぁ、他のヤツも紹介するね。
まず、グラウンドの整備をしてる、副部長をやってる沖田総氏おきたそうし。センターを守ってる、ウチの1番の強肩と50m5秒の俊足だ」

偉人!!?

「もう、一人がデイビス。ウチの巨砲だよ。ファーストを守ってる」

外人かよ!!

「で、パソコンをいじってるのは、光野一樹ひかりのかずき。ショートを守ってる」

こっちを見て一礼する。
オレも吊られて1礼する。

「キャッチボールをしてる2人は、あの小さいのが小木彰正おぎあきまさ。セカンドを守ってて。んで、孫悟空こと竜宮勇斗りゅうぐうゆうと。ミートが上手いぞ。ライトを守備してる」
「ま、だいたい覚えました」

とくに、外人と、偉人はね。

「で、ボクの独断と偏見で君をピッチャーの位置についてもらうよ」

そんなので、良いのか!!?

「あの、キャッチャーが居ないと、練習できないと思いますが・・・・・・・・?」
「アソコを曲がった先に、『的』があるから。行こうよ」

・・・・・・・・・壁打ちならぬ的打ちですか・・・・・・・・。

「じゃ! 私は適当にキャッチャー探してきますね! 部長!!」
「いってらしゃい」

と、にこやかに笑いながら言う。
キモ・・・・・・・・。
心底そう思う、今日このごろ。



「まずは、基本の動作なんだけど・・・・・・・・」

連行され、結果として辿りついたのは体育館裏にある、空き地だった。
そこで、グローブとボールを渡された。
サイズは・・・・・・うん、ちょうどいいな。
球を強く握る。
そして・・・・・・・見よう見真似の動作で、投げる!!
この際の体重移動は・・・・・・・・ボールに体重をかけるように・・・・・・して、振りきる!!

<ズドォン!!>

ま、こんなものか。
急速は140そこそこかな?
帰って来た球を捕り、そして、ハンズアップ。

「教えるまでもないか・・・・・・・・・」

と、哀愁が漂う感じで喋るがオレは聞く耳をたてなかった。
どうせ、仮入部の期間だけなんだ・・・・・・・真面目に聞く道理などない。

<ズドォン!!>

オレは、小1時間ほど投球練習をした。
それから、基礎体力を付けるためランニング。そこから、ストレッチに入り、次に各自の守備練習をして打撃練習ティーバティングへと進む。んで、最後にミーティングし解散という流れだ。
結局お目当ての捕手は確保できなかったみたいだ。



「あ〜ぁ。無駄な体力を使ってしまった・・・・・・・・・」
「無駄言うな! 青春の汗は素晴らしいのだ!」

と、背景に<ど〜ん!>と、文字があるのは幻覚であろう。

「馬鹿じゃねーの? 1日に人間が動くのに1番ベストなのはな・・・・・・・」
「アンタ、根っからの理屈主義者ね・・・・・」

理屈というものは重要な物だぞ。

「あの時の過ちを繰り返さない為にな・・・・・・・・・・」
「へっ?」

しまった、口を滑らせたか。
て、言うか自分のミスが許せねぇー・・・・・・・・。
オレも、馬鹿の内か・・・・・・・・・。

「なんでもねぇよ」

そう言い、オレはアパートの方に足を進める。
餐場ともここでお別れだ。正直、助かった・・・・・・・と、安心する。

「ちょ! 神也ぁ!!」

叫んできやがった、はぁ〜。うぜぇ〜。

「あんだよ?」
「グローブ馴らしといてねぇ!」

そこかよ!!
だめだ、あの娘・・・・・・・・。
オレの周りには馬鹿しかいないと改めて実感した。


えっと、キャラの説明などさせていただきます。
まずは、織田神也君、スポーツ万能成績優秀とどこぞの少女マンガの男だ!! と、ツッコミを入れる人も多分いるでしょうが。スミマセン、こんな主人公しか思いつきませんでした。
次に、久隅健吾先輩。野球部のキャプテンと生徒会会長を務める人、とてもやさしい先輩です。
沖田総氏さん、スミマセン、偉人のあの人からとりました。部の副キャプテンです。
光野一樹君、ダチと相談して決めた名前です。
デイビス君・・・・・・外人さんです。ネタがなかったので10分かけて作成した選手です。実は、たまたま見てた英語の教科書の男の子の名前からとりました。
小木彰正君。オレと死神?!の下書きに書いたときの主人公の雨宮和也君の名前です。気分で没った名前です。
最後に、孫悟空こと竜宮勇斗です。もう、勢いに任せました。
と、まぁ軽く書いたらこんな感じです!
お気づきの方も居るかもしれませんが、レフトを守ってる人が居ます! もう少ししたら出てきますので待っててください!
評価ご感想、野球に関する豆知識!!どんどん、送ってください!!












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう