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FBIから来た女:5〜逆鱗・黄の章
作:ユーリ



ファイル453:マリアと人形師とメイドさん『2』


ゼペッド
「ちがーう!!」

マリア
「!!」

コナン
「ちがうって・・・何がちがうって言うんですかゼペッドさん。」

ゼペッド
「こんなのちがうね!全っ然ちがう!!全然メイドさんじゃないね!!」

コナン
「何言ってんですか!?っていうかあなたが勝手に着させたんでしょ!!なのに何その暴言!!」

ゼペッド
「だけど全然ちがうもん!!彼女は単にメイド服を着ただけで、全然メイドの魂がこもってないんだぁ!!」

コナン
「当たり前だぁぁぁ!!」

ゼペッド
「メイドの魂がこもってなきゃ成仏できない。成仏したくない。」

コナン
「あ・・・あなたって人は・・・もう良いですよ!なら勝手にしてください。マリアちゃんもこんな人は放っといて・・・」

マリア
「ええやろ。」

コナン
「え?」

マリア
「ウチかて普段の生活ではメイド服を着てる身や。そのウチにメイド魂がこもってないやなんて、東尾家最大の屈辱・・・!東尾マリアの名にかけて、必ずアンタを成仏させたるわ!!」

コナン
「(あ、しまった・・・変なところのスイッチが入った・・・前に刃ちゃんが言ってたっけ・・・)」

刃『マリアちゃんって、普段はおとなしい子なんやけどさ、あれでいて意外と・・・頑固者なんよ・・・』





服部邸




「ハ?メイド魂を身につけたい?え、何?何か変なトコのスイッチが入ってんの?」

コナン
「ええ・・・まぁ・・・」


「ん〜、しかし・・・メイド魂って言われても・・・。!よっしゃ、わかった。学ばせてやるからマリアちゃんは少しそこに隠れとけ。」

マリア
「?」

コナン
「へ?」


「もしもし?ああ、今すぐに来て。」





瑛祐
「で?何だよ用事って。」


「イヤ〜、たいした事やないんやけど・・・小さい頃から琴美ちゃんにメイド服を着させとったアンタに聞きたい事があってな。」

瑛祐
「人聞きの悪い事言うなよ。大体、メイド服を着てたのは琴美の趣味なんだよ。オレは別にメイドなんかに興味ないよ。」


「あ、そうなんや。悪かったな。ただ今度、ユーリ兄達に頼んでメイド喫茶でもオープンさせようかと思ってさ。流行りやんメイド喫茶。『お帰りなさいませご主人様〜♪』って・・・」

瑛祐
「ヘェ。流行ってるかどうかは知らないけど、勝手にすればいいじゃないか。ただ、そんな上っ面だけなぞったメイド喫茶が流行るかどうか・・・」

ピカーン!


「ヘェ。そやったら、上っ面だけやないメイドの良さって言うと・・・」

瑛祐
「べ、別に興味なんかないけどよ!強いて言うなら・・・強いて言うならメイド魂ってヤツはさぁ・・・!こう、クルッとターンした時の・・・ブワッと広がるスカート!これが大事なんだよ!!」


「えー、その程度?アンタも浅いなー。」

瑛祐
「ばっ!その程度なワケないだろ!!他に言うなら爪先立ちだよ!こう、高い所の物を取る時に『グッ!』ってあげるあの感じ!!」


「ハーン?もう終わり?」

瑛祐
「イーヤ、まだあるね。後は姿勢だな。背筋がピンと伸びてないと話にならない!!後他に大事な点は・・・」


「まー、わかったわかった。って事で、大体そんな感じやて、マリアちゃん。」

マリア
「なるほど・・・」

瑛祐
「ハッ!?な・・・な、何でマリアちゃんが・・・?」

マリア
「こんにちは瑛祐さん。瑛祐さんって・・・メイドに詳しくて・・・マニアックなんやね。」

瑛祐
「チクショウ!!リアンちゃんのバカヤロ〜ッ!!」

マリア
「あ、瑛祐さん。」

瑛祐は走って行ってしまった。


「イヤ〜、面白かったなぁ〜。」

コナン
「イヤ・・・ちょっとかわいそうな気も。」


「イヤイヤ、でもこれでわかったやないか・・・メイド魂は、クルッと回ってブワッと広がるスカートに宿るって・・・」

マリア
「おおきに、刃ちゃん・・・ウチ・・・わかったわ。」





マリア
「って事で・・・メイド魂を見せたろ。これを見て・・・ゼペッドさんも・・・成仏してや!!」

マリアはそう言って、クルリと回った。

しかし・・・

グイ!

マリア
「あ。」

ビッターン!!

マリアはスカートの裾を踏み、豪快にコケた。

コナン
「ふぉ!!」

しばらくの沈黙。

コナン
「(回れてない!!)」

ゼペッド
「(だが、これはこれであり!!)」

あえて続く!

果たしてマリアの明日はどっちだ!?












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