ファイル530:体験旅行は別れの危機!?『1』
ペンデュラム城
ティターン『3人もの強い女性を配下にするとは、さすがはサイクロプスじゃのぅ。感心じゃ。』
サイクロプス『おホメに預かって光栄だよ、ティターン。だけど、まだ後1人残ってるんだよね、仲間にしたい子。』
ティターン『ホゥ・・・それで、どうするつもりなんじゃ?』
サイクロプス『それについてももう考えてあるよ。柏!』
サイクロプスが叫ぶと、柏が一瞬で2人の前に現れた。
柏
「お呼びですか、サイクロプス様。」
サイクロプス『オレが随分前に洗脳をかけたあの老人、調子はどうだい?』
柏
「順調ですよ。丁度例の学校の校長が病気で療養中だそうで、既に臨時校長として潜り込ませてます。」
サイクロプス『行動が早いね、君は。じゃあ、今回の作戦を任せられるかい?』
柏
「はい、お任せください。」
柏はお辞儀をすると、シュンッと消えた。
サイクロプス『フフフ、FBI共め。まさか、オマエ達の仲間の1人が我らの手の内にあるとは微塵にも思うまい・・・』
ティターン『そうじゃったな。あのウコンとか言う老人・・・うまく利用できそうじゃのぅ・・・』
サイクロプス『全くだよ・・・ハッハッハッハッハッ!!』
ティターン『フェッフェッフェッフェッフェッ・・・』
サイクロプスとティターンは、不敵に笑っていた。
帝丹小学校
帝丹小学校の校庭に、コナン達1年生の生徒達が集まっていた。
霧生崎右近『臨時の校長』
「では、これから1週間の体験旅行に出発する。ケンカをせず、共に仲良く過ごすように!」
「は〜い!!」
子供達は、元気良く返事した。
コナン
「あの右近って人、FBIチーム『フロンティア』のメンバーの1人なんだよな。」
哀
「ええ、そうだってリラさんが言ってたわね。」
光彦
「校長先生が療養だって聞いた時は心配しましたけど、あの人が臨時校長なら帝丹小学校も平和ですよね!」
元太
「そうだな!」
マリア
「何も起こらなければええんやけどな。」
マリアがぼやいた。
刃
「もう、まぁたそんな事言うて・・・」
刃が怒ったように言う。
マリア
「そやかてホンマの事やんか、刃。実際、ウチらが遊びに行ったりで他ん所行くと、決まって何か起こるやろ?」
コナンと哀は顔を見合わせ、今までの事を思い返してみた。
確かにマリアの言う通り、決まって何か起きている。
コナン・哀
「ハ、ハハハ・・・」
コナンと哀は苦笑いした。
風月
「そりゃそうだけど、今回ぐらいは大丈夫でしょ。信じましょうよ!」
マリア
「それもそうやな。」
風月の明るい声に、マリアは笑みを浮かべながら言った。
コナン達は、今回はFBIの1人がいるのだから大丈夫だろうと思っていた。
しかし、それこそが油断だったのである。
なぜならその右近こそが、ペンデュラムアッドの1人サイクロプスによって洗脳されているのだから・・・
真希
「・・・」
真希はバスに乗り自分の席に座ると、高速でどこかにメールを打った。
┌─────────────────────────────────────────┐
│ボスへ□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□│
│ウコンさんが臨時校長をしてくれるらしいのですが、何だか様子がおかしいです。□□□□│
│何かイヤな予感がします。□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□│
│もし何かが起きたら、私が携帯でメールします。□□□□□□□□□□□□□□□□□□□│
│そうしたら、そのメールに記載されている場所にフロンティアの6人を派遣してください。│
│片桐真希より□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□│
└─────────────────────────────────────────┘
真希
「これで、良し。」
真希は『送信完了』の画面を確認すると、再びメールの画面を呼び出した。
真希
「実希にもメールしとかなきゃね・・・」
真希は続けて、実希にメールを打った。
果たして、真希の予感は当たっているのだろうか?
そして、柏達が狙う『残り1人』とは誰なのか?
次回、やっぱり事件発生!! |