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FBIから来た女:5〜逆鱗・黄の章
作:ユーリ



ファイル517:ヒナギクの親友・歩の変貌!襲われたヒナギク!!


桂ヒナギク・16歳。

白皇学院で生徒会長をしている、プライドがかなり高い女の子である。

ヒナギク
「プライドが高いって・・・私は少し高いだけよ!」

ちなみに弱点は高所恐怖症。

ヒナギク
「わ〜!!どうして私の弱点が作者に漏れているのよ〜!!」

そりゃ、原作を読んでいるから・・・

ヒナギク
「さてはバラしたわね、美希!!」

ヒナギクは側にいた美希に詰め寄った。

お〜い、だから原作を読んでいるからだってば・・・

美希
「ち、ちがうわよヒナ!私じゃないわ!!そ、それに私も弱点漏らされてるし・・・」

ヒナギク
「え?あなたも弱点を漏らされてるって事は・・・ま、まさか!!」

ヒナギクは心当たりがある人の方を見た。

愛歌
「ウッフッフッ・・・そうですよ、ヒナギクさん。お2人の弱点を漏らしたのはこの私です♪」

愛歌がニコニコ笑っている。

その横で、理沙と千桜が震えていた。

ヒナギク
「どうして理沙や千桜まで震えてるの?」

愛歌
「この2人も私に弱点を書かれてるからですよ♪」

ヒナギク
「3人共同じ事で弱点を書かれてるの?」

愛歌
「そうですよ♪会長も充分お気をつけなさい♪」

ヒナギク
「ハ、ハァ・・・」



白皇学院を後にしたヒナギクは、しばらく歩いていた。

ヒナギク
「全く・・・愛歌さんの性格にも困ったものね・・・」

ヒナギクはため息をついていた。

ヒナギク
「どうにかならないものかしら、あの性格・・・あ、そうだ!また歩にメールしておこうっと。」

ヒナギクは歩の携帯に向けてメールを打ち、送信した。

すると、思ったより早く返事が来た。

ピピピ・・・

ヒナギク
「あ、もう返事が来たわ。」

┌──────────────────────────┐
│ヒナさん、ちょうど良かった。□□□□□□□□□□□□│
│今私、ヒナさんの近くにいるんだ。□□□□□□□□□□│
│ヒナさんに用があったから、今からそっちに行きますね。│
│□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□歩│
└──────────────────────────┘

それからしばらくして、歩がやって来た。

西沢(ニシザワ)(アユム)
「久しぶりだね、ヒナさん。会いたかったわ。」

ヒナギク
「どうしてたの?歩。最近汐見高校を休んでるそうじゃない。同級生が心配してたわよ?」


「あれ、そうなんですか?ちゃんと連絡してないからなぁ。」

ヒナギク
「・・・ところで、私に用って何なの?」


「用って言うのは他でもないですよ。桂ヒナギク・・・あなたには消えてもらおうと思って。」

ヒナギク
「え、今呼び捨てで・・・?っていうか、消えてもらうってどういう意味!?」


「そのままの意味だよ、ヒナギク。あなた、私とどっちが先にハヤテ君に告白するか競うハズだったよね?なのに、ハヤテ君は今別の人とつき合っている。私でもあなたでもなく、あの大阪の子とつき合っている・・・どういう事?」

ヒナギク
「確かにハヤテ君は、愛沢さんとつき合っているわ。でも、それはハヤテ君とあの子の自由でしょ?私達が干渉する問題じゃないわよ。」


「そうだよね?それは私もわかってる。でも、問題は・・・あなたがちゃんとハヤテ君に告白しなかった事よ!!」

ヒナギク
「な、何ですって!?」


「あなた、『自分から告白するなんて負けた気がしてイヤだ』とか言っていたよね?でもそれ、私に言わせればただのワガママだよ。世の中はそんなに甘くないのよ。早く告白しないと、好きな人も誰かに取られる・・・その事もわかっていないような女に、生きている資格などない・・・だから、親友のこの私が直々に消し去ってやるのよ!!」

歩の気迫に、ヒナギクは一瞬怯んだ。

ヒナギク
「いつもの歩じゃない・・・まさか、誰かに操られてるの?それなら、私が歩を助けなきゃ!正宗〜!!」

ヒナギクが叫ぶと、ヒナギクの右手に正宗がやって来た。


「出したね、正宗。ならば、こっちも・・・影炎斬!!」

歩が叫ぶと、赤い木刀が歩の左手に来た。

ヒナギク
「そ、その刀は!?」


「驚いた?これは私に目をかけてくれた人からもらった、木刀・影炎斬よ。」

ヒナギク
「ヘェ、この私に剣で勝負を挑むのね・・・いいわ、かかってきなさい!!」

ヒナギクは正宗を構えた。


「後悔しないでね?ハァァァァァッ!!」

歩はヒナギクに向かってきた。

ヒナギク
「ハァァァァァッ!!」


「ゼェェェェイッ!!」

ヒナギクの正宗と歩の影炎斬が、ぶつかり合った。

ヒナギクは、自分の方が木刀を長く扱っているため、余裕だと思っていた。

しかし、歩は平然としている。

そして・・・

バチン!!

ヒナギク
「熱っ!!」

ヒナギクは正宗を影炎斬から放した。

木刀を見ると、少しキズがついている。

ヒナギク
「そ、そんな・・・鷺之宮さんからもらったこの刀にキズが!?」


「この木刀はね、名前の通り少し熱いの。まぁ私はこれに対応できる体質だったみたいで、握っても何ともないけどね。」

ヒナギク
「で、でも、まだ負けたワケじゃ・・・」


「フ〜ン。でも、これを見てもまだ勝つ気でいられるかな?」

そう言うと、歩は影炎斬を構えた。


影超爆裂炎冥斬(シャドーセーフティーシャッター)!!」

ドンッ!!

ヒナギク
「え!?」

突然襲いかかってきた攻撃に、ヒナギクは避けきれずモロに喰らった。

ヒナギク
「キャアアアアア!!」

耐えきれずに吹っ飛ぶ。

ヒナギク
「い、今のは・・・野々原さんの超爆裂炎冥斬(セーフティーシャッター)!?なぜ歩が!?」


「驚いた?この木刀は見聞きした相手の必殺技をコピーできるのよ。さっきのようにね。」

ヒナギク
「じゃあ、野々原さんと会ったの?」


「ええ、野々原さんの前に虎鉄さんと佐伯さんと会ったけどね。」

ヒナギク
「泉の執事と大河内君の執事とも?」


「ええ。虎鉄さんは私が好みのタイプだって言ったらアッサリ技を教えてくれてね。楽勝だったよ。」

ヒナギク
「でも、佐伯君は手強かったんじゃない?」


「そんな事ないわよ?この前当たった宝クジの半分あげるって言ったらアッサリ。」

ヒナギク
「佐伯さん・・・相変わらずお金に弱いのね・・・」


「で、野々原さんはあのヘタレ君の根性を叩き直してあげるって言ったら見せてくれたわ。」

ヒナギク
「・・・」

ヒナギクは目が点になった。


「そんなワケで、あなたにも負けてもらうわね。」

ヒナギク
「できるものならやってみなさい!!」

ヒナギクは正宗を握り、歩に斬りかかった。

しかし、歩は平然とした態度を見せる。


「ツバメ返し!!」

ドカッ!

歩が木刀を振ると、ヒナギクの正宗が弾かれた。

ヒナギク
「キャアッ!!」

正宗は地面に突き刺さった。

ヒナギク
「しまった!正宗が・・・」


影薔薇縛撃(シャドーローズウィップ)!!」

歩が叫ぶと、影炎斬の先端がムチとなりヒナギクに襲いかかった。

ギュルルル!!

ヒナギク
「キャアアア!!」

ヒナギクはムチに巻きつかれた。


「フフフ・・・」

歩は木刀を強く握った。

ムチがヒナギクを締めつける。

ギュウウウ・・・

ヒナギク
「うあぁぁぁ!!」

ヒナギクは苦しそうに叫んだ。


「ウフフ、そろそろトドメを刺してあげる・・・」

歩は不敵に笑った。

ヒナギク
「(もうダメ!!)助けて、ハヤテく〜ん!!」

歩がトドメを刺そうとしたその時、少年と少女の声が聞こえた。

「ヒナギクさん!!」

「ヒナに何をしている!!」

「アンタ、何してるんや!!」


「!!」

ハヤテと咲夜と美希の声に、歩は力を緩めた。

ムチからヒナギクが放れる。

ドサッ!

ハヤテ
「ヒナギクさん!!」

咲夜
「ヒナギクはん!!」

美希
「ヒナ!!」

ハヤテと咲夜と美希はヒナギクに駆け寄った。

美希
「ヒナ、大丈夫?」

ヒナギク
「え、ええ・・・」


「チッ・・・運の良い女ね・・・」

そう言い捨てると、歩は飛んで逃げた。

ドンッ!!

ハヤテ達は逃げる歩の姿をハッキリと見た。

ハヤテ
「あれは、西沢さん!!」

咲夜
「ん?何なんや?」

美希
「歩ちゃんの首と両手にある、あのミサンガは・・・?」

ハヤテ達は不審に思いながら、ヒナギクを桂家へと運んだ。

なぜ、歩は親友のヒナギクを襲ったのか?

そして、歩の首と両手にあるミサンガの謎とは・・・!?

謎は、さらに深っていく・・・

次回は、波乱のロンドン旅行編!!












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