ファイル515:もう1人のファミリア!?
この世には、自分と同じ顔を持つ人間が2〜7人はいると言われている・・・
今回はそれをテーマにします。
京都にて
美保
「はい♪」
「わ〜!!ありがとうございましたぁ〜っ。」
美保
「やれやれ・・・これじゃ変装の意味ないわよね〜。有名人は辛いわね。」
「そこの姉ちゃん。」
美保
「ん?」
ブァッ!!
美保
「空盾!!」
ドカッ!
美保
「ハァ〜、見事なハイキック!同姓にこんなサインの申し込み方をされるとは・・・」
「フン、いるかよそんな物!ってゆーか、アイドルだからってあんま調子乗んじゃねぇよ!!」
ダッ!
美保
「いらない?こんな物!?」
ピキッ・・・
美保
「ちょっと、待ちなさ・・・あら?あの娘・・・」
大阪にて
松葉
「ヤッバァ〜、期末の結果が・・・油断しとったわ・・・まぁこの一時的なモヤモヤは、鈴也とのラブラブデートで晴らすとして・・・」
松葉と鈴也は、スペシャルで正式に婚約関係になりました。
松葉
「こりゃあそろそろゲームもマンガも蹴散らさなヤバイかもな・・・」
そうつぶやきながら歩いていると、どこからか声が聞こえてきた。
「ホ、ホントに持ってないんです〜!!」
「良いから跳んでみろよ!!」
「跳ぶ・・・?」
松葉
「(古風な・・・)」
ピョーン!
チャリ〜ン!
「ハッ!?そういう仕掛け!?」
「見〜ろ持ってんじゃねぇか!全部出しな!!」
チャリ・・・
「それと、靴底の札金もな。」
松葉
「止めんかい。」
「!」
「時雨山の女神・桜野松葉さん!!」
松葉
「変なアダ名止めてや・・・その制服・・・よその学生やろ?この辺で好き勝手な事はアタシがさせへんよ?」
「ニヤ・・・」
ブンッ!
松葉
「やるぅ〜・・・そやけど・・・軸足・・・もろた!!」
バム!!
「ヒギャ!!」
松葉
「ご、ごめんなさい!!大丈夫か?」
ターッ・・・
松葉
「待たんかいってば!お金返して行きなさい!」
「桜野松葉・・・ウワサは知ってる。でもアンタにかまってるヒマないのよ!あばよ。」
チャリ〜ン・・・
松葉
「え・・・?」
タッタッタッ・・・
「・・・なぁ、知ってるか鈴也?」
鈴也
「え?何を?」
「最近この辺りでよその高校生が暴れてるんだよ。カツアゲとか・・・しかも、女1人!」
鈴也
「ヘ〜、よく知ってるな〜。」
「当たり前よ!何せ被害者だからな!すでに!」
鈴也
「・・・」
「大学生だろうがカモにしてるほどのヤツだ。オマエもおもいっきりカモ顔だからな。ホラ、これ見て注意しろよ。」
サッ!
鈴也
「ハハ・・・。って、え!?こ・・・これって・・・!?(アイツ・・・原作者の絵にソックリな絵描くなぁ〜・・・イ、イヤ・・・そういう事ではなく・・・)」
桜野亭
松葉
「絶ッッ対ファミリアやて!!」
美保
「やっぱり?私もそう思ったのよ。」
松葉
「もうビックリ!アタシもまさかって思たけど・・・」
美保
「う〜ん、コイツはただ事じゃないわよ・・・」
ガララ・・・
鈴也
「あ、松葉!ちょっと話があるんだけど・・・」
松葉
「!何々・・・?」
松葉
「やっぱり・・・鈴也も見たんやな?」
鈴也
「ああ、一応・・・でも間違いないと思う・・・」
片桐邸
真希
「え?ファミリアが・・・?アッハッハッ!そりゃみんな、何かの間違いよ!ファミリアは私達の身の回りの世話もしてくれるし、帝丹高校の行事にも積極的に参加してるし・・・とっても良い子よ!」
松葉
「ハァ・・・でもまだわからへんし・・・よく考えたらアタシら学校がちゃうから、ファミリアの事あんま知らんし・・・」
実希
「要するに・・・仲間のプライバシーを売れっちゅう事やな?」
松葉
「変な意味にとらえんとってくれる?」
実希
「ホラ・・・これ。」
松葉
「・・・?何これ・・・」
実希
「男子生徒の間にマニアがいるらしくてな・・・マスターROMにキズつけんとってよ。」
鈴也
「み、見よう・・・」
美保
「私には知る権利がある・・・」
シャコ・・・
美保
「おぉ・・・」
『片桐家メイドのプライベート白書♪』
『皆さんこんにちは!私は女子高生の颯崎ファミ(17)です♪』
※颯崎ファミとは、ファミリアが帝丹に通ってる時に使ってる名前です。
松葉
「な・・・何でファミリアのナレーションが・・・?」
実希
「一応合成ボイスや。」
『今日は私のちょっぴり恥ずかしい1日をご紹介しちゃいまぁす♪普段の私は片桐家に住み込みで・・・マスターのメイドをしています♪大変ですけど、とってもやりがいのある仕事です!それ以外には、帝丹高校に通ったりしています♪』
鈴也
「どう?怪しいトコは・・・」
美保
「う〜ん、今のトコは何も・・・」
松葉
「ってか、これ盗撮ビデオとちゃうの・・・」
『そして、休日は誰にも言えない秘密の時間・・・マスター達にも内緒のこの時間だけ私は・・・自分を自由に解放するのです・・・♪』
松葉
「こ・・・これは・・・」
鈴也
「時間的にも符合するよ・・・」
美保
「じゃあ、やっぱり・・・」
疑惑急浮上!!?
「何をみんなでご覧になっているのですか?」
鈴也
「ファ・・・ファミリア!?」
ファミリア
「はい?キ・・・キャッ!それ・・・私じゃないですか!?」
鈴也
「マズいっ・・・」
美保
「イヤ・・・これは・・・その・・・」
実希
「よく・・・撮れてるやろ?」
ファミリア
「はい!スゴく良く撮れてますね!」
松葉
「ファミリア・・・今どこかへ出かけてた?」
ファミリア
「えっ!?そ、それは・・・あの・・・その・・・う・・・」
松葉・鈴也・美保
「(やっぱり・・・)」
松葉
「あら?真希ちゃんは?」
真希
「やれやれ・・・松葉ちゃん達も何言ってるんだか。そもそも、ファミリアを疑うなんて筋違い・・・ん?あれは・・・」
「邪魔だーっ!!」
ガラガラガシャン!!
「見てんじゃねーっ!!」
真希
「・・・」
深い問題を抱えてしまった、重苦しい空気・・・
ファミリア
「あ・・・あの・・・わ・・・私のせいですね・・・ご・・・ごめんなさい皆さん・・・グスン・・・」
真希
「ファミリア〜ッ!!」
バガン!!
鈴也
「わっ!?」
真希
「あなたはそんな事する娘じゃないって・・・私・・・私信じてたのに・・・一体何が不満であんな事するの!?」
ファミリア
「ごっ、ごめんなさいマスター!?」
真希・ファミリア
「・・・え?」
真希
「あ・・・ちょ・・・ちょっと待ってね・・・今、少し整理するから・・・」
鈴也
「実は・・・」
ファミリア
「こ・・・この子は!!」
松葉
「知ってるんファミリア!?」
ファミリア
「この子は・・・私がこの姿になる前に会った女の子なんです・・・」
松葉・鈴也・美保
「え〜っ!!?」
真希
「そういえば、あなたもデュリオアも元の姿だと厳ついから人間の姿になったんだっけ・・・」
ファミリア
「そう・・・この子は、私の分身なんです・・・」
回想・・・
ファミリア・ファウナ『プロトタイプ』との戦い終了後のすぐ後・・・
ファミリア『・・・これが、私の愛するマスターが暮らし、私が守る星・・・』
『アンタ、アタシの足引っ張る気!?』
ファミリア『!』
『お願い、助けてよ文美ィ・・・』
文美『ってゆーか、マジ絶交。2度とアタシに近づかないでくれるかな?』
『文美〜ッ!』
文美『チョーウザッ。』
ファミリア『自分のために友を切った。何て勇気ある少女でしょう。!そういえば・・・』
『ファミリア、デュリオアよ・・・任務を全うするにあたり、心するが良い・・・“自分さえよければそれで良い”・・・この言葉を忘れるんじゃないわよ・・・』
『はい、マスター・・・』
ファミリア『そうだ・・・あの女の魂と姿を、モデルにしましょう・・・』
ファミリア
「そしてあの後頭を打って・・・現在に至るというワケです♪」
松葉・鈴也
「・・・」
『強い衝撃を受けて性格・属性が反転する性属性反転症“ミグレット症候群”(白野美保が命名)は、誰にでも起こりうるのである! 美保の論文の一文より』
松葉
「でも良かったわ。ファミリア、疑ってゴメンな・・・」
ファミリア
「いいえ・・・そんなぁ!」
鈴也
「その人しばらくはこの辺うろついてるみたいだから・・・もうしばらくは気をつけて歩かなきゃね。」
美保
「同じ顔に同じ姿か・・・ニヤ〜ッ!みんな!私に良い考えがあるわよ・・・」
チャリチャリ・・・
文美
「この町の連中マジでヌルッ。しばらくはここで稼がせてもらうわ。」
スタスタ・・・
文美
「!・・・何だオマエ・・・そこ、どき・・・な・・・」
颯崎ファミ
「・・・」
サァァァッ・・・
文美とファミのご対面・・・
文美
「ア・・・アタッ・・・アタッ・・・アタシ!?フザケんなよ、誰アンタ!!?」
ファミ
「クスクス・・・あなたが私なのよ・・・“ドッペルゲンガー”って御存知?同じ顔・同じ姿を持つ自分に出会ってしまった者は・・・死んじゃうんですって。」
文美
「フ・・・フザケんな!!アンタが死ねば!?」
ダッ!
スゥゥ・・・
コォォォォォ・・・
新美
「ラージア・ファミス!!!」
ガッ!!
バゴォッ!!
文美
「キャアアアアアッ!!?」
ファミ
「自分の町にお帰りなさい・・・」
文美
「あ・・・ヒッ・・・ヒィッ・・・ヒャアアアアア〜ッ!!!」
ダダダダダ・・・
松葉
「やったぁ!!」
鈴也
「大・成・功〜っ!!」
美保
「どうよ、私の作戦!脚本・鈴也君、演出・私、出演・ファミリア!中々の名演技だったわよ♪」
ファミリア
「エヘヘ・・・緊張しました〜・・・」
鈴也
「結局ファミリアはどこに行ってたんだろ?」
ファミリア
「ギクッ!!」
真希
「そればかりは私も・・・」
松葉
「そうそう!何かスッキリせえへんわ。この際やし教えてよ!」
ファミリア
「え・・・?その・・・実は・・・夏の水着の新作の物色を・・・♪マスターと敦志君用にペアルックの水着を探したり、自分用のも探したりしてて・・・」
松葉・鈴也・美保
「・・・」
松葉
「そやけどあのデビルファミちゃん・・・“自分さえよければ良い”の見本みたいなヤツやったな!ったく・・・」
ファミリア
「ええ!?ダッ、ダメなんですかぁ!?私・・・自分さえよければ良いと思って・・・メイド服着たり、マスターのお世話とかしてたんですけど・・・」
勘違いも前向きなファミちゃんでした!
あなたがもし、町で悪い方のファミちゃんに出会ったら・・・
出す物出して、被害は最小限に留めましょうね♪ |