ファイル451:怪人・紺夜叉の謎『6』
こなん
「オレが一番カワイイと思ってるのは・・・哀なんだから。」
哀
「ええ!?」
ドッキーンッ!!
哀
「ウソッ、どうして!?私なんかよりその・・・あの・・・わ、わ、何かドキドキしてグルグル回ってワケわかんないよぉ〜!」
こなん
「ウソじゃないよ。証拠見せてあげるから目をつぶって。」
哀
「ヘ?う、うん?」
哀は目を閉じようとした。
こなん
「(ニヤッ・・・)」
ガラッ!
コナン
「哀!!無事・・・か?」
哀
「コ、コナン君!?え?え?どうなってんの!?どっちが本物・・・!?」
こなん
「アイツが偽者だよ。さっき言った紺夜叉ってヤツさ!哀ならわかるだろ?毎日一緒に暮らしてんだからオレが本物って事をさ。」
哀
「えっ、う、うん・・・で、でも、こっちのコナン君いつもと雰囲気ちがうような・・・」
こなん
「ハハハ、何言ってんのよく見てよー。オレの方が男前だし・・・」
スッ・・・
そこには、木刀を構えたコナンの姿が・・・
コナン
「いい加減、哀から離れろよ・・・」
ゴゴゴゴゴ・・・
こなん
「さ、殺気!?ちょ、ちょっと、こういう時は普通自分が本物と証明する駆け引きを楽しむものでは・・・」
哀
「あ!こっちだ本物!」
コナン
「知るか!!何か知らんが腹が立つ!!」
ビュッ!!
こなん
「ヒィッ!!速ッ!!」
バッ!
「こ、怖〜・・・少し悪のりしすぎたかしら・・・」
哀
「あ!あの人が紺ジャコ!?」
「シャコでなくて・・・」
コナン
「うりゃっ!!」
「ウヒャッ!!ハッ!!」
ヒュッ!
コナン
「上か!!ンニャロッ、待て!!」
バッ!
哀
「コ、コナン君!あんなに怒ったコナン君初めて見たよー。何でなんだろ?」
コナン
「追い詰めたぞ紺夜叉!!小説ではわからずじまいだったけど・・・今ここでオレがオマエの正体を明かし、真の完結を迎えさせてやる!!」
ダッ!
「フフフ・・・お目出度いな、追い詰めたのではなく誘い込まれた事に気づいてないとは・・・」
コナン
「何!?」
「下を見てみ。」
コナン
「おわぁっ!?た、高っ・・・」
「あの程度の挑発で冷静さを欠くとは未熟だな。それでは某はそろそろ退散させてもらうとするか。フッ、情けないな。以前某を追ってた男はもう少し楽しませてもらったものだが・・・」
コナン
「怖くなんか・・・あるかぁ〜っ!!!」
ダンッ!!
「うきゃぁ!?ホレ、解毒薬。」
ポイッ!
コナン
「え!?わわっ!!っと、危な〜っ!!」
ハシッ!
コナン
「って、わっわっ!おお、落ち・・・」
ズルッ!
コナン
「わ〜っ!!」
「危ない!!」
バッ!
哀・色葉
「コナン君!!(コナンさん)」
ビンッ!
コナン
「グエッ!?」
哀・色葉
「あり?」
コナン
「あ・・・アンニャロ・・・人をコケにしてぇ〜!」
「フフフ・・・話に聞いた通り、面白い少年だ・・・あの娘が気に入るだけの事はある・・・おかげで久しぶりに創作意欲がわいてきたよ・・・少年よ、今宵はなかなか楽しませてもらったぞ。では、またいずれ満月の夜に・・・さらばだ!!」
ブワッ!
コナン
「しまった、大凧か!!させるか!!着陸の時に捕まえてやる!!」
ポイッ!
色葉
「あ、お薬。」
タッ!
哀
「ちょっと、コナン君ーっ!!あ〜あ、結局コナン君が誰を選ぶのかわかんないままだったな〜。」
色葉
「何の事かわかりませんが、残念なようなホッとしたような複雑なお顔してますね。」
哀
「そ、そう!?」
スッ・・・
「フフフ・・・こんな初歩的な手にかかるとはな。その程度の洞察力では、某の正体を明かそうなんてまだまだ・・・」
スッ!
「でも彼、負けず嫌いですからねー。次会う時は気をつけた方が良いかもしれませんよ?紺夜叉さん。」
「!」
その時紺夜叉の後ろに現れたのは、真希・・・
真希
「ある時は、忍の身体能力を使って事件を起こす怪人紺夜叉と名乗り・・・またある時は、その事件を元に小説を書くミステリー作家実丸と名乗る・・・して、その正体は・・・」
スッ!
真希
「私の双子の妹ですの♪」
ババッ!
片桐実希『8』
「はぁ〜い、実希やでぇ♪」
真希
「どうだった?首尾は・・・」
実希
「あぁ・・・上々やでぇ。真希姉やんの言う通り、2代目の主人公役にピッタリの楽しい子やったわ。やっぱ怪人の宿敵は負けん気が強うあらへんと♪」
真希
「それは何よりね。1愛読者として続編をねだった甲斐があったわ。今もまだ世界中にいる多くの根強いファンの方達も大喜びよ。」
実希
「フフッ、おおきに真希姉やん。そやけどどちらにしろ約束しとったから・・・シリーズを完結させず、新シリーズを必ず書く・・・って、実丸の一番のファンとな♪」
こうして、オレ達の悪夢の一夜は終わった・・・
色葉
「どっちがどっちの薬なんでしょ?」
歩美
「ああもう、ビショ濡れ・・・」
マリア
「村正ーっ!!」
ドカバキ・・・
マリア
「フーッ、フーッ・・・」
刃
「来る、来ない、来る、来ない、来る、来ない、来る、来ない・・・」
しかし、紺夜叉の犠牲者はあまりにも多すぎた・・・
だが、この借りは必ず返させてもらう!
オマエを捕らえ、正体を白日の下にさらす事によって・・・!
コナン
「ンニャロ〜ッ!!」
後日・・・
『紺夜叉シリーズ 2年ぶりの新作 霞館殺人事件』
コナン
「う〜ん・・・紺夜叉の正体も気になるけど・・・小説家の実丸って何者なの?まるで実際に見てたみたいにリアルな描写なんだけど・・・人物が創作のキャラになってるだけで・・・う〜ん、自分がモデルってのも恥ずいなぁ・・・」
風月
「続くの・・・?」
ユリ
「またあんな目に遭うのかしら・・・?」
風月とユリ、放心。
真希
「ウフフ、さぁ?誰なんでしょうね。ま、謎は謎のままの方がミステリアスで魅力的なんですよ♪紺夜叉も実丸も、そして女もね♪」
コナン
「はい?」
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