ファイル508:情熱の昆虫忍者(インセディア)『8・獅子雅の罠・・・奈落の底へ』
コナン達は、獅子雅が根城にしている城までたどり着いた。
コナン
「フゥ、やっと着いた・・・」
真希
「大きなお城ねぇ・・・」
哀
「私達が一番先に着いたのかしら?」
哀が言うと、その言葉を打ち消す声がした。
「遅いで!」
哀が上を向くと、木の上に刃達5人が立っていた。
哀
「刃ちゃん!」
「来るのが遅いわよ。」
コナンが向いた方には、伊澄達4人がいた。
コナン
「歩美ちゃん達ももう来てたのか!」
「あらら!私達が一番最後かぁ・・・」
真希が声がした方に向くと、風月達と元太達がやって来た。
元太はユリを背中に背負っている。
真希
「風月ちゃん達!って、ユリちゃんどうしたの!?」
マリア
「見たまんまや。」
たくま
「刺客がヘビ忍者だったんで、目を回して気絶したんだよ。」
哀
「あらまぁ・・・」
マリア
「今回はホンマに危機一髪やったわ。雷薙さんを除いてウチら4人は食べられてもうたし・・・」
暁
「大変だったみたいだな。」
元太
「まぁ、味方が来てくれたから助かったんだけどな。」
コナン
「そうだったのか。」
刃
「何にしても、これで全員集合やな。」
風月
「そうね。ユリちゃんが起きるのを待って、城に乗り込みましょう。」
それから10分後、ようやくユリが目覚めた。
パチッ!
ユリ
「んぁ・・・」
哀
「あ、ユリちゃん起きたわ。」
ユリ
「哀ちゃん・・・それにみんな・・・ハッ!!あ、あの女は!?ヘビ忍者の女は!?」
元太
「大丈夫、ちゃんと撃退したよ。倒したのはオレじゃないけどな。」
ユリ
「そうなの?なら良いけど・・・」
ユリはホッとした様子だ。
コナン
「じゃあ、そろそろ乗り込もうか?」
哀
「松葉ちゃん達を助けにね。」
コナン達は、獅子雅の城へと入って行った。
コナン達は、城内を進んでいた。
コナン
「さっきから全然敵が出て来ないな。」
コナンが走りながら言う。
哀
「確かに変ね。なぜかしら?」
哀も疑問を持ったようだ。
刃
「アタシらの強さに恐れをなして、手も足も出えへんのとちゃうの?」
刃が笑いながら言った。
光彦
「刃ちゃん、それは驕りって言うんですよ?」
風月
「それにしてもおかしいわ。いくら私達の強さに恐れをなしたといっても、1人も刺客がいないのは変じゃない?」
歩美
「風月ちゃんの言う通りだわ。確かに変よ。何かこう、誰かが罠を仕掛けているような・・・」
歩美が言った時、その声に答えるように男の声が聞こえた。
「そう・・・オマエ達は誘い込まれたのだよ。この私に。」
コナン達が声がした前方を見ると、獅子雅が不敵に笑っていた。
弓雁
「アンタは雷音寺獅子雅!」
美香
「落ち着いて弓雁、あれは立体映像よ。」
獅子雅
「良くここまでたどり着いたものだな。ホメてやろう。」
美保
「あなたにホメられる筋合いなんてないわね!」
深雪
「松葉ちゃんと鈴也君の居場所を教えなさい!!」
美保と深雪が口々に叫んだ。
獅子雅
「お言葉に答えたいところだが、そう簡単にはいかないよ。」
そう言うと、獅子雅はリモコンのような物を取り出した。
スッ・・・
コナン
「リ、リモコン!?」
哀
「何をする気なの!?」
獅子雅
「ここまでやって来たオマエ達に敬意を表して、ゲームをしようと思ってるんだ。我が部下最強の軍団とのね・・・今からオマエ達を4ヶ所の場所に落とす。落ちた場所にはそれぞれ最強の軍団が1組ずつ待っている。オマエ達には、彼らと戦ってもらう。4組とも倒す事ができれば、オマエ達に私と戦う資格を与えよう・・・」
そう言うと、獅子雅はスイッチを押した。
カチッ!
ガコッ!!
コナン達は声を上げる間もなく、真っ逆さまに落ちて行った。
獅子雅
「これで良い・・・もう私の邪魔をする者は誰もいない・・・誰にもあの方達の邪魔はさせぬ・・・サイクロプス様と、柏様の邪魔は・・・誰にもな・・・ハーハッハッハッ!!!」
獅子雅は高笑いをすると、ワインを飲み始めた。 |