FBIから来た女:5〜逆鱗・黄の章(50/111)縦書き表示RDF


FBIから来た女:5〜逆鱗・黄の章
作:ユーリ



ファイル494:玩具と少女の襲撃『2』


秀一
「・・・」

真希
「あっかいさ〜ん!!ここにいたの?何かわかった?」

ドンッ!

秀一
「どわっ!!」

ガシャン!!

秀一
「目が〜っ!!目がぁぁぁぁぁ!!」

真希
「っと、ゴメン!リミッターが合わなくて・・・前に使ってたヤツなのに変ね・・・」

秀一
「それだけ成長してるんだ。早く戻さないと危なくてしょうがないな。」

真希
「でもその間、一緒にいて良いんでしょ?2人っきりよ♪」

バリー
「良いのか〜、そんな事言ってて。ユリちゃんや刃ちゃん、それに敦志君にチクっちゃうぜ〜?」

真希
「ゲッ、バリーさん。」

バリー
「真希ちゃんの身体の方は何も問題なし。合成能力の発動は通常のバーストと同じ程度の負荷みたいだな。そっちはどうだ?リミッターに何か異常はあったか?」

秀一
「・・・よくわからない。電子顕微鏡で見たところでは、装置の心臓部・レアメタル結晶(クオーツ)の結晶構造が変化してる。こんな構造は初めてだよ。おそらく、あの時の3人の念波が何か影響したんだ。結果として、反応が設計よりはるかに良くなってる。」

真希
「?それって良い事なんじゃないの?」

秀一
「・・・まぁね。」

その時、秀一がバリーの方に右手を伸ばした。

バリー
「!」

バリーは秀一の右手に触れた。

キュウウウン!

秀一
「(オレの開発したバスターは、あくまでも超度10の『シスターズ』に合わせた物だ。あの3人でなければバーストはできない。しかし・・・この新結晶なら、あらゆるエスパーが連携可能になるかもしれん。)」

バリー
「・・・!!そりゃスゲェな。だが、危険すぎねぇか?」

秀一
「うん、この事はまだ誰にも口外しないでくれ。」

真希
「?」

バリー
「わかってるって。」

秀一
「(ただでさえエスパーの急激な増加は、社会システムを不安定にしている。その力をさらに増すカギが彼女達にあるとしたら・・・)念のため君達のリミッターは、従来の結晶に戻しておこう。それが済んだらここ大阪から東京に戻る。次のバーストで同じ事が起こるか様子を見よう。」

真希
「じゃ、今日の夕方には戻れるね。刃ちゃんとユリちゃんにメールしとこう。」

ピピピ・・・

ピ・・・

『メール受信中・・・』

真希
「あら?もう返って来た?」

その頃、刃達は・・・




「『これからアタシ達は、リリー姉と出動やで』・・・と。送信!」

ユリ
「シュウに迫りすぎたら敦志君にチクるでって打っときよ。」

リリー
「ええなぁ、リアンらは仲良さそうで。ウチも正規のチームメイト欲しいな。」

ザルチム
「コラ、任務中に私用メールをするな!待機中もしとやかに行儀良く!!」

ユリ
「でも、ザルチムさんやユーリさん達と組めば良いんじゃないの?」


「そやね、リリー姉とザルチムさん仲良いし。」

リリー
「も〜、からかわんとってやリアン〜・・・」


「!現場が見えた・・・!!」

バババババ・・・

「子供が・・・!子供が車内に閉じ込められて、まだ中に・・・!!」

「レッカー車急げ!!車が邪魔で消化できない!!」

その時、車が浮いて動いた。

車が動いた後、リリー達が到着した。

ヒュパッ!

ザルチム
「リリー・ハートネスとその他2名、現着!!」

ユリ
「はい、子供!!」

リリー
「消防車と救急車入れます!急いでください!!」

「え、FBI捜査官!!」


「変形した車体に挟まれて骨折しとる。圧迫で肺機能が低下してるから、急いで処置を!」

「すぐ病院に!」

「ありがとうございます・・・!!」

「中の様子は!?」


「それが変なんよ。玉突き衝突が事故原因みたいやけど・・・不自然に車が壊れて重なっとるの。まるでワザと詰め込んだみたいや。」

ザルチム
「とにかくまず消火だ!この炎ではリリーちゃんの柔肌が焼けてしまう!」

リリー
「柔肌とか言わんといて!!」

その時、救急車の前に1人の少女が現れた。

「ん?」

「わぁ・・・救急車だわ・・・!!」

ガシャン!!

「な、何だ〜っ!!ギャ〜ッ!!」

ユリ
「!?」

リリー
「どうしたん!?」

運転手が救急車から放り出されると、救急車の前部分が下になり、足が生え立ち上がった。

そのまま、刃達の方へと歩いて来る。

ガシャン!

ガシャン!

ガシャ・・・

ズシャン!!

刃・ユリ・リリー・ザルチム
「え・・・!?」

ズン!!

刃達の前に、救急車ロボが現れた。

刃・ユリ・リリー
「きょっ・・・」

ザルチム
「巨大ロボ!!?」

「・・・あなた達が『ザ・シスターズ』?『姿無(インビジボウ)亡霊(・ゲンガー)』の話だと、面白いオモチャを持っているんだってね。私、それが欲しいんだ。」

ザルチム
「な・・・!!」

「だから、一緒に遊ぼう。言っておくけど・・・」

ヴュウン!!

少女が念じると、ロボの腕が動いて刃達に襲いかかった!!

刃・ユリ
「!!」

ガンッ!!

「私のオモチャは手強いわよ。」



秀一
「イ・・・姿無き亡霊・・・!?わかった、急行する!!急いで東京に戻るぞ!!」

真希
「ど・・・どうしたの!?」

秀一
「姿無き亡霊の襲撃だ!!リリーちゃんとシスターズが交戦中らしい!!君がいないと敵の洗脳が解けない!!バーストにはシスターズ3人の力が要る!」

真希
「!!」

秀一
「(まさかこんなに早く次のヤツが来るとは・・・!狙いはやはりバスターか・・・!!)」

3人いてこそ、『ザ・シスターズ』!!

次回、緊迫展開!!!












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう