ファイル494:玩具と少女の襲撃『2』
秀一
「・・・」
真希
「あっかいさ〜ん!!ここにいたの?何かわかった?」
ドンッ!
秀一
「どわっ!!」
ガシャン!!
秀一
「目が〜っ!!目がぁぁぁぁぁ!!」
真希
「っと、ゴメン!リミッターが合わなくて・・・前に使ってたヤツなのに変ね・・・」
秀一
「それだけ成長してるんだ。早く戻さないと危なくてしょうがないな。」
真希
「でもその間、一緒にいて良いんでしょ?2人っきりよ♪」
バリー
「良いのか〜、そんな事言ってて。ユリちゃんや刃ちゃん、それに敦志君にチクっちゃうぜ〜?」
真希
「ゲッ、バリーさん。」
バリー
「真希ちゃんの身体の方は何も問題なし。合成能力の発動は通常のバーストと同じ程度の負荷みたいだな。そっちはどうだ?リミッターに何か異常はあったか?」
秀一
「・・・よくわからない。電子顕微鏡で見たところでは、装置の心臓部・レアメタル結晶の結晶構造が変化してる。こんな構造は初めてだよ。おそらく、あの時の3人の念波が何か影響したんだ。結果として、反応が設計よりはるかに良くなってる。」
真希
「?それって良い事なんじゃないの?」
秀一
「・・・まぁね。」
その時、秀一がバリーの方に右手を伸ばした。
バリー
「!」
バリーは秀一の右手に触れた。
キュウウウン!
秀一
「(オレの開発したバスターは、あくまでも超度10の『シスターズ』に合わせた物だ。あの3人でなければバーストはできない。しかし・・・この新結晶なら、あらゆるエスパーが連携可能になるかもしれん。)」
バリー
「・・・!!そりゃスゲェな。だが、危険すぎねぇか?」
秀一
「うん、この事はまだ誰にも口外しないでくれ。」
真希
「?」
バリー
「わかってるって。」
秀一
「(ただでさえエスパーの急激な増加は、社会システムを不安定にしている。その力をさらに増すカギが彼女達にあるとしたら・・・)念のため君達のリミッターは、従来の結晶に戻しておこう。それが済んだらここ大阪から東京に戻る。次のバーストで同じ事が起こるか様子を見よう。」
真希
「じゃ、今日の夕方には戻れるね。刃ちゃんとユリちゃんにメールしとこう。」
ピピピ・・・
ピ・・・
『メール受信中・・・』
真希
「あら?もう返って来た?」
その頃、刃達は・・・
刃
「『これからアタシ達は、リリー姉と出動やで』・・・と。送信!」
ユリ
「シュウに迫りすぎたら敦志君にチクるでって打っときよ。」
リリー
「ええなぁ、リアンらは仲良さそうで。ウチも正規のチームメイト欲しいな。」
ザルチム
「コラ、任務中に私用メールをするな!待機中もしとやかに行儀良く!!」
ユリ
「でも、ザルチムさんやユーリさん達と組めば良いんじゃないの?」
刃
「そやね、リリー姉とザルチムさん仲良いし。」
リリー
「も〜、からかわんとってやリアン〜・・・」
刃
「!現場が見えた・・・!!」
バババババ・・・
「子供が・・・!子供が車内に閉じ込められて、まだ中に・・・!!」
「レッカー車急げ!!車が邪魔で消化できない!!」
その時、車が浮いて動いた。
車が動いた後、リリー達が到着した。
ヒュパッ!
ザルチム
「リリー・ハートネスとその他2名、現着!!」
ユリ
「はい、子供!!」
リリー
「消防車と救急車入れます!急いでください!!」
「え、FBI捜査官!!」
刃
「変形した車体に挟まれて骨折しとる。圧迫で肺機能が低下してるから、急いで処置を!」
「すぐ病院に!」
「ありがとうございます・・・!!」
「中の様子は!?」
刃
「それが変なんよ。玉突き衝突が事故原因みたいやけど・・・不自然に車が壊れて重なっとるの。まるでワザと詰め込んだみたいや。」
ザルチム
「とにかくまず消火だ!この炎ではリリーちゃんの柔肌が焼けてしまう!」
リリー
「柔肌とか言わんといて!!」
その時、救急車の前に1人の少女が現れた。
「ん?」
「わぁ・・・救急車だわ・・・!!」
ガシャン!!
「な、何だ〜っ!!ギャ〜ッ!!」
ユリ
「!?」
リリー
「どうしたん!?」
運転手が救急車から放り出されると、救急車の前部分が下になり、足が生え立ち上がった。
そのまま、刃達の方へと歩いて来る。
ガシャン!
ガシャン!
ガシャ・・・
ズシャン!!
刃・ユリ・リリー・ザルチム
「え・・・!?」
ズン!!
刃達の前に、救急車ロボが現れた。
刃・ユリ・リリー
「きょっ・・・」
ザルチム
「巨大ロボ!!?」
「・・・あなた達が『ザ・シスターズ』?『姿無き亡霊』の話だと、面白いオモチャを持っているんだってね。私、それが欲しいんだ。」
ザルチム
「な・・・!!」
「だから、一緒に遊ぼう。言っておくけど・・・」
ヴュウン!!
少女が念じると、ロボの腕が動いて刃達に襲いかかった!!
刃・ユリ
「!!」
ガンッ!!
「私のオモチャは手強いわよ。」
秀一
「イ・・・姿無き亡霊・・・!?わかった、急行する!!急いで東京に戻るぞ!!」
真希
「ど・・・どうしたの!?」
秀一
「姿無き亡霊の襲撃だ!!リリーちゃんとシスターズが交戦中らしい!!君がいないと敵の洗脳が解けない!!バーストにはシスターズ3人の力が要る!」
真希
「!!」
秀一
「(まさかこんなに早く次のヤツが来るとは・・・!狙いはやはりバスターか・・・!!)」
3人いてこそ、『ザ・シスターズ』!!
次回、緊迫展開!!! |