ファイル492:姿無き最悪の狙撃者『6』
「銃を封じても、もう遅い!!このフィールドには既に充分弾丸がまき散らされている!!何人で来ようが勝てると思うな!!」
ビュバッ!!
デュリオア
「止めさせろ、秀一!!FBIのエスパー警備員は、たった2発で全滅したんだぞ!?」
秀一
「オマエこそおとなしくしてろ・・・『ザ・シスターズ』はオレのチームだ。他のエスパーにできない事でもあの3人なら・・・未熟な部分は必ずオレ達がフォローする!」
デュリオア
「・・・聞いた風な事を言うじゃないか・・・」
「指揮官が普通の人間か・・・フ、楽勝だよ!」
ギュンッ!
ユリの後ろから、弾丸が迫る。
ユリ
「ダメダメ♪私の空間認識能力は・・・死角から来る弾丸もお見通しよ!!」
ヒュパッ!
バキャッ!
ズガッ!
『相手を見つけたら、弾を防ぎながら接近戦に持ち込め!だが、多分向こうもそれを予想してるだろうから・・・』
刃
「(やるなら今やね。)真希ちゃん、盾に使うなら・・・もっと良い物があるで♪」
真希
「え?・・・!そっか!!」
真希はサイコキネシスで、男の地盤を浮かせた。
「!!」
ゴバッ!!
ヒュンヒュン・・・
「オレ自身を弾丸避けに・・・!!」
男の上から、真希達が現れた。
パッ!
ユリ
「とった!!」
刃
「行け、真希ちゃん!!」
秀一
「よしっ!!」
デュリオア
「・・・!!」
「フン。」
真希・刃・ユリの頭上に、細かい地盤が降ってきた。
ガンッ!
ユリ
「でっ!?」
ゴンッ!
真希
「ガッ!!」
ゲシッ!
刃
「キャン!!」
真希
「コ、コイツ・・・弾丸以外の物も動かせるの!?」
秀一
「!!打撃で念波が乱れた!真希・刃の超度低下!ユリはテレポート不能!!」
デュリオア
「チッ!」
「超能力戦ってのは、ルールのちがう相手との戦いだ!!ルールの一部だけに注意を引きつけておくと、こういうスキも生まれる!!」
ギュオ!!
弾丸が、真希達を囲み込んだ。
刃
「!!囲まれたで真希ちゃん!!」
真希
「ク・・・!!」
真希はバリアーを張った。
「防御に全力を集中・・・!!でも、あいにくオレにはもう少し余力があるぜ!」
刃の手が動き、彼女の服の中から銃を引っ張り出した。
グイッ!
真希・ユリ
「!!!」
バッ!
刃
「や・・・ちょ・・・や〜め〜てぇ〜!!」
真希
「催眠の言いなりになるのはもう止めて!!私達はあなたを助けたいの!!」
「・・・その子からはオレの大好きな鉛の匂いがしてたんだ。今のオマエに、至近距離からの弾丸は防げない。」
デュリオア
「言わんこっちゃない!!」
秀一
「待て!!」
デュリオア
「?」
秀一
「力が拮抗して動きが止まるこの時を待ってたんだ!!『ザ・シスターズ』・・・トリプルバスター!!」
ドン!
「!!」
秀一
「完全解禁!!」
弾丸が、一気に男に向かって行く。
ガガガガガ!!
「ぐあっ!!な・・・何だ!?」
デュリオア
「!」
秀一
「お互い全力を出しきった時こそ、パワーバランスを崩す狙い目だ!能力にムラのある、アイツらならではの戦法だよ!今だ!叩きつけて失神させろ!!」
真希
「・・・了解!!テオアクル!!」
ズドンッ!!
「ぐ・・・」
デュリオア
「・・・ダメだ。まだ反撃してくるぞ。サイコキネシスでパワーを殺した。」
秀一
「(バスターの制限時間は後数秒・・・これ以上はあの子達が危険だ・・・!!)」
真希
「(もう・・・殺らせない!!)」
デュリオア
「何・・・!!」
真希
「(絶対!!!)」
真希の背中に、透明な翼が生えた。
ビュバッ!!!
秀一
「・・・!?何だ、あの翼は・・・?何か合成能力・・・!?」
ピピピ・・・
秀一
「(バースト機能の設計仕様にない、異常な念波が出ている・・・一体何が起きてる!?)」
ヴュウウウ・・・
ユリ
「ちょっ・・・!?や・・・待っ・・・!真希ちゃ・・・!!」
刃
「何これ・・・!?力が最後の1滴まで吸われてまう・・・!?」
「この光は・・・!?」
真希
「シアン・マキアクル・アブソリュージョン!!!」
真希の体から、光が放たれた。
パァァァァァ・・・
「う・・・あ・・・ああああっ!!あ!!」
バキン!!
見えない手が、砕け散った。
ドッ!!
デュリオア
「(絡みついていた強制催眠を破壊した・・・?あれほど強力な洗脳を、殺さずに解いたって言うのか・・・!!)」
「・・・!!こ・・・ここは!?ボクは・・・何をしてた・・・!?」
真希
「・・・」
真希がふらついた。
ユリ
「わ、ま、真希ちゃん!?」
刃
「意識を失っとぅ!?」
秀一
「テレポートでそっと降ろせ・・・」
デュリオア
「(バスター機能・・・あれが、マスターの真の力の覚醒をうながしたんだ。)ク・・・クックックッ・・・!!傑作だな、秀一!」
秀一
「!?」
デュリオア
「見たろう?彼女、オレが解けなかった洗脳を、一撃で解いちゃったよ。仲間の力をただ合わせるだけじゃなく、本能的に新しい呪文も目覚めさせたんだ。エスパー達を統括し、彼らを守る・・・それが、マスターの真の力さ。」
秀一
「な・・・何を言ってる!?」
デュリオア
「君もわかっているハズだよ。彼女こそ、エスパーの救世主なのさ。そして君が、それに手を貸しているんだ。いつも・・・ね。」
真希、ついに『シン』覚醒!!
次回、新たな刺客が襲いかかる!! |