FBIから来た女:5〜逆鱗・黄の章(43/111)縦書き表示RDF


オリジナルキャラクター・ファイル45

デュリオア・ファウナ
ファミリア・ファウナの双子の兄で、闇の術を操るエスパー。
妹のファミリアとちがって冷酷な血が流れており、エスパー史上最悪の男と言われている。
催眠能力を主体とした様々な超能力を複合していて、レベルは少なくとも8以上。
真希の意志から生み出された後、彼女の元から姿を消し、『ある人』の元で巨大な組織を作り上げた。
パートナーにヴュノーがいる。
真希達に興味を示しており、秀一や彼女達にたびたび助言という形で接触しているが、真の目的は不明。
年齢はファミリアと同じく17歳前後。
彼女とは何かあったらしく、『同じ血が流れているのも汚らわしい』とまで言われている。
FBIから来た女:5〜逆鱗・黄の章
作:ユーリ



ファイル487:姿無き最悪の狙撃者『1』


南アメリカ大陸 某国

この国では、独裁者の軍と反政府軍の戦いが続いていた。

タタタタタン!

タタタン!

「クソッ・・・独裁者めっ!!」

ドンッ!!



「フ・・・フハハハハッ!!反政府軍のカス共が!!キサマらに自由と平等なんぞ1000年早い!このオレ様に逆らう者は虫螻(ムシケラ)のように死ぬのだ!グフフフフ〜ッ・・・」

「・・・ですが独裁者様、兵力では我々が圧倒的ですが・・・ヤツら、高超度エスパーを雇ったという情報も・・・」

「フン!エスパーぐらい我が軍にもおるわ!そんな事もあろうかと大金を払って、24時間以上オレ様の警備をしておるのだ!!」

ギィ・・・

ドン!!

そこには、遺体となったエスパーの山が・・・

「ん・・・んなっ・・・!?」

パン!

ガシャン!

ヒュッ!

パカン!!

「ぴゃ!!」

ズシャッ!

「どっ・・・独裁者様〜っ!!」

アッサリ射殺されました。

「暗殺だ〜っ!!独裁者様が狙撃されたぞ〜っ!味方のエスパーも殺られてるぅぅぅ〜っ!!」



デュリオア
「フ・・・バカなオッサンだ。オレ達を護衛に雇ってれば死なずに済んだのにね。金をケチると、こうなるのさ。殺ったのはやはり、『ヤツ』か?」

「はい、間違いなさそうです。」

デュリオア
「オレ達がマークしている事に気づいていながら、仕事を片づけていくとはね・・・相手にとって不足はないな。」

「ハッ。」

デュリオア
「行くぞ、凪木!ヤツの次の仕事は日本だ。」

凪木(ナギ)汐美(シオミ)
「はい、デュリオア!」

ヒュパッ!





ジェイムズ
「・・・イヤ、だからね、来日するジフテリア大統領は、非常に敵が多い人物なのだ。『暗殺されるのも時間の問題』とまで言われている!」

真希
「・・・3分。」

ジェイムズ
「だからこそ、この日本で死なれるワケにはイカン!国のメンツをかけ全力で警備せよと言うのが、政府の命令・・・」

ユリ
「私達にはこれがお似合いって事ね・・・」

真希
「ごちそう食べたかったよ・・・」

ジェイムズ
「あの・・・聞いてる?」

ジョディ
「みんなは・・・『姿無(インビジボウ・)亡霊(ゲンガー)』って知ってる?最近頻繁に活動してる殺し屋よ。」

真希
「イン・・・?」


「何やそれ?」

ユリ
「カッコイイ名前!」

ジェイムズ
「冗談じゃない!正体不明、血も涙もない最悪の殺人鬼だ。遠距離から高性能ライフルで急所を一撃・・・だが、銃こそ使ってはいるが、ヤツは間違いなくエスパーだ。」

真希・ユリ・刃
「!!」

ジェイムズ
「ヤツの弾丸は軌道を変える。自由自在に曲がって襲ってくるのだ!しかも警備がエスパーの場合、まずそっちから片づけてくる。」

真希
「ソイツが・・・大統領の命を狙ってるの!?」

ジョディ
「予知部によれば、可能性は4%弱だけどね。」

ジェイムズ
「だが、命の危険がある4%だ!万全を期すためにも、君達にはここで隠し球として待機・・・って、聞いてる?」

真希
「だって、4%じゃね〜・・・」


「ネギあげる♪」

ユリ
「いらない!あ、ちょ、止め・・・」

ジョディ
「・・・親の心子知らず、ですね。」

ジェイムズ
「ま、取り越し苦労で終わればその方が良いんだ。ただ・・・問題は、こういうケースであの子達の力を使うワケにはイカンという事だ・・・」



秀一
「政府と議会の圧力・・・エスパーを守る事と役立てる事の板挟み・・・か。」

「お客様。」

秀一
「!」

「やはり返品は承れません。もう値札を取ってしまわれてますので・・・」

秀一
「そ、そういうものですか・・・」

「でも返品なさらずとも・・・お客様のお子様にはよくお似合いの品だと思いますわ♪」

秀一
「オレの子供じゃないんですがね・・・」



秀一
「クソッ、時間を無駄にした・・・もうすぐ大統領が到着する時間だ!急いで待機地点に戻ってくれ!」

ドサッ!

秀一
「(いくら超度10でも、初めから命の危険がわかっている任務なんて・・・まだ子供のアイツらには早すぎる・・・リアンとリリス君は19と17だが・・・大人の都合でそんな働かせ方をするのは・・・)」

「そう。確かに良くないよね。」

秀一
「!!オ、オマエは!!」

デュリオア
「やぁ、元気だった?」

秀一
「デュリオア・ファウナ!!」

バッ・・・

ヴュ・・・

バシバシバシ!!

秀一
「ムグ!!」

汐美
「ムダや。」

デュリオア
「そう熱くならず聞きなよ。大事な話があるんだ。」

ヒュパ・・・

デュリオア
「姿無き亡霊は必ず来るよ。予知確率が少なすぎるのが証拠だ。ヤツが仕事をする時は必ずそうなのさ。ヤツの仲間が予知妨害をしているからね。だから、『シスターズ』はあの場から遠ざけろ!理由はこっちで用意する。」

秀一
「(オマエが・・・?なぜそんな事を・・・)」

デュリオア
「ペンデュラムアッド第9の輩であるアイツの部下達は半端ない強さだ。オレ達の力をヤツらに思い知らせる必要があるって事にしておこう。それに・・・これは本当に『ヤバい仕事』なんだ。ヤツと彼女達を戦わせちゃいけない。絶対に・・・だ。」

デュリオアの目的とは、果たして・・・?












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