ファイル479:不審なリリーを監視せよ『1』
それは、ある日の昼下がりの事・・・
秀一
「何か最近、この手の感じばっかりだな、始まり方が。」
バリー
「細かい事は気にすんなよ。で、何だよザルチム話って?」
ザルチム
「話とは・・・リリーちゃんの事なんだ。」
ワケのわからない人に解説しよう。
リリーはこの前の任務(第3章のファイル267〜269を参照)の後、ザルチムと少し仲良くなったのである。
で、休みの日には一緒にお出かけまでする仲になったのであるが・・・
ザルチム
「近頃・・・リリーちゃんの態度が素っ気なくてね。何かうまくいってない感じなんだ。彼女は非行に走りかけてるかもしれない・・・今の内に早く何か手を打たないと・・・」
秀一
「リリーちゃんが非行・・・?」
秀一の脳裏に浮かぶ非行の光景。
キュン!
バリー
「イヤ・・・シュウ、オマエそれ全然想像できてねぇから!」
秀一
「まぁザルチムがそう考える気持ちもわかるけど・・・何か根拠でも?」
ザルチム
「うん、実は・・・これを見てくれ!最近ボクが撮った写真だ。」
ザルチムはノートパソコンを起動した。
秀一
「何だ、普通に彼女とデートしてる写真じゃないか。」
バリー
「これのどこが?」
ザルチム
「あ、ちがった。こっちだったよ。この前彼女の様子がおかしかったので、気づかれないよう尾行して撮った写真なんだけど。」
パッ!
ザルチム
「望遠だから不鮮明だけど・・・コンピュータ解析した結果がこれだよ。」
カシャ!
ヴン!
秀一
「こ、これは・・・」
真希
「ま・・・万引き!?」
刃
「ウソ・・・!?」
ユリ
「あのリリーさんが・・・!?」
風月
「ウソよね!?何かの間違いよ!!」
ユリ
「そうよ!私達は信じてあげないと・・・」
秀一
「オマエら・・・なぜここにいる?いつからだ!?」
真希
「あ・・・ま・・・まぁ見られて減るもんじゃないし!」
刃
「シュウって結構・・・」
風月・ユリ
「キャッ♪」
秀一
「出て行け〜!!そして写メるな〜!!」
ザルチム
「君らは明日FBIの仕事非番だろ?リリーちゃんの様子を見ていて欲しいんだ!」
秀一
「イヤ、だが・・・この子ら学校あるし・・・」
バリー
「オレ、キースとデートの約束があるから・・・」
ザルチム
「そこを何とか・・・」
翌日
真希
「FBI職員女子寮『台北寮』・・・多分、地球上で最も侵入の難しい場所ね。」
刃
「別名『女子エスパー荘』!」
ユリ
「痴漢なんか入り込んだ日にゃ、生きて出られないでしょうね。」
秀一
「・・・おい!!学校行けって言っただろ?」
風月
「学校どころじゃないでしょ?」
真希
「そうよ!FBI捜査官が万引きなんて大スキャンダルよ!」
刃
「もし本当なら反エスパー団体が大喜びや!」
ユリ
「事は私達全体の問題よ!」
秀一
「う・・・そう言われると・・・」
バリー
「だからって何でオレとキースまで!」
真希
「女子寮よ、女子寮!!男ならもっとモチベーション上げなさいよ!!」
キース
「アンタのそのオヤジ的モチベーションは一体どこから!?」
刃
「真希ちゃん集中して!ここの警備はかなり厳しいで!」
真希
「わかってるわ!盗撮用の無線も電子装置も使えないから・・・内視鏡を内蔵した人形で・・・」
ピョコ!
ズルッ・・・
刃
「オッケーや!潜入成功・・・」
真希
「よし!防水スーツ脱着!」
カポッ!
刃
「そのまままっすぐ、真希ちゃん!右のドア開けて!」
テテテッ・・・
刃
「おった!監視対象発見!!」
真希
「よし!次回は女子大生エスパーのマル秘私生活大公開よ!!」
秀一
「レベル10以上の超能力と先端テクノロジー・・・こんな使い方で良いのか・・・?」
次回に続く。 |