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FBIから来た女:5〜逆鱗・黄の章
作:ユーリ



ファイル479:不審なリリーを監視せよ『1』


それは、ある日の昼下がりの事・・・

秀一
「何か最近、この手の感じばっかりだな、始まり方が。」

バリー
「細かい事は気にすんなよ。で、何だよザルチム話って?」

ザルチム
「話とは・・・リリーちゃんの事なんだ。」

ワケのわからない人に解説しよう。

リリーはこの前の任務(第3章のファイル267〜269を参照)の後、ザルチムと少し仲良くなったのである。

で、休みの日には一緒にお出かけまでする仲になったのであるが・・・

ザルチム
「近頃・・・リリーちゃんの態度が素っ気なくてね。何かうまくいってない感じなんだ。彼女は非行に走りかけてるかもしれない・・・今の内に早く何か手を打たないと・・・」

秀一
「リリーちゃんが非行・・・?」

秀一の脳裏に浮かぶ非行の光景。

キュン!

バリー
「イヤ・・・シュウ、オマエそれ全然想像できてねぇから!」

秀一
「まぁザルチムがそう考える気持ちもわかるけど・・・何か根拠でも?」

ザルチム
「うん、実は・・・これを見てくれ!最近ボクが撮った写真だ。」

ザルチムはノートパソコンを起動した。

秀一
「何だ、普通に彼女とデートしてる写真じゃないか。」

バリー
「これのどこが?」

ザルチム
「あ、ちがった。こっちだったよ。この前彼女の様子がおかしかったので、気づかれないよう尾行して撮った写真なんだけど。」

パッ!

ザルチム
「望遠だから不鮮明だけど・・・コンピュータ解析した結果がこれだよ。」

カシャ!

ヴン!

秀一
「こ、これは・・・」

真希
「ま・・・万引き!?」


「ウソ・・・!?」

ユリ
「あのリリーさんが・・・!?」

風月
「ウソよね!?何かの間違いよ!!」

ユリ
「そうよ!私達は信じてあげないと・・・」

秀一
「オマエら・・・なぜここにいる?いつからだ!?」

真希
「あ・・・ま・・・まぁ見られて減るもんじゃないし!」


「シュウって結構・・・」

風月・ユリ
「キャッ♪」

秀一
「出て行け〜!!そして写メるな〜!!」

ザルチム
「君らは明日FBIの仕事非番だろ?リリーちゃんの様子を見ていて欲しいんだ!」

秀一
「イヤ、だが・・・この子ら学校あるし・・・」

バリー
「オレ、キースとデートの約束があるから・・・」

ザルチム
「そこを何とか・・・」





翌日

真希
「FBI職員女子寮『台北寮』・・・多分、地球上で最も侵入の難しい場所ね。」


「別名『女子エスパー荘』!」

ユリ
「痴漢なんか入り込んだ日にゃ、生きて出られないでしょうね。」

秀一
「・・・おい!!学校行けって言っただろ?」

風月
「学校どころじゃないでしょ?」

真希
「そうよ!FBI捜査官が万引きなんて大スキャンダルよ!」


「もし本当なら反エスパー団体が大喜びや!」

ユリ
「事は私達全体の問題よ!」

秀一
「う・・・そう言われると・・・」

バリー
「だからって何でオレとキースまで!」

真希
「女子寮よ、女子寮!!男ならもっとモチベーション上げなさいよ!!」

キース
「アンタのそのオヤジ的モチベーションは一体どこから!?」


「真希ちゃん集中して!ここの警備はかなり厳しいで!」

真希
「わかってるわ!盗撮用の無線も電子装置も使えないから・・・内視鏡を内蔵した人形で・・・」

ピョコ!

ズルッ・・・


「オッケーや!潜入成功・・・」

真希
「よし!防水スーツ脱着!」

カポッ!




「そのまままっすぐ、真希ちゃん!右のドア開けて!」

テテテッ・・・


「おった!監視対象発見!!」

真希
「よし!次回は女子大生エスパーのマル秘私生活大公開よ!!」

秀一
「レベル10以上の超能力と先端テクノロジー・・・こんな使い方で良いのか・・・?」

次回に続く。












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