ファイル465:追憶の鏡迷宮(ミラーラビリンス)『7・謎めいた洞窟と姿なき敵』
2つのカケラを取り返した哀は、次のエリアであるライムキャバーンに来ていた。
哀
「フゥ、次のエリアはどんな所かと思ったけど・・・のどかな洞窟じゃない・・・」
哀がそんな事を言いながら歩いていると、宝箱を見つけた。
哀
「あら、また宝箱だわ。何が入っているのかしら。」
哀はそう言い、宝箱に近づく。
すると、向かい側の壁から何かが出てきた。
ヒョコ!
哀
「あ、カワイイ!モグラかしら?」
哀がそう言うと、何かは答えた。
『オレはモグラじゃねぇ!れっきとしたネコだ!!』
モグラ、ではなくネコは叫んだ。
哀
「ネコ?あなたが?ウッソだぁ〜。」
哀は半信半疑に言った。
『本当にネコなんだっつうの!オレの名前はニャウファイター!ネコの戦士だ!!』
哀
「はいはい、カワイイですね〜♪」
哀はからかうように言った。
『もう許さん、小娘が・・・デシーキャット!出て来い〜!!』
ニャウファイターが叫ぶと、哀の周りにネコ達が現れた。
哀
「わっ!!ネコがいっぱい!!」
『オレを怒らせた事、後悔させてくれるわ・・・やれぃ!!』
デシーキャット達は哀に飛びかかってきた。
哀
「やられてたまるものですか!この中の1匹にバングルで攻撃して・・・」
哀は1匹を殴った。
バシ!!
シュウウン・・・
哀
「コピー能力『ファイター』、コピー完了!」
哀はデシーキャット達に突っ込むと、すさまじい力で回転し弾き飛ばし始めた。
哀
「竜巻旋風脚!哀バージョンよ!!」
哀の猛攻はまだ続く。
『ナメおってからに・・・皆の者、行くぞ!!』
そう言うと、ニャウファイター達は気を込め始めた。
『ハァァァァ・・・気孔弾!!』
周りから一斉に放たれた気孔弾に、さしもの哀も全ての弾をさばききれずに喰らってしまった。
哀
「キャアアアアア!!」
哀は倒れる。
『さぁ、そろそろトドメを刺してやろうか・・・』
ニャウファイター達は、再び気を込め始める。
哀
「クッ・・・」
『気孔弾!!』
ニャウファイター達は、再び気孔弾を発射した。
哀はもうダメだと、目を閉じた。
だが・・・
バキィィィン!!
周りからの気孔弾は、何かによって弾かれた。
『な、何!?』
哀
「誰・・・?」
「何とか間に合ったみてぇだな、リーダー!!」
哀
「レ、レッド!!」
哀の前には、レッドアイが立っていた。
レッドアイ
「探したぜ?リーダー。さて、まずは邪魔なコイツらから片づけるか!コピー能力・ファイア!レディッシュ・バーニングウェーブ!!」
レッドアイが地面に突っ込むと、その熱風でニャウファイター達は消し飛んだ。
哀
「ス、スゴい・・・」
レッドアイ
「オレに言わせりゃ、朝飯前の仕事さ。さ、リーダー。宝箱やるよ!」
レッドアイは哀に箱を渡した。
哀
「え、あなたはいいの?」
レッドアイ
「オレ達の物はリーダーの物、リーダーの物もリーダーの物だからな。」
哀
「何、その逆ジャイアニズム・・・」
哀はそう言いながら、宝箱を開けた。
哀
「あら、ショートケーキだわ。ねぇレッド、あなたも食べない?」
哀が振り返ると、レッドアイはいなかった。
哀がキョロキョロしていると、哀の頭上に紙が降ってきた。
哀
「メモ?」
哀はメモを見た。
『オレは甘い物が嫌いだ』
そうメモには書かれていた。
哀
「それでも私の分身・・・?」
哀は唖然としながら、先を急いだ。
哀が奥地にたどり着くと、何もない広い場所だった。
哀
「誰もいないのかしら・・・あ!あそこにあるのは・・・」
哀の目線の先に、鏡のカケラが見えていた。
哀
「やった!3つ目のカケラだわ!今回は邪魔者もいないし、簡単に手に入りそう!」
哀は喜び勇んで取りに行こうとしたが、それが甘かった。
すでに哀は、1匹の敵に見張られていたのだ。
姿なき敵に。
そして、哀がカケラを取ろうとした瞬間・・・
ニュルルル!!
哀
「え・・・キャアアアアア!!」
突然伸びてきた長い舌に、哀は避けられずにグルグルに巻かれた。
グルグルグルグル・・・
哀
「ひにゃぁぁぁん!!な、何なの!!」
哀がもがいていると、哀を襲った張本人が姿を現した。
スゥゥゥゥ・・・
哀
「カ、カメレオン・・・」
姿なき敵、カメレオン。
哀、貞操の危機迫る!!! |