ファイル464:追憶の鏡迷宮(ミラーラビリンス)『6・木の石像と激昂のグリーン』
哀
「コナン君の居場所を教えてもらうわよ!」
タタタ・・・
??????
「ククク・・・それはどうかな?」
哀
「え?」
真っ黒いコナンが指をパチンと鳴らすと、突然哀の真下の床が開いた。
バカン!
哀
「なっ・・・キャアアアア!!」
哀は真っ逆様に落ちて行った。
??????
「ククク・・・これで2人アウトだな・・・」
哀はしばらく落ち続けると、地面に着地した。
ドスン!!
哀
「イッタ〜い・・・」
哀はお尻をさすった。
「あ、リーダー・・・?」
哀
「え?」
哀が振り返ると、そこにはグリーンアイがいた。
哀
「グリーン・・・あなたも穴に落ちたの?」
グリーンアイ
「は、はい・・・」
哀
「あの・・・どうしてオドオドしているのかしら?」
グリーンアイ
「えっ!?イ、イヤ、これはその・・・決してリーダーの事が怖いというワケではなくて・・・」
哀
「私が怖い?」
グリーンアイ
「ふぇ〜、ごめんなさい・・・」
哀
「あなたそれでも私の分身?」
哀がそこまで言った時、何か声が聞こえてきた。
『いつまで漫才を続けているんだ?』
哀
「!」
哀が振り返る。
そこには木のような石像のようなものが立っていた。
哀
「何者?」
『フフフ、よくぞ聞いてくれた。我が名はウッドアーマー。この建物の番人だ。』
哀
「じゃあ、鏡のカケラ持ってるんだ?」
『その通りだ。』
哀
「それを取りに来たの。勝負してくれない?」
『ホゥ・・・勇気があるな、小僧。』
哀
「わ、私は女よ!!」
『なぬ?そうなのか?これは失礼・・・では、始めようか。』
哀
「もう・・・いざ、勝負!!」
哀は石像に向かって行った。
『フフフ、我が手下よ、出でよ!!』
ウッドアーマーが口を開けると、中から石のモンスターが出て来た。
哀
「何、コイツら!?」
『コイツらか?コイツらは石のモンスター・ガロブだ。かかれぇ!!』
ガロブ達は哀に襲いかかった。
哀
「コピー能力・ボム!!」
哀はボムを発動すると、ガロブ達めがけて爆弾を投げつけた。
ドォォォン!!
ガロブ達は爆発した。
哀
「やった!」
しかし、なんと1体だけ残っていたガロブが、グリーンアイの方へと向かっていた。
哀
「あ!」
ガロブは今まさに、グリーンアイに殴りかかろうとしている。
と、その時・・・
グリーンアイの前に哀が立ち塞がった。
しかし、攻撃に転じるのが一瞬遅れた。
ガロブの力強い攻撃が、哀を吹っ飛ばした。
哀
「キャア!!」
哀は壁に打ち付けられた。
グリーンアイ
「リ、リーダー!」
その間に、ウッドアーマーは再びガロブ達を召還した。
グリーンアイ
「あ・・・」
『ククク、少しはやると思ったが、所詮は女よ・・・女など、無力な存在だ・・・この程度でスキを作るようでは、我がボスになど到底勝てぬわ・・・腰抜けのオマエと同じ、弱い存在なんだよ!さぁ、やってしまえガロブ達よ!!』
ガロブ達は、哀の方へと向かって行った。
だが・・・
その内の1体の腕を、グリーンアイが捕らえていた。
『な、何?』
哀
「グリーン・・・」
グリーンアイ
「許さない・・・ボクが弱く腰抜けなのは、事実だ・・・ボクの事を中傷するのなら、いくらでもするがいい・・・だが、ボク達のリーダーを侮辱する事は、誰であっても許さない!!」
グリーンアイは叫んだ。
『ほざけ!ならば邪魔なオマエから片づけてくれる!やれーっ!!』
ガロブ達は、一斉にグリーンアイへと飛びかかった。
グリーンアイ
「コピー能力・ローズ・・・ローズ・ウィップ!!」
グリーンアイが叫ぶと、彼女の体からバラのツルが無数に飛び出した。
無数のツルは、全てのガロブを捕まえた。
ガシッ!!
『な、何!?』
グリーンアイ
「ファイア。」
グリーンアイがそう言うと、ガロブ達が爆発した。
『な、何!?我が部下達が、一撃で・・・』
グリーンアイ
「次は、あなたの番ですよ。」
そう言うと、グリーンアイはツルをウッドアーマーに巻きつけた。
その目はどこか冷ややかで、冷徹だ。
『ま、待て!待ってくれ!私が悪かった!オマエは弱くないし、美しい!!今までの事は詫びる!!だから許してくれぇぇぇ!!』
ウッドアーマーは叫んだ。
グリーンアイ
「今さら謝っても遅いですよ。それに、別にボクは美少女ではないですからね・・・つまらない辞世の句でした。グリーン・オブ・ファイア!!!」
グリーンアイがそう叫ぶと、ウッドアーマーが光り出した。
『ギャアアアアア!!!』
ウッドアーマーは跡形もなく爆発した。
哀
「ス、スゴい・・・あの怪物を、いとも簡単に・・・」
哀がそう言うと、グリーンアイは床にへたり込んだ。
グリーンアイ
「あ〜、怖かった〜・・・」
哀とグリーンアイは、無事2つ目の鏡のカケラを回収した。
哀はエントランスホールへと戻って来た。
パープルアイ
「お帰りなさい、リーダー。2つ目も回収できたのですね。」
哀
「ええ。次はライムキャバーンに行こうと思うの。」
パープルアイ
「わかりました。気をつけてくださいね。」
哀
「行って来るわ。」
哀はそう言うと、ライムキャバーンへとつながる鏡の中へと入って行った。
果たして、次のエリアには何が待つのか・・・!? |