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FBIから来た女:5〜逆鱗・黄の章
作:ユーリ



ファイル446:怪人・紺夜叉の謎『1』


タタタ・・・
「ハァ、ハァ、ハァ・・・どこ・・・出口は・・・?」
カッカッカッ・・・
「ア・・・アイツが来る・・・」
ガッ!
「!キャアッ!!」
ザァァッ・・・
カツーン、カツーン・・・
「ヒッ!!」
カツーン、カツーン・・・
「あ・・・イ、イヤ・・・誰か・・・」
ザッ!
「!キャアアアアアーッ!!」






「・・・ン君、コナン君ってばぁ!」

コナンは熱心に本を読んでいた。


「コナン君!!」

コナン
「どわっ!?」


「もう!いつまで本読んでるのよ〜。電気消してくれないと、眠れないんだからぁ〜。」

コナン
「ゴメンゴメン、つい・・・」


「確かその本って、前にも読んでなかったっけ?」

コナン
「うん、実丸(みのまる)の『怪人 紺夜叉(こんやしゃ)』シリーズ!面白いミステリーは何度読んでも面白いものなんだよ。最初は探偵の気分になって推理しながら、2度目は犯人になって別視点で楽しむんだよ。」


「フーン・・・」

コナン
「真希ちゃんにもうすぐ新作がでるらしいって聞いてさ。何かもう待ちきれなくなってシリーズを始めっから読み返したくなっちゃってね〜。」


「はいはい、もう寝るわよー。明日は霞亭にお泊まりに行くんだからね。」

コナン
「あ、そうだった。でも律儀だよねー色葉さんも。わざわざ招待状出すなんて。」


「ホラ、電気消すわよー。」

ピッ!

この時、オレ達は気づいていなかった・・・

これが恐怖の一夜へと誘う、悪夢への招待状だったという事を・・・





翌日

コナン
「へー、ユリちゃんと博士も色葉さんにお呼ばれしたんだ。」

ユリ
「ええ、そうよ。博士はカゼ引いちゃって来られないけどね。」


「成美先生には悪い事しちゃったね、博士の看病任せちゃって・・・」

コナン
「真希ちゃんや風月ちゃん達も招待されたって言ってたよ。」

ユリ
「でも私、色葉さんって人面識ないんだけど・・・」


「そういえばそだっけ。探偵団の他の新メンバーも全員面識なかったよね。じゃあ何で呼ばれたのかな?」

コナン
「きっと歩美ちゃん達の中の誰かに聞いたんじゃないかな。まぁ心配ないって。色葉さん全然怖い人じゃないから。」


「でも1度暴走して、玄関の部分壊しちゃった事あるけどね。」

ユリ
「ええ!?」

ユリは少し震えた。

コナン
「哀、余計な事言わないの。ビビッてるじゃないか。」


「あ・・・」

コナン
「大丈夫だって。彼女大のお持て成し好きだから、ゆっくりと(くつろ)げるよ。」


「あ、でも絶対仕事の手伝いとかしちゃダメよ。敵として認識されちゃうから。」

ユリ
「て、敵ぃ!?」

ユリは余計震えた。

コナン
「哀ぃ〜・・・」


「うにゃ・・・」

コナン
「ホラ、ユリちゃん〜もう霞亭はそこだよ〜。」


「怖がらないで早く行こ!」





『亭 霞』



色葉
「ようこそ霞亭へ。お久しぶりですコナンさん哀さん。お待ちしておりました。」


「お久しぶりー色葉さん。」

コナン
「お世話になります。」

色葉
「あら、そちらの方は初めましてですね。私、霞亭の女将を勝手に務めさせていただいております色葉と申します。」

ユリ
「わ、私金田一ユリです。」

コナン
「ホラね、お淑やかで上品な人でしょ。」

ユリ
「う、うん・・・(玄関を破壊っていうもんだから、ゴリラみたいなの想像しちゃったよ・・・)」

その時、色葉の頭が取れた。

ポロッ!

色葉
「あら。」

ユリ
「キャアアアアアッ!?」

色葉
「あー、驚かしてすみません。私絡繰り人形なもので・・・」

色葉はそう言いながら、頭をくっつけた。

ガコッ。

コナン
「知ってても驚くな・・・」

ユリ
「ええ!?それって、ロボットって事ですか!?」

色葉
「もうすでに他の皆さんも到着されてますよ。」


「コナン君が夜遅くまで本読んでたから寝坊しちゃってさー。」

コナン
「ハハハ、ゴメーン。」

その時、コナンの目に何かが写った。

コナン
「ん?」


「どしたのコナン君?」

コナン
「イヤ、上の部屋から誰かが見てたような・・・」

ユリ
「風月ちゃん達かしら?」

色葉
「変ですね、皆さん今露天風呂に入っていますよ。他にお客様はいらっしゃいませんし。」

コナン
「んー?それじゃ気のせいだったのかなぁー?」

気のせいでは、なかった・・・

『ウフフ・・・役者はそろったようね・・・』






「それじゃあ早速・・・温泉入ろー!!」

ユリ
「ええ。」

コナン
「うん、行ってらっしゃい。」


「行ってらっしゃいじゃないよぉ〜。折角の露天風呂なんだし一緒に入ろ!ね、ね、ね♪」

コナン
「あのねー、2人きりならともかく、大勢で入るのはイヤなんだよ〜!!」





その頃刃達(女性陣だけ)は、露天風呂に入っていた。

刃は体を洗っている。

風月
「あら、コナン君達着いたのかしら?」

真希
「そのようですね。」

歩美
「哀ちゃーん、先に入ってるよー。」

歩美の目に、何かやっているコナンと哀の姿が見えた。

歩美
「って・・・コナン君と哀ちゃん何やってるのかしら?」

真希
「ま、いつも通りコナン君が大勢での混浴を拒んでるんでしょ。」

風月
「混浴を喜ばない男の子はいないってお母さんは言ってたのに・・・不思議ね。」

マリア
「そりゃ中には少人数で入んのが好きな子かておるやろ。ウチかて後でたくまと入るつもりやったのに・・・」


「フンフフフフ〜ン♪」

風月
「ところで刃ちゃん・・・いい加減湯に浸かったら?」


「だって今日はコナン君達とお泊まりなのよ。万が一に備えて念入りに磨き上げておかないとね♪」

この言葉に、真希をのぞく女子の耳が反応した。

ピクッ・・・






「もー、コナン君ってば本当にガンコだよねー。今日ぐらいみんなと一緒に入ってくれてもいいのにさ〜。ユリちゃんもそう思わない?」

ユリ
「まぁ、みんなで入るおフロは楽しいものだけど・・・元太君ですら混浴を恥ずかしがるぐらいなのよ?コナン君だって最初は哀ちゃんと入るの恥ずかしがってたんでしょ?だったら大勢で入るのをイヤがるのは尚更だと思うけど・・・」

ガラッ!

歩美
「し、染みるぅ・・・」

風月
「いだだだ〜・・・」


「あら?どうしたのみんな・・・?」

真希
「張り合っている内に磨きすぎてボロボロになってしまったんですよ。」












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