ファイル462:追憶の鏡迷宮(ミラーラビリンス)『4・影の哀の助言』
哀達7人は、それぞれ別行動をしていた。
哀は今、火山地帯のような所を歩いている。
哀
「フゥ、暑い・・・かき氷でも作ろうかしら。」
そう言った哀は、ここに来る前に手に入れたアイスの能力でかき氷を作り、食べながら歩き始めた。
哀
「う〜ん、ちべた〜い♪」
哀はご満悦の様子。
そんな事をしている哀の前に、突然何者かが現れた。
「こんにちは。」
哀
「キャッ!あ、あなた誰!?」
「私?私はさしずめあなたの影・・・シャドーアイとでも名乗っておきましょうか。」
哀
「シャドーアイ・・・で、そのシャドーアイが何の用です?」
シャドーアイ
「あなた達、別行動をしているようだけど・・・何かあてでもあるの?」
哀
「え?そ、そういえばないや・・・」
シャドーアイ
「そう・・・じゃあ教えてあげるわ。あの巨大な鏡の名前は『ディメンションミラー』。鏡の帝国の守り神で、鏡に写る願いを叶えてくれる代物よ。だけど、それを狙っていたヤツがいたの。忌々しい『アイツ』が・・・アイツは鏡の力を利用し、助けに来た子の姿をコピーしてしまったの。そして、その子はかわいそうな事にやられて・・・」
哀
「ちょっと待って!それって、まさか・・・」
シャドーアイ
「そうよ、あなたの彼氏・・・江戸川コナン。」
哀
「コナン君が・・・」
シャドーアイ
「アイツは黒い影にあなたを襲わせ、あなたの姿をコピーして私を生み出したの。でも私は良心が残ってたんでしょうね。スキをついて逃げ出したわ。」
哀
「それじゃ、私はこれからどうすればいいの?」
シャドーアイ
「そうね、まずはこのレモネードマウンテンの頂上にいるボスを倒し、『鏡のカケラ』の1つを手に入れなさい。」
哀
「鏡のカケラ?」
シャドーアイ
「そうよ。ディメンションミラーは8つのカケラに分けられ、8つのエリアに飛ばされたの。そのエリアの1つがここ、レモネードマウンテンよ。このまままっすぐ進んで行けば、ボスのいる頂上に着けるハズだわ。」
哀
「ねぇ、1つ教えて。なぜあなたは私を助けてくれるの?」
シャドーアイ
「私も・・・助けてほしい子がいるから・・・それに、あなたを信じているからかしらね?あなたには強い力が眠っている。まだ目覚めてはいないけどね。」
哀
「そう・・・ありがとう!」
哀は礼を言うと、先を急いで行った。
シャドーアイ
「ありがとう、か・・・さて、6人の子達には、あの子をサポートするようにアドバイスを出しておかなきゃね・・・」
シャドーアイはそう言うと、自ら出した鏡の中へと消えた。
シュウウウ・・・
哀はその後順調に進み、頂上へとたどり着いた。
哀
「シャドーアイはここにボスがいるって言ってたけど・・・どこにいるのかしら?」
『・・・ここまで来る者が、いたか・・・』
哀
「だ、誰!?」
哀が振り返ると、大きな雲が空中に浮かんでいた。
『何だ、おなごではないか。』
哀
「女だから何だって言うのよ?自己紹介もしないなんて失礼ね!私の名前は灰原哀!あなたを倒しに来たわ!」
『フフフ・・・ワシを倒すだと・・・?おなごごときがワシに挑もうなど、100年早いわ!!ハァァァァ!!』
ジャキン!!
哀
「わっ、トゲ!?」
雲から突き出したトゲが、高速回転を始めた。
『ワシの名はドリル・クラッコ・・・このレモネードマウンテンを統括する者・・・勇気ある小娘よ・・・今、汝の力を我が前に示せ!!』
ドリル・クラッコは、雲から電気を発生させた。
哀
「望むところよ!!」
果たして、哀は勝てるのか!? |