表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

俺の友達の話シリーズ

光る眼

作者: 尚文産商堂

そういや、こんな話があるっていうこと、聞いたことあるか。


俺の友達からの話なんだが、ある山を車で走っていた時のこと。

山頂のところにある遊園地で別の友人と一緒に遊んでいたから、すっかり暗くなってしまったそうなんだ。

それで、車でずっと下っていたそうなんだ。

周りは森で、その日は昼間からどんよりとした曇り空で、そのまま夜までいってしまったんだ。

だから、星はおろか、月も見えないという状況だったらしい。


そこで、道なりにずっと下っていたら、一直線の場所に出たらしい。

で、問題のやつが現れた。

目を爛々と輝かせ、その背丈は熊よりも大きく、また、その牙はマンモスを彷彿とさせるような、鋭く大きいものだったらしい。

命の危険すら感じた友達だったんだが、車のクラクションをけたたましく鳴らし続けたら、道の端によってくれたそうなんだ。

そのまま行こうとしたら、急にドンと車が動かなくなった。

それは、やつが牙を車のタイヤに突き刺したことで、車が止まったことが原因だったらしい。

だけど、その時には降りることなんか考えず、ただ、ギアを入れ替えてみたり、坂道発進をしてみたり、いろいろと試していたらしい。

その時、ミラーに映ったやつの顔をまともに見たらしい。

その毛深い体についた眼からは、赤い色をした液体が流れていたそうだ。

その液体は、車の天井にへばりつくと、白い気体へと鉄を変えていったらしい。

ここまでくると、どうしようもない。

外に行っても殺されるし、中にいても死ぬだけだ。


だけど、運がいいことに、そこに助けが現れた。

対向車が、クラクションを鳴らしながら突っ込んできたんだ。

それを見て、やつは逃げて行ったらしいが、対向車の運転手があわてて降りるように手で指示をされたらしい。

それで、荷物を道路に放り出してから本人らも降りると、車の上半分が、酸で完全に腐食していたそうだ。


やつは今も、その森の中のどこかにいるらしい。

夜の道、一直線で見通しがいいところにいる熊より大きいものを見たら、そのまま回り道しろってさ。

友人がその話の最後に行ってたセリフさ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ