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掌編小説集9 (401話~450話)

面接

作者: 蹴沢缶九郎

とある企業の入社試験。一室に通された青年に、面接官が机の上に置かれた箱を指差して言った。


「私はあなたの問いに、『はい』か『いいえ』としか答えません。三回まで質問を許しますので、箱の中身を当ててください」


面接官の説明を聞き終わり、


「箱の中身は黄色いテニスボールです」


と、青年は面接官に一切質問する事なく、箱の中身を答えた。正解を聞くまでもなく、箱の中身は黄色いテニスボールであるのを青年は知っていた。何故なら、青年は超能力者であり、透視能力を使い、箱の中を見たのだ。

自信ありげに答えた青年に、初めは驚いていた様子の面接官がため息混じりに言った。


「どうやって箱の中身を当てたのかはわかりませんし、答えは正解ですが、面接の本来の意図と違うので、今回は残念ですが…」

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― 新着の感想 ―
[一言] いつもながら難しい作品ですね。
[一言] 彼を雇わないなんてもったいない!
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