一陣の風が戒のライトブラウンの髪をふわりと撫で上げた。
その風の孕む温度は、先程から徐々に変化の兆しを見せてきており、やけに生暖かい。それはおそらく、彼が“人”として存在する事の、終焉が近い事を意味しているのだろう。
「戒、ごめんね。僕のしてきた事は到底赦される事ではないけれど、君に出逢えた事で、僕は救われた気がする」
戒が見据えたその先には、紅流が居た。その表情は、憑き物が落ちた後のように晴れやかで、清々しいものだった。
「君は僕の血を分けた半身――だから、僕の分も生きて。どうか幸せになってね」
紅流の言葉の意味がわからないわけではない。しかし、今の戒の感情は、広大な砂漠のように枯渇している。骨と肉を斬り刻む音と、飛び散る血潮、他人の限りある生を自らの掌で転がす優越感――いち早くその恍惚を得たくて仕方が無い。それなのに。
「瑛時――」
永遠の飢えと渇きにも似た感覚とは裏腹に、戒の頬を涙が伝った。心のどこかがチクチクと痛む感覚もある。それはまるで、狂気という名の檻に閉じ込められた良心が、ガタガタと檻の格子を揺すりながら、悲鳴をあげているかのような感覚であった。
「ごめんな」
ふと、体が軽くなる。心の中で自分を繋ぎ止めていた最後の足枷が外れたような気になっていた。ゆっくりと紅流に歩み寄った戒は、目を閉じて彼の胸にそっと手を置き、意識を集中させた。パチパチと青白い火の粉のようなものが戒の周囲を飛び交い、互いにぶつかり合ったそれは、
蔦のような形状に収束を始める。虫の羽音にも似た耳障りな音が響くと、戒はそのエネルギーを余す事無く目の前の目標へ注ぎ込んでいた。
閃光がほとばしり、紅流の全身が一度だけ大きく痙攣する。その反動で後方へ跳ね飛ばされた紅流の体が、人形のように成す術もなく地面に叩きつけられた。
その様子に大した興味も見せず、戒の瞳はすぐに次の目標を捉えていた。
フェンスの側に転がった鬼の片腕。疾風のように跳躍し、戒は瞬く間にそれを拾い上げていた。
やはり、この体はとても使い勝手がいい。まるで、肉体から解き放たれ、魂だけの存在になったかのように体が軽い。
高揚感に胸を躍らせ、戒は再び軽やかな足取りで紅流の元へ舞い戻っていた。
「すぐに決着が付くのも味気無い。待っててやるから早くこの腕をくっつけちまえよ、まだ生きてんだろ」
骨の折れるような音と共に硬直しきった腕から指を一本一本引き剥がし、愛刀との再会にしばし酔いしれる。陽光を浴びるその刀は、まるで主の帰還を待ち侘びていたかのように、妖しく、艶めかしく煌いて戒の心を惹き付けていた。
「おい、聞こえてんだろ」
鬼の指はそれぞれでたらめな方向を向いていたが、気にする様子もなく、戒はそれを持ち主の方へ放り投げた。
「さっさと続きをしようぜ、焦らすなよ」
一向に動く気配のない相手に痺れを切らした戒は、持ち上げた足を紅流の胸元に叩き付け、体重を乗せた。
「君は電撃を操る能力があるのか。今まで力の出し惜しみをしてたわけ? あーあ、僕も舐められたもんだね」
ゆっくりと目を開けた紅流は、苛ついた様子でため息をついた。いつの間にかその姿は、再び異形の鬼の姿を取っている。
「別に出し惜しみをしてた訳じゃない、余裕がなかっただけだ。あの状態の俺にはあれが限界なのさ。この能力は近接戦闘でない限り使い勝手が良くないんでな」
刀の峰を肩に預け、戒はほくそ笑んだ。
この力関係が溜まらなく好きだった。圧倒的な力で今まさに刈り取られようとしている命をどう弄ぶか。命の危機に瀕した者は、時に驚くような抵抗を見せることがある。今対峙しているこの鬼は、きっとそんな土壇場の活劇を見せてくれる事だろう。猟奇的な偏りはあれど、実に邪気の無い期待感が、戒の心を激しく昂ぶらせていた。
「いろいろと溜まりに溜まってるんだ。簡単に果てて貰ったんじゃ困る」
「それじゃあ、その足どけてくれる? 君の言う通りにしてあげるから」
「そう来なくちゃ、面白くないな」
口の端を持ち上げ、戒は薄く微笑んだ。言われた通りに足をどけると、紅流は足元に転がった腕を拾い上げ、先程と同じ要領でいとも簡単に腕を再生させてしまっていた。四方八方に向いた指を乱暴に調節し終え、ニッコリと微笑む。
「お待たせ」
「簡単にやられるなよ、せいぜい楽しませてくれ」
先程とは打って変わって、油断なく身構えているのは紅流の方だ。明らかに形勢が逆転している事は、相手にもはっきりと伝わっているらしい。一方の戒は、担いだ刀を下ろすでもなく、ニヤつきながら紅流の方を眺めるだけだった。
しばしの間、物言わぬまま睨み合っていた二人だったが、静寂を破ったのは紅流の方であった。
紅流の周囲を渦巻いていた風が炎を纏う。風はたちまち突風へと姿を変え、先を争うように何本もの炎の筋が戒を飲み込もうと迫っていた。
「接近戦は避ける作戦か? えらく慎重になったもんだな」
刀の切っ先を地面へと向け、一呼吸置く。柄を持つ手に力を込めると、戒はそのまま力任せに斜め上へと刃を払った。
風がうなり声をあげ、大きく土埃が舞い上がる。戒の刀が生み出した風圧は、まるで煙を吹き返すかのようにいとも簡単に炎を押し返していた。急激に進路を変えた炎の筋は、そのまま垂直に中空へと吸い込まれるようにして上昇し、やがて消滅した。
「くそっ……」
紅流の焦る姿を見たのは初めてだったような気がする。驚愕に目を見開いた紅流は、悔しそうに唇を噛んだ。
「それでお仕舞いか? なら次はこっちの番だな」
相手が自分の言葉を認識するよりも速かったかもしれない。脳のある部分に少し神経を集中させるだけで、戒の体は自身でも身震いが来るほど素早く鮮やかに、紅流の脇をすり抜けていた。
あまりのスピードに、肉体を置き去りにして、魂だけがこちらに飛んできてしまったのではないかと数瞬混乱するほどだ。認識が間違っていなければ、すれ違い様、紅流の脇腹を斬り裂いてきたはずである。それを確認しようと、戒はゆっくりと振り返っていた。
「う……ぐっ……」
どうやら、認識は間違いではなかったらしい。力なくしゃがみ込んだ紅流は、脇腹からほぼ鳩尾の辺りまでパックリと割れた傷口から、どくどくと湧き出る青紫色の液体を堰き止めようと、その流れの源泉を苦しそうに押さえつけていた。
「腕を落とされるのは平気でも、さすがに胴を切り裂かれるのは駄目なんだな。思った通りだ」
肩をいからせて笑い、戒は再び刀を構え直した。
「さて、次はどこがいい? あまり早くやられて貰っても困るけど」
「くそ……くそっ!」
嘲笑した戒に激しく憤った紅流は、怒りに全てを任せるように、力を爆発させた。
じわりと大気が熱を帯び、紅流のしゃがみ込んでいる辺りの地面が俄かにピリピリと音を立て始める。
確か、先程もこのような状況があったと思う。しかし、その時とは比べ物にならないほどの邪念が渦巻いているようだ。真っ先に確認したのは、固唾を呑んでこちらを見つめる荒汰の姿。
「ちっ……面倒臭い事を」
激しい熱波が大地を舐めるより数瞬早く、戒は視界の向こうにうずくまる荒汰の元へと駆け寄った。そのまま荒汰の背後へと滑り込むが、彼はこちらを振り返ろうともしない。おそらく、彼の視力は戒の姿を追いきれていないのだろう。
そんな事はお構い無しに、戒は荒汰の腕に手をかけ自分の肩に回すと、ありったけの力を込めて上空へと跳ね上がった。
爆音とともに熱波がグラウンドを覆う。グラウンドを取り囲むフェンスが、形を無くしてドロドロと融解していく。
そして推進力を失い、再び二人の体は引力に引かれ下降し始めた。
着地した地表は火傷を負うほどではないものの、目を開けるのも困難なくらいの高温を帯びていて、既に酷い火傷を負った状態の荒汰にはかなり辛い環境のようだ。傷が疼くのか、荒汰は滝のように汗を滴らせ、浅い呼吸を繰り返しながら戒を見た。
「か、戒……お前は、一体……」
畏怖の入り混じった荒汰の表情を見ても、既に何も感じなかった。
「もうやめてくれ……お前のそんな姿、これ以上見とうない!」
苦しそうに咳き込む荒汰の口の端から、赤い筋が滴っている。
戒の体を侵食し、鬼神の如き強さを与えたあの魔法の薬と同じ紅。戒の意識に強く語りかけてくるような、極彩色の紅。
吸い寄せられるように手を伸ばした戒は、荒汰の口元に舌を這わせ、唇を重ねた。荒汰の舌に絡みついた血の味をねっとりと堪能すると、戒は凍るような目で荒汰を一瞥し、短く言い放った。
「黙ってろ。お前は足手まといだ」
「待て、戒!」
傷ついた体を引き摺り追いすがろうとする荒汰。再び戒の心の奥がピリピリと痛んでいる。
ああ、言いたい事は分かっている。だからそう暴れるな。
流れ込んでくる悲痛な気持ちを抑えるかのように胸に手を当て、戒は振り返っていた。
「今の俺には関係無い話だが、元の俺がお前を助けたいって訴えてる。お前を助けるにはアイツを殺す以外に無い。だからいちいち邪魔をするな」
踵を返した戒の背には、未だに荒汰の悲痛な叫びが突き刺さっていた。哀しそうに眉をひそめた荒汰の顔が、頭をちらついて離れない。
心が再び狂気を闇の中に押し戻そうとしているのが分かる。薬の効果が薄れるのが予想以上に早いのは、習慣的に使用していないせいだろうか。おそらくもうあまり時間が無い。
爆心地へと辿り着いた戒は、うずくまる紅流を見下ろしていた。
この世の全てを怨んでいるかのような、激しい怒りを宿した紅流の碧眼は、その鮮やかな色彩とは裏腹に、底知れぬ闇を抱えているかのように思えた。
「忌々しい――僕の呪われた半身。罪を背負いながら、それを忘れて君はこれからものうのうと生きていくのか? そんなの絶対に許せない! そんなの――」
おそらく紅流は先程の爆風を起こした事で、最後の力を使い果たしているのだろう。すぐ側まで迫った戒が、刀を握る手により一層の力を込めても、立ち上がる事すら出来ずにこちらを凝視している。
狂ったように何度も同じ言葉を繰り返し、紅流は指先でギリギリと大地を抉っていた。
「これからものうのうと、ってのは語弊があるだろ、姉弟」
身を屈め、紅流の双眸をまっすぐに見つめる。
「俺が――いや、正確に言えば俺の中のコイツが、罪の意識を忘れた日が一日でもあると思ってるのか? 殺される日を待ちながら幽閉され続けた日々もさぞかし辛かっただろう。でも、いつ命を奪われるとも知れない戦場に駆り出され、奪いたくない誰かの命を奪い続ける事を強要されたアイツが、お前よりものうのうと生きてきたなんて、本当に言えるのか?」
それでも、紅流は何も答えようとはしない。恨みと妬みの言葉を、ただひたすらに繰り返すだけだった。
「お前は他人を憎む事でしか前に進めなかった。だけど、コイツは新しい居場所を見つける事で、もう一度やり直そうとしてるんだ」
侮蔑の色をその瞳に宿し、戒は立ち上がった。その手に握られた刀を大きく振りかざし、うなだれた紅流の首元一点を見据え、構える。
「お前がもう一人の自分を守ろうとしたように、俺もアイツを守ると決めた。だから、お前には死んでもらう」
その時だった。
紅流を取り巻く不浄の気配が急激に洗練され、四散していくのが分かった。
「瑛時……?」
異形そのものであった紅流の姿が、すっかり元の人間の姿に戻ってしまっている。
しかし以前の紅流とは違い、昇華されてはいるものの、異形のものとは異質の霊気を宿しているかのような、妙な存在感を放っているのである。
不可解な現象を目の当たりにし、戒はその刀を振り下ろすべきなのか、決断できずに居た。
「あれ、僕は……?」
信じられないものでも見るような目つきで、辺りを見回す紅流。しかし、彼はすぐさま我に返ると、全てを悟ったかのような柔らかい表情で戒に笑いかけた。
「アイツの人格が壊れてしまったからかな――最後の最後で、僕は人格を統合しちゃったみたいだ。アイツの気配がもう全然感じられない」
心の声に突き動かされ、思わず刀を下ろそうとする戒に、紅流は淀みなく静止をかけた。
「駄目だよ、戒。僕はこれ以上生きていてはいけないんだ。さっき僕を殺してくれるって言ったよね。だから、早く」
心の奥がズキズキと痛む。おそらくアイツがまた、渾身の力を込めて檻を揺すっているのだろう。
しかし戒は、内に秘めたる自分の語りかけには耳を貸さず、彼の求める救済を与える事にしていた。
「いいんだな、瑛時? 俺はお前を殺す事には何の躊躇も無い。迷わず首をはねるぞ」
「うん――それでいいんだ。僕は今まで、復讐のための力を得る目的で何の罪も無い人を殺し続けて、果てには君の大事な友達まで傷つけて、居場所を奪おうとしてしまった。僕が死ねば罪が消えるなんて思わないけれど――もしまたこんな風に、僕の中の闇の部分が出てこないとも限らない。だから、僕は迷わず死を選びたいんだ」
穏やかな笑みを湛えたまま、紅流は祈るように目を閉じた。
その表情は、とても死に瀕しているとは思えないほど、安らかで神々しかった。
「戒、ごめんね。僕はたぶん君が羨ましかったんだ。たとえ君にとっては苦痛でしかない殺戮を強要されていたのだとしても、誰かに必要とされ続けていた君が羨ましかった。昔も、たぶん今もね」
胸の痛みが耐え切れないほど強くなってきている。もう戒には、話を聞いている余裕などなさそうだ。
心の疼きに顔を歪めた戒は、再び刀を振りかざしていた。
「僕は昔、あの檻の中では誰にも必要とされなかったけど――たとえ一瞬でも、君が僕を必要としてくれて、本当に嬉しかったよ。だからもう、充分なんだ」
「瑛時、もう時間が無い」
戒の額には大量の汗が滲んでいる。おそらく自分に残された時間は幾ばくも無い。
ゆっくりと目標地点を指し示すかのように頭を垂れ、首筋を差し出した紅流に、戒は躊躇無く鈍色の一閃を繰り出していた。
――しかし。
刀を持つ手に手応えが感じられない。それどころか、何かにぶつかった感触すらない。
戸惑いながら目標を確認すると、そこには霊気で出来た障壁と、残された力の全てを振り絞ってそれを維持しようとする荒汰の姿があった。
「戒、やめろ! 刀を引け!」
とても満身創痍の状態であるとは思えないほどの怒声が戒の両側の鼓膜を震わせ、戒は思わず刀を引いていた。
刹那。
意識が混濁し、突然体の自由が奪われる。おそらくアイツが解放されてしまったのだ。
「馬鹿野郎……何で……」
力なく膝をつき、戒は地面に刀を突き立てた。
突き立った刀に体重を預け、戒は浅い呼吸を繰り返していた。
吐き気を催すような浮遊感が襲ってきたかと思うと、突如として戒の意識は鮮明さを帯び始めていた。
「こ、荒汰……」
先程までの、窮屈な空間に閉じ込められていたかのような閉塞感は無くなっていた。それどころか、今までどんなに願っても指先一つですら動かせなかった体に、自由が戻ってきていた。
「戒……良かった、戻ったんやな」
安堵のため息を漏らし、荒汰は腰が砕けたように戒の隣にへたり込んだ。
これで、きっと紅流を助ける事が出来る。期待に胸を膨らませ、戒は紅流を見た。
「瑛時?」
戒の目の前で跪いていた紅流は、突然立ち上がり、哀しそうにこちらを見つめていた。
「戒――本当の君は、僕を助けるつもりで居るんだね。篠崎君もそうなんだね」
紅流は何故こんなに辛そうな目でこちらを見ているんだろう。
その意図を汲み取る事が出来なかった戒は、放心状態のまま彼の次の言葉を待つ以外に無かった。それは隣の荒汰も同じのようで、吸い寄せられるように紅流の姿を見つめている。
「僕が犯した罪を理解した上で、生かそうとしてくれるのは本当に嬉しい。でも、僕はたぶんもう助からないと思うんだ」
「な――何でだよ! そんなの、まだ――」
懇願するように手を伸ばす戒に、紅流は淋しそうに笑いかけた。
「僕の体の中には、生体反応チップが埋め込まれてるんだ。僕の生体反応が消えた時、僕の位置はそのチップを通して組織に知らされ、奴らはきっと僕の死体を回収しにやってくる。貴重な研究対象である僕の体が他の研究機関に流出するのを防ぐためにね。そうなったらたぶん、隠れていた君まで見つかってしまう事になる」
突如として、辺りの空間に砂嵐のようなノイズが混じり始める。
これは、紅流が最初に亜空間反転を行ったであろうあの時と、ほぼ同じ感覚だ。
「だからね、僕はこのまま
亜空間に残ろうと思うんだ。誰も居ないここにいればきっと、死んでしまったとしても組織に嗅ぎ付けられることは無いと思うから。だから篠崎君も、その空間を渡る能力で、僕のこと後から探したりしないって約束してくれないかな?」
「瑛時!」
絶叫にも近い悲鳴をあげ、戒は紅流に走り寄ろうとする。しかし、咄嗟にその腕を掴んだ荒汰によって阻まれ、戒は勢いよく後方に引き戻された。
「何するんだ、離せよ!」
「やめろ! お前、紅流の気持ちがわからんのか!」
必死の形相で恫喝する荒汰に、戒は思わず全身を強張らせた。
「お前が組織に見つかるような事があったら、俺は――! それでもアイツを助けようとするなら、俺は力ずくでもお前を止めるぞ!」
戒はがくりと肩を落とし、両膝をついていた。
空間を覆っていたノイズが濃くなっていき、今はもう殆ど何も見えない。否、それはノイズのせいなどではなく、このとめどなく溢れる涙のせいなのかもしれない。
目の前に立つ紅流の笑顔も、次第に薄れ、ノイズの中に混濁していく。
視界に光が満ちる。
意識の狭間で、戒は溢れる光の向こうに佇む紅流の笑顔を見た。
ありがとう――
さようなら――
微かに動いた唇が、そう告げているような気がした。